穏やかに晴れた春の日
晴れた日の午前中、じっとメダカを観察する。
ネコ対策のネットを外して、しばらくこちらも動かずにひたすら待つ。
メダカの動きはシュッととても早い。
それにクレソン畑だから、隠れる所も多い。
それでも晴れて、水温も上がって来るからか、水面近くに上がってくる。
毎日のように観察すると、割合とよく姿を現してくれるやつもいるし、物凄くよく見ていても、なかなかわからないかくれんぼ上手もいる。
その性格が、大胆なのか臆病なのか、そう言う違いかと考えるのもちょっと楽しい。
全員黒メダカなのだけど、個体差にも気が付いてくる。
本当に全体的に黒いチビ。
背中の黒いラインがくっきりと、スッキリかっこいいやつもいる。
本当に黒メダカ?と思う程に、黄色味の多いやつもいる。
物凄く真剣に観察しないとよくわからないのだが、気づき始めると、これがなかなかに面白い。
今度名前を付けてみようかな。
クレソンの根のフワフワした辺りが好きなのか、ちょっとした影の動きでそこに逃げ込むやつ。
動きの早さはどれも皆、目で追うのが大変な位に早いのだが、結構長距離を動くやつや、ちょこちょこっと動くやつ。
やっぱり個性的。
あぁこんなことが出来るのも、平和な春の陽射しのお陰。