災害が多い国に住む
昨夜の地震はびっくりした。
この辺りは震度3位だったが、何より揺れていた時間が長かった様に思う。
我が家では幸いな事に、何かが落ちてくるなどの被害はなかったが、広範囲で停電になったり、土砂崩れが起きたり、怪我をされた方や、避難を余儀なくされた方も多かった。
あの東日本大震災の余震だと言うが、今回津波が起きなくて本当によかった。
それにしても日本の住宅は地震に強い。
海外の地震のニュースを見ると、街が壊滅状態になってしまっている様子を目にする事が多い。
地震大国として、建築基準が厳しいからだろう。
住宅は高額になるが、これだけ地震があると、ある程度は仕方ないと思える。
各住宅メーカーも、どれだけ地震の揺れに耐えられると、耐震構造や免震構造などをPRしている。
人々の意識も高く、購入する我々もそこを非常に重要視する。
おまけに、ある程度の年齢以上であれば、子供でもすぐに、今のは震度いくつくらいか予測できる。
これは他国の地震学者並みらしい。
つまりはそれだけ、体感的に地震の揺れに詳しいということになり、日本がどれだけ地震が多いかという裏付けになる、
昔から怖いものは”地震、雷、火事、おやじ“と言われてきた。
特に地震は予測できず突然襲ってくる。
不意に逃げ場なく大地が揺れる地震が、やはり一番怖いものだろう。
おやじに関しては、最近はおまけの語呂合わせの様なものになっているみたいだが。
日本は災害が多い。
地震以外にも台風は来るし大雪も降る。
気温も40℃以上になるし-20℃位にもなる。
暑くて寒い国。
これだけ小さな狭い島国に、よくもまぁこれだけ災害がやって来るものだ。
その代わりに自然が作り出す姿は美しい。
温泉も多く、それぞれ様々な効用がある。
険しい山々の渓谷や滝も素晴らしく、新緑や紅葉が合いなると息を飲む美しさだ。
色の表現がこんなにも繊細に、物凄く多い言語もないだろう。
危険があるからこそ、美しさや幸せは大きいのかもしれない。