Bリーグをどんどん好きになっている話

私がBリーグの魅力に気がついたのは昨シーズンだ。

元々バスケをプレーするのは好きで、バスケ歴はかれこれ30年以上になる。

2019年、NBAが日本にやってきた時に、バスケ仲間に誘われて観戦しに行ってきたら、改めて『バスケを観る楽しさ』を思い出した。それからBリーグにも興味を持ち、家でBリーグ観戦できるようにしたのが始まり。観れば観るほど面白い。

最初に好きになったのは地元の川崎ブレイブサンダース。特に長谷川技選手のDFが好き。それから藤井祐眞選手の気迫あふれるプレーも好き。最近は増田啓介選手のカットインのステップや、細身に見えるのに当たり負けしない体幹も注目している。YouTubeチャンネルも面白いところも好き。

そんな川崎と2020年の天皇杯決勝で対戦したサンロッカーズ渋谷も好きになった。渋谷という日本一チャラいイメージの街のチームなのにDFが地道で激しいところが良い。あと、チーム全員誰が出てもチーム力が落ちないところが素晴らしい。タイムシェアで強度の強いDFをやり続ける方針は、『もしも私がチームを作ったら』という妄想でいつも理想としているスタイルだ。それを実現して、しかも強いので、すぐに好きになった。誰が出てもチーム力が落ちないので、このチームの選手はみんな好き。山内盛久選手の猫パンチみたいなDFも好きだし、野口大介選手の身体を張ったDFや欲しいところでの3pシュートなども素敵だと思う。そんな中でも特に好きになった選手はセバスチャン・サイズ選手。得点源なのはもちろん素晴らしいが、スクリーンプレイやDF、そしてリバウンドに対する姿勢が好き。あのウィングスパンとジャンプ力を備えていながら、フリースローの時などしっかりスクリーンアウトにいくところが好き。ついでにフリースローの成功率が高いところも好き。性格の良さが滲み出ているところも好き。もう、毎試合楽しみに暮らしていた。

ところが、2019−2020シーズン途中で打ち切られ、2020−2021シーズンの契約公開が始まった時、渋谷の選手の中にサイズ選手がいないではないか。てっきりもう日本でプレーするのを辞めたに違いないと思い込んだ私は文字通り泣いた。それもこれも全部コロナのせいだ。これから何を楽しみに生きていけばいいのだろうか。本当に悲しかった。

そんな暗黒の日々を過ごしていた私にとって嬉しいニュースが飛び込んだ。

千葉ジェッツがセバスチャンサイズ選手との契約を発表したのだ。また身近にサイズ選手が観ることが出来る!やった!!

それから千葉ジェッツの情報もチェックするようになり、サイズ選手だけでなくスター選手揃いの強い千葉も好きになった。このチームはガードの個性が様々で同じチームなのにいろんな顔を見せてくれるところが面白い。とくに西村文男選手の頭脳的なプレーや、コー・フィリッピン選手のバネは観ていてとても面白い。そして昨シーズンより大きくなって帰ってきたサイズ選手も相変わらず好き。今シーズンはシュートレンジも広がってより魅力的になっていると思う。

そんな3チームを中心に試合を見ることが多かった私だが、最近注目しているチームが琉球ゴールデンキングスだ。並里成選手のリズムチェンジから目が離せない。何度もコマ送りで確認したくなる。いったいどうしたらあんな動きが出来るようになるのだろうか。YouTubeにはそんな並里選手の練習動画があるではないか。内容は一見地味に見えるトレーニング風景に思えたが、真似してみたらとにかくキツい。こんなにキツい動きをあんなに普通そうに出来るなんてやっぱりすごい。

私はまだBリーグの魅力に気付いてから2シーズン目だ。でも、一つの好きなチームからどんどん好きなチームや選手が増えている。応援しているチームが増えれば増えるほど、楽しい時間は増えていく。Bリーグを観るようになってから、自分のプレーも少し上達したのではないかと思う。もう中年だけど。

こんな風に私の生活に楽しみを与えてくれるBリーグ、そしてセバスチャンサイズ選手をこれからも応援する。ありがとうBリーグ!!大好きBリーグ!



#Bリーグオールスター

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