見出し画像

木曜ドラマ silent 第4話

紬 想の横にいる時が一番カワイイんだよね。
知らなかったでしょ。
いつでも自分が見てきたあの紬だと思ってるでしょ。

戸川湊斗
silent 第4話
 『戻れると思う。元に戻れたら嬉しいなって』



4話といえばこのシーン。苦しかったこのセリフ。
このセリフに続く、想の
「耳、聞こえないんだよ」という絞り出したような言葉と
「耳聞こえないだけでしょ?」という湊斗の言葉を聞いた時、それまでの湊斗の 
「想、ほんとに何も変わらないね」という言葉も
「元に戻れたら、俺は嬉しい」
という言葉も
確かにそこにある"変化"とか"違い"に湊斗が気づいていないから発したかのように感じてしまっていた自分をぶん殴りたい気持ちになった。

湊斗にとって、想の耳が聞こえなくなったことは、本当にただそれ『だけ』のことだったんだ。
誰よりも想と紬を近くで見てきた湊斗からしたら、その事実は2人にとっては関係なくて、2人なら言葉も障壁も超えて、ずっと深いところで分かり合えると誰よりも信じていたんじゃないか、とさえ思った。

そして、確実に想の世界が変わっているということを、本当の意味で湊斗が理解するのがあのタイミングで、紬の言葉だというえぐ脚本に、頭を抱えた。生方さん、、🤦‍♀️🤦‍♀️

湊斗はいつ、別れを決意したのかな。
紬を通訳として誘ったのは、そういう事だったのかな。
光に手話覚えることを勧めたのは、無意識だったのかな。
考えて考えて、何回みても、
正確には分からないけど、湊斗がどれだけ紬の事を思っていて、想のことが好きで、2人に見るのが好きで辛かったか、ということだけは何回みても伝わってくる。

4話。いちばん難しくて、いちばん複雑だった。それぞれの気持ち、少しずつかけ違ったボタンみたいにズレて、大事に思う気持ちが空回りして。

結局残るのは、どうしたってわたしは、みんなに幸せになってもらいたいよ。という気持ち。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集