台所から夢は広がる
またもや台所シリーズになってしまう。
例の4分の1キャベツは写真左、花芽も何本もの根もグングン伸び、コップの水の減りも早くなった。
最初は妙な形で、何だこれはと冷ややかに見ていた家族まで、立派になったと感心して誉めてくれるようになった。
並んで隣にある白菜の芯の花芽もグイッと伸びてきて、少しずつ黄色っぽくなってきている。
明らかに蕾が集まってるでしょと言う形。
おまけの小松菜の蕾も、まだ小さいけれどしっかり水を吸ってますと言わんばかりに元気一杯。
そうだ!家の中で栽培していると、虫は受粉に関係ない。
と、言うことは、キャベツと白菜を人工授粉させたら、丸い白菜や長細いキャベツなんてのが出来るかもしれない。
などと簡単に考えてしまう。
一応人工授粉の知識は学んでいるし、やったこともある。
それと、ただ人工授粉させるだけでなく、新しく品種が出来るのは全く違う。
大いにハードルが高くなる。
でも実際に、唐辛子のそばでシシトウを作ると、唐辛子の花粉の影響で、辛いシシトウが出来てしまうことがある。
キャベツも白菜も同じアブラナ科だし、交配する可能性は充分にありそうな気がする。
キャベツの方は、根もグングン出ているのだから、しっかり受粉後、鉢上げしたら種も取るまで育つんじゃないだろうか。
4分の1キャベツと芯白菜の交配種が、まさか4分の1の形のキャベツになるわけがない。
が、その強い生命力で何か新しいものが生まれるのではないか?
そう考えるとなんてワクワクするのだろう。
これはもう、単純な理科実験室を越えている。
夢を託された芯達じゃないか。
台所の片隅から夢(妄想かもしれないが?)はどんどん広がっていくのだ。
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