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見た目が変わる冬の美容オイル厳選の3本

(動画・音声の原稿です)
みなさんいかがお過ごしですか? 素朴美容に取り組む美容ジャーナリストの錦織なつみです。

今日は、冬にじっくり使えば、見た目の変化が実感できる機能性天然オイルを3つご紹介します。

オイル、つまり脂肪酸は非常に浸透がよいので、肌の内部まで作用し、一般的な化粧品以上の効果を発揮します。

ご紹介するオイルは、どれもケミカル成分ゼロ、天然100%だから肌に負担を掛けない最高品質のものです。

1つ目はしみ・シワ・傷跡に、2つ目は首や目元のポツポツに、3つ目はしみ・シワ・ポツポツなどにマルチに働くオイルです。

❶しみ・シワには「ひまし油(キャスターオイル)」

1つ目はしみ・シワにおすすめの、ひまし油です。みなさんもひまし油でシミが消えた、といった動画をご覧になったことがあるかもしれません。

ひまし油はキャスターオイルとも呼ばれ、トロッとした粘度の高い、てゆうかかなりベタベタしたオイルです。

このベタベタが実は大切で、肌にまとわりつくように密着して、皮膚組織に浸透することで、様々なトラブルを解消します。

90%はリシノール酸なのですが、これには高い鎮痛と抗炎症作用があります。炎症や痛み、つまりトラブルを癒し、正常な状態に戻す働きがあるのです。

リシノール酸をここまで高濃度に含んだ植物オイルは他にはなく、これがひまし油は特別なオイルとされる理由です。

ひまし油の効果としてよく知られているのは、シミや傷あとを薄くすること。皮膚組織にしっかり浸透して、傷んだ箇所を修復しながら、健康な組織の成長を促します。

つけ方として、ひまし油と重曹を混ぜてシミ取りにする方法が有名ですが、重曹は強いアルカリ性なので、皮膚が弱い人にはおすすめできません。年齢を重ねたり、胃腸が弱くて皮膚が薄くなっている場合も避けたほうが懸命です。

私のおすすめは、ひまし油と日本産粘土を混ぜて肌に塗る「ひまし油粘土」です。粘土つまりクレイは、つけてすぐコラーゲン生成を促すのですが、これがひまし油の抗炎症作用と相乗効果を発揮するので、肌の変化がより実感できます。

もちろん保湿効果も高く、しかも単に保湿するだけでなく、浸透して細胞を修復し、皮膚の水分保持力を復元する力もあるので、乾燥しにくい肌へと導いてくれます。

私の場合、ひまし油粘土をすると目もとの目立つシワがすぐに消えます。反対に、止めるとすぐ目尻のシワが出現するほど。

また、数週間続けるとシミが薄くなるな、と実感します。全く消えるわけではありませんが、ファンデーションだけ、コンシーラーなしでもシミが目立たないので、今年はシミ取りレーザーしなくてもいいかな〜と思うくらいです。

けっこうベタつくので冬にしか使っていませんが、夏場も続けたらもっと効果が持続すると思います。

他にも、抗菌性と抗炎症作用によってニキビ肌を改善したり、イボやストレッチマークにも使用されます。

また、ひまし油はオメガ9脂肪酸なので、頭皮や眉毛、まつ毛の育毛にも役立ちます。これは、毛根を清潔にしつつ血液循環を促すからです。

白髪予防やフケやかゆみ防止に役立つと考える人もいるようです。

目の疲れをやわらげるためまぶたの上にも塗りますが、ひまし油は白髪予防や育毛にも役立つとされているので、まつ毛や眉毛にも一緒につけています。

確かに、泡洗顔とケミカルな化粧品をやめてひまし油粘土をつけるようになってから、まつ毛はフサフサになったと思います。

眉毛も抜き続けたところからパラパラと生えてきましたが、もうちょっとしっかり生え揃ってくれたらなぁ、という感じです。

他にも、関節痛や筋肉痛、傷の消毒と痛み止め、痔に使われることもあり、一家に一本あるとあれこれ使える万能なオイルです。

あ、わたしはネルの生地にたっぷりひまし油を染み込ませて、肝臓や痛いところに当てて、上から温めるひまし油湿布を時々やります。

痛みは取れるし、肝臓のデトックス力が高まるなど、身体がラクになるので、ちょっと面倒ですが辛いときに行っています。

とはいえ、体に直接ひまし油をつけてマッサージし、米ぬかペーストで洗い流すだけでも効果があります。

❷首のポツポツ・イボに「あんず油」

以前にも首のポツポツやイボにあんず油をご紹介して、みなさんから反響をいただきました。なかには首のポツポツだけでなく、目元の白いポツポツが次々に取れたという視聴者さんもおられます。

あんずの実は6月から7月にかけて収穫されることからわかるように、本来は夏にうれしいサラッとしたオイルです。

それでも今回、冬に使いたいオイルとしてご紹介したのは、冬こそ首もとのぽつぽつケアをじっくりと行なうのにぴったりの季節だから。

というのも首がタートルネックなどで隠れているので、紫外線の影響も受けにくく、より効果的なケアができるのです。

ところでなぜあんず油を使うとポツポツが消えるのでしょうか?

首もとの肌色や茶色のポツポツも、目もとの白いポツポツも、どちらも古い角質であることがわかっています。

老化やホルモンの影響で新陳代謝が衰えることで、角質が溜まり、ポツポツと残ってしまうのです。

あんず油は皮膚を柔らかくする効果が非常に高く、さらに新陳代謝を高める作用にも優れているので、首や目もとのポツポツを自然に取り去ってくれるんですね。

その役割を果たすのは、若さの脂肪酸と呼ばれて、赤ちゃんの皮脂にたっぷり含まれているパルミトレイン酸とステアリン酸。

この2つが角質を柔らかくし、同時に新陳代謝を高めます。

これを人間の皮脂に非常に近いオレイン酸とリノール酸がしなやかに浸透して、ポツポツの深部にまで送り届けることで首のスキンタッグや目もとの白いポツポツが徐々に取れていくんです。

徐々に、とは言え、早い人は翌日に消えるケースもあります。もちろんがんこなものだともっと時間がかかる場合もございます。

もし即効性を望むなら、まずはあんず油にあんずエキスやはとむぎエキスなどをプラスして効果を早めたブレンドオイルを使うと早く実感できます。

そうやってポツポツがあらかた取れたら、比較的お手頃なあんず100%オイルで新たなポツポツができないように予防すると良いと思います。

ちなみにあんず油は髪の毛にもとても良いです。傷んだ髪につやが出て、キレイな髪に見せてくれます。

❸シミもポツポツも両方消したいなら「馬油」

冬におすすめしたい優秀な天然オイルの3つ目は馬油です。

含まれる脂肪酸はあんず油に近いバランスで、皮膚への浸透が非常にいいオイルです。

さらさらと水のような感触で、後から使う化粧水などの浸透を高める導入美容液のような使い方ができるほど。

とは言え、動物性の油なので、ものすごくしっかり潤います。

この、さらさら軽いのに、深く濃く潤うというのが最大の魅力です。

わたしはつけた瞬間から肌がうるおって、メロンのように肌表面全体に広がったしわが一瞬で消えるな〜と感じます。

続けていくと肌にハリが出て、頬につや玉が浮かぶようになるので、乾燥の季節の強い味方です。

さらに、あんず油同様、赤ちゃん肌にたっぷり含まれるパルミトレイン酸が約7%含まれるので、シミや首のポツポツの予防効果も期待できます。

実際、馬油によってシミや首のポツポツが消えたという口コミはたくさんあります。

わたしは乾燥がひどい季節には、お風呂上がりに液体タイプの馬油を顔にも身体にもつけ、その後から化粧水などを塗った後に、バーム状の馬油を馴染ませて肌にフタをしています。

こうすると、もうほんとに乾燥せず、その上からファンデーションもキレイに塗れるので、一日乾燥知らずで過ごせます。

3本をどう使い分ける?

今日は真冬の肌の見た目が変わる、3つのオイルをご紹介しました。

シミやしわ、傷跡に効果を発揮するひまし油、首や目もとのポツポツにはあんず油、乾燥をしっかり防ぎながらシミやポツポツにもアプローチしたいなら馬油がおすすめです。

どれも、100%天然オイルのみなので効果が高く、でもあれこれ付け足していないのでお手頃価格で続けられます。

ナチュラルなものが肌にもお財布にも環境にもやさしいということを教えてくれる3つのオイルです。

ご自分にぴったりなものをお選びになって、肌も気分も健やかにお過ごしいただければと思います。

最後までご視聴いただきありがとうございました。



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