#みんなが選ぶ邦楽オールタイムベストアルバム100_In2020 に参加した
JMX( @JmxMbp )さんの邦楽ベストアルバム100に参加しました。
#みんなが選ぶ邦楽オールタイムベストアルバム100_In2020 というハッシュタグで結果が発表されています(2020/10/03で10位まで)
「へえ、おもしろそうだな」と思った瞬間に脳内でセレクトがはじまってしまったため、即投稿することに。
私の投稿はこちら
ツイートの通りザクザク選んでエイヤッと並べたのは本当で、今ながめても妥当なようなそうでもないような不思議な気分。
とはいえ、いくつかの意図があることはあるので、以下ダラダラとそんなことを書いておく。
まず邦楽ということ。これが日本のロック/ポップスとかJ-POPという括りだったらまた全然違う結果になったと思う。
しかし邦楽となると、私がまず思い浮かぶのは歌謡曲であって、ロックやヒップホップ、R&Bはそのサブジャンルという気が今でもしてしまう。かといってアルバム単位のランキングであれば、基本シングル文化である歌謡曲は選びにくく(ベスト盤不可だし)、
美空ひばりや坂本九や加山雄三や弘田三枝子(RIP)やクレイジーキャッツがいない邦楽ランキングでいいのか、という。いやまあ、いいんだけどさ。
なのでサザンオールスターズ『KAMAKURA』1位にしたのは、作品そのものと私の思い入れと桑田佳祐というミュージシャンへの評価に加えて、どこかに歌謡曲の香りを入れておきたかったからというのもある。2位のCKBにもあるな。
26位に入れた渋谷毅+森山威男『しーそー』は、日本のジャズも選びたかったというのにプラスして、坂本九「見上げてごらん夜の星を」のオリジナルを編曲したミュージシャンがピアノ+ドラム編成でセルフカバー(?)しているという部分で、邦楽(日本のロック/ポップス)のヒストリーみたいなことも反映したかったからだったりする。
でもまあ、それ以外はあまり歌謡曲要素ないですね、私のランキング。だったら歌謡曲、歌謡曲と騒ぐなよ、とかセルフツッコミ。
あと自称ロックンロール少年だったわりには、狭義のロックバンドも少ないな。ブルハを選ばずにマーシーソロだったり、キャロルを選ばすに矢沢ソロ1stだったり。ロックンロールに関しては25位にシナロケ+山口富士夫の強力なライブ盤をセレクトしたので、そこに集約したという言い訳もあるにはあるが。
それ以外での私のこだわりとしては、オザケン『犬キャラ』の評価ポイントとしての「ドラムとベースと日本語」。
その5位『犬キャラ』はもちろん、4位じゃがたら、7位思い出野郎Aチーム、13位小坂忠、23位FLYING KIDSあたりも「ドラムとベースと日本語」の傑作だし、6位、10位、14位、19位、27位、30位に入れた日本のヒップホップ、レゲエも「ドラムとベースと日本語」の音楽として、私は聴いている。そしてもう一つ大事なのは9位ミュートビート。日本語どころか歌詞も歌もないけれども、私はこれも「ドラムとベースと日本語」の音楽だとずっとそう思ってきた。もっとも寡黙にして強烈な「日本語」の音楽。
年代別には70年代が5枚、80年代が6枚、90年代が10枚、00年代が5枚、10年代が4枚。対象は60年からだが、60年代はアルバムとして評価できるもの(愛聴したもの)が少なくて選べなかったので、それをのぞけば、なかなかナイスなバランスだな。別に意識したわけじゃないけど。90年代がちょっと多いけど、ライダーズやフリクション、コーネリアスやCKBの他の盤を選んでいればまた変わっていたので、そこも意図したわけではありません。
私は1970年生まれで、子供の頃からレコードが好きで(入学祝いにてんとう虫型のプレイヤーをねだったりとか)、10代で意識的にいろいろ音楽を聴くようになってバンドやったりとか、20代になっても30代になっても40代になってもずっと新譜も旧譜もたくさん聴く生活なので、特に若いころ聴いたこれが特別とか生活に結び付いた思い出みたいなものはあまりなく(なくもないけど)、あとそもそも日本の音楽はあくまでも私が聴いてる音楽の一部であって、そんな中で選んだ30枚になります。
※試しにiTunesで、日本の音楽の割合を見てみたら約33%だった。
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