サクランボ開花宣言です
我が家のシンボルツリーであるサクランボの花が数輪咲いた。
昨日が開花宣言となった。
早いなと思ったが、昨年は何と2月28日に開花宣言をしたのだった。
2月中の開花は、今までで一番早く、つまり今年は2番目の早さと言う事になる。
観察好きの私の統計によると、サクランボの開花からほぼ3週間でソメイヨシノの開花となる。
数年前、急に気温が上がり、サクランボが1週間しないうちに、開花から満開を過ぎて散り始めてしまった年があった。
あの時は、3週間しないうちにソメイヨシノが開花した。
あれは例外。
河津桜はまさに今が満開の見頃らしい。
河津桜は見頃が長く、花の色も一段と鮮やか。
サクランボは、ソメイヨシノよりも少し地味で、花数も少ない。
それでも、梅や杏よりも春本番を感じさせる。
サクランボの木であるから、当然GW過ぎにはサクランボが実る。
これが鳥との争奪戦なるのだ。
1羽2羽ならともかく、ヒヨドリめは大声を出して仲間を呼び集め、一気に実はなくなってしまうのだ。
大きな木になったので、木全体にネットをかけるのは無理。
せめてこの枝だけでもと、苦労してネットをかけて勝ち取るサクランボは、もちろん佐藤錦の様な宝石の輝きも、粒の大きさからも程遠い。
しかし、蕾からずっと見守ってきた分、感慨深い味わいを感じる。
先日、かなり蕾が膨らんだ状態の枝に、早々に2羽のヒヨドリがやってきた。
そして大声で仲間に何かを伝えている。
あれはきっと、もうすぐサクランボが咲くぞと仲間にアピールしていたに違いない。
静かに!と口を塞ぎたくなる。
奴等も生きるために必死なのだ。
だからと言ってみすみすサクランボを全て食べられてしまうわけにはいかない。
サクランボの花が咲き、
ソメイヨシノと同じ頃に桃の花も咲く。
一気に華やぐ季節に、鳥とのシビアな戦いが繰り広げられるのだ。