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息をするように

 息をするように反抗する。息をするように批判をする。それはその人の性格が悪いとかじゃなくてただ単にエネルギーが足りないだけかもしれないし、ただ単にそういう星がついているからだけなのかもしれない。だから、反抗したり、批判したことすらその人にとっては取るに足らないことなのかもしれない。

 そういう人のことをまじめに相手にすると、こちらの方が消耗する。相手にしないのが一番の方法なのだろう。言わせておけばいいのかもしれない。無視できたり、相手にしないというような相手だったらよかったものの、たいていの場合はそうでないことの方が多い。

 この場合、相手もそうだし相手をしてしまう方にそうだし、どちら側からも罪はない。合わないこともないのかもしれない。反省していないわけでも改善点を模索していないわけでもない。

 そうやってガタガタと揺れながらもお互いにお互いのことを思い合ってはいるようだ。ただ、相手のためを思ったことは相手のためにならないことの方が多いだけ。

 真意ほど相手には伝わらない。


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