アメリカ本社転籍を目指していた当時の英語勉強法。 一番実力がついた英会話スクール TORAIZ(トライズ)についても詳しく。
留学経験なし、新卒は日本企業(リクルートキャリアという人材紹介の会社)の営業職で英語とは程遠い生活をしていた私が、Google Japanに転職後4年の日本勤務を経てアメリカはカリフォルニアにあるGoogle本社のプロダクトリード職として本社転籍を果たしたわけですが、そこには当然汗と涙の語学学習ストーリがあります。
※ これはPR記事やアフィリエイト記事ではないです。Twitterで「知りたい」と言ってくれる方がいたので書きました。過去にも知人にオススメしまくって4人がカウンセリングに行き3人が入会してくれたようなので嬉しく思っています。ただなんと2020年10月1日現在お友達紹介キャンペーンで入会後に双方Amazonギフト券2万円貰えるらしいので、ご検討中の方はTwitterのDMか何かでご連絡ください☺
※私の語学力プロフィールとしては、大学時代TOEIC730点、自己学習を経てトライズ入会当時TOEIC935点だが全く話せない、という感じです。なので、TOEIC満点の方や英検1級の方には参考にならないかもしれません。逆にTOEIC500点の方の参考にもならないかもしれません。自己判断でお読みください。
英語ができない私のアメリカ本社転籍
『え、あの人英語話せないよね?なんで本社に転籍できるの??』
『彼女の英語聴いたことあるけど…もしかして本社に日本語の仕事があるの??』
これは大学の友人、リクルートの友人、そして Google Japanの同僚なら誰しも疑問に思ったことでしょう。私もまだそう思っていますが笑
ところがスミマセン、転籍した先は広告部門の本社業務なもので、毎日英語のみで働いています。職場には当然ネイティブかそのレベルの人しか居ないので私の英語力不足は非常に深刻で、まわりのみんなに助けてもらってばかりです。おそらくまわりのみんなも困ってはいるんですが、それでもまぁなんとかやってはいるので一旦は良しとしましょう(具体的にどう困っていて、今どうやって克服しようとしているかはまた別途。これも汗と涙の長編です…)。
本社に転籍する際には現部門のDirector(部長)とManager(課長)とビデオ会議で面接があり、それを突破してきているのでそこまでの英語力にはなっていたということです。
一番実力がついた英会話スクール TORAIZ(トライズ)
私が過去ありとあらゆる方法で英語を勉強したなかで、一番よかったなぁと思うのがトライズというスクールです。どれくらいやったなかで"一番"と言っているかを示すため、とりあえず思い出せる限りの大学卒業以降の勉強を列挙してみます (ゆるく時系列)
・アルク 1000時間ヒアリングマラソン (挫折。そもそもの英語力と強い意思がないと全然無理)
・独学でTOEIC (問題集、テクニック本、単語など)
・各種オンライン英会話(レアジョブ、DMM英会話、ネイティブキャンプ、Cambly, などなど。どれも数ヶ月〜1年単位くらいはやった。)
・NCC綜合英語学院|スパルタ英会話 (これ知ってる人います!?Google Japanに入社した頃、Sales部門でなぜか人気で。スパルタは別に悪くないんですけど、質問もさせてもらえないのがどうも。。)
・ベルリッツ (Googleの福利厚生の一部で長いこと毎週通ったけどほぼ何も役に立たなかったと思う。ベルリッツは悪くない。私が悪い。)
・NHKラジオ英会話(教材は買わずにアプリで聞いてリピート練習。これはノンネイティブからネイティブ並みになった人もやっていたと聞き始めたけどとてもよかった)
・原宿駅前あたりの、年末年始英語特訓5日間クラス(特訓かつ最高レベルのクラスに入れてもらったのにゆるかった。多分周りの受講者のレベル。)
・オンライン教材のモゴモゴバスター(これはよかった!しかしトライズ以前の私には難しすぎた。速すぎる。)
ご覧の通り、そりゃもうおなかいっぱいやってます。一体英語に何百万円課金したんだろう(会社の補助も合わせて)。留学のほうがいいじゃん。でももう遅いので仕方ないです。
そして出会ったのがトライズなわけですが、どうして出会ったかは忘れてしまいました…。当時赤坂に住んでいて、たしかどうしても英語をなんとかしたくて家から近くてまともそうなところをGoogle検索で探したんじゃないかと思います。赤坂センターは家から徒歩3分くらいだったので最高でした。(リンク貼るために Google Mapsでレビュー見たらめちゃくちゃいいですね。。私はまだ書いてないけど本当によかったのでそのうち書こうかと思います)
トライズの何が良かったか?
ようやく本題です。
コーチング英会話
トライズは、コーチング英会話と銘打っているわけですが、一人に一人、コーチがついてくれます。毎日専用のサイトから学習報告(時間だけを入力するシンプルなもので、LINEで報告とかいうような煩わしさがない)をして、2週間に1回プログレスチェックをしてもらいます。プログレスチェックについては後で触れます。
私のコーチは赤坂センターの吉田さんという方で、それはそれは親身な方でした。彼自身が英語学習が大好きなほんわか系の人で、異業界からトライズに入ったという感じだったと思います。なのでコーチは別にネイティブやバイリンガルだったりするわけではないです。単に一生懸命励ましたり寄り添ってくれる人という感じです。しかし実はそれが良い。そもそもネイティブやバイリンガルと我々の英語習得の方法は違うので、当然ネイティブと会話するのは大事ではあるものの、大人になってから第二言語を習得する苦労を心から分かち合える人がいるのは心強いです。
実際何をやるか
通常コースは1年間のようですが、私は絶対無理だと思ったので無理を言って6ヶ月にしてもらいました。
さてまずは英会話部分について。
いくつかのコースから選べるのですが、私は週に1回グループレッスン、週に1回オンラインのマンツーマンだったと思います(うろ覚えw)。全部をグループレッスンで週3回にするとか、全部マンツーマンで2回にするとか、そういうバリエーションがあったはずです(数は適当)。そこに必ず1日3時間の自己学習を課せられる感じです。
グループレッスンとマンツーマンは、ネイティブ講師です。私はアメリカ人とカナダ人だったと思います。ふたりともめちゃくちゃいい人で楽しかったですね。講師の質はベルリッツとかと同じ感じかなぁという印象(何かしらのビジネス経験があるネイティブ)でしたが、どちらもベルリッツよりリラックスしていて気持ちよく話ができる雰囲気でした。ベルリッツのようになぜかイギリス英語の教材を強制的に使わされることがなかったのもよかったかな笑
次に自己学習。
これがトライズが他の英会話教室と大きく違うところで、まぁ多分ライザップ英会話とかスパルタ系英会話では同じかも知れないけれど、1日3時間の自己学習を課されます。確か週15時間確保しましょうとかだったので厳密にはお休みの日も設けることが可能です。
学習内容は、映画の1チャプターのスクリプトをシャドーイングしまくって、同じ速度でペラペラ喋れるようになるというのが1つと、あとは短文の英語例文集を毎週1セクションくらいを暗記してスラスラ言えるようになるというものです。
「え、普通じゃん、そんなの自分でもできるよね?」と思うと思います。おっしゃるとおりでして、自分でこれを毎日3時間、完璧にできるまでやれるなら、自分でやればいいんです。私のような凡人は何かの強制力がないと飲みに行ったり遊びに行ったり、仕事忙しいから今日はいいか、、みたいになってしまうのでここに通ったわけです。
ここで効いてくるのが前述のプログレスチェック。2週間に1回、赤坂センターに行き、映画をスマホで流し、吉田さんに聴いてもらいながらスクリプトを見ずにシャドーイング。私が使ったのは、最初が『プラダを着た悪魔』で、次が『サンキュー・スモーキング』。どちらも登場人物が魅力的だけど特に2つめは早口過ぎて最初は何言ってるかまったくわかりませんでした。最後には細部まで完璧にわかるようになり、大変感動しました。
英語の短文暗記のほうは、『即戦力がつく ビジネス英会話』の1と2をやりました。これは英語学習系の本としては特段オススメしたいものでもないけれど、暗記して話す訓練にはよかったかなぁ。毎回5ページくらいをやってたかと思います。これも、プログレスチェックで吉田さんが日本語を言って、それを即英語にするというのをやっていました。たしか最後のほうは日本語で考えたくないので英語で1ページ分の会話を全部暗記して聴いてもらっていたと思います。このような、教材選択や進め方などのわがままを聞いてもらえるのがベルリッツやNCCとの大きな違いですね。
このプログレスチェックですが、このメソッドも多くのスパルタ系とは違うのではないかと個人的には想像しています。吉田さんはいつも必ず親身に聴いてかつ毎回すごく褒めてくれるので「できていないのに褒められるのは嫌だ」という私の謎プライドからちゃんと練習していくようになる、という北風と太陽の寓話がごとき素晴らしい効果を発揮してくれていたわけです。
結局何が身につくの?
上記の説明では到底想像出来ないと思うのですが、これが私の足りない部分の英語力を総合的高めてくれたのです。
申し上げておくと、私はトライズがなければ絶対に本社転籍の面接は無理だったと思います。というか、面接を受けようという気持ちにもたぶんならなかったと思います。「英語サッパリワカラン」という状態から「あれ、聴けるし話せるぞ?これはもうちょっと頑張ればペラペラでは?」と思える自信をつけてもらえたことが本当に大きかったです。これを書きながら思いましたが、たとえその自信が幻想であってもそれを抱かせてくれたことこそがトライズの良さであり、転籍の面接を突破できた要因かもしれないですね。
聴く、話す、英語で考える
私を含め多くの日本人の英語は「(ゆっくり)読む」「(ゆっくり)書く」「TOEICの選択式問題を解く」的なものに最適化されているので、「(すばやく)聴く」「(すばやく)話す」「英語で考える」ということが圧倒的に苦手です。実際に私がやったように、何百万円投資しても、何年かけても、英語で聴く、話す、が圧倒的にできません。しかも大学受験であれほど叩き込んだ単語も、当時は完璧でも今やもはや何の助けにもならないくらいに忘れています。文法に関しても、As is often the case with him, とかそういうリズムの良いものは覚えていても、日常では As always, he~ でいい、しかしそれが出てこない!みたいなことが多発します。あんなにわかりやすいTED Talksを見るのも、私は字幕なしでは厳しかったです。字幕があっても1度では理解するのは無理でした。また、ナチュラルスピードの英語に触れたあとにTOEICのリスニングを聴くとあまりの遅さにびっくりする、というのは経験がある方も多いと思うのですが、つまり多くの日本人がやってきた学習は全然実際の英語とは違うのです。受験や試験のために習うことと仕事で話すことの間に、大きな年月の差もさることながら、表現の差もあるわけです。
シャドーイングは本当にすごい
トライズの学習では、ナチュラルスピードの映画をシャドーイングすることで素早い英語に耳が慣れます。嘘だと思うけど本当です。シャドーイングなので、聞き流すだけの某教材とは違います。チャプターの初日はまじでまったく何言ってるかわからん…もう無理…と思うんですが、そのチャプターを2週間毎日シャドーイングするとわかるようになるんです。そして、自分も同じスピードで言えるようになっている。これは本当に凄い。自分で自分に感動できるます。しかも2週間ごとに。半年で映画2本分もやると、その中野表現が他の会話や映画に出てくるので、その時の感動も大きい。うわああこれ本当に言うんや…みたいな感じです。
短文暗記も大事だった
さらに別な教材でビジネス系の短文の暗記も合わせてすることで、映画ではない平凡な日常の業務で使うような言葉がさっと出てくるようになります。忘れていた文法や単語も、例文ごと再度入ってくると使えるものになるので大変助かります。
ネイティブとの授業は普通
正直、ネイティブとの会話の授業については別に安いオンライン英会話でも事足りるとは思いますが、前述の通り皆さんとても良い人たちなので、私はこれまで試したあらゆる英会話のなかで一番リラックスして楽しい時間を過ごせたと思います。なのでここはおまけみたいな感じととらえています。(原価的にはそこが一番大きいのでしょうけど)
別に自分でできるなら自分でやればいい
ここまで書いてきたとおり、本当にそんなに特別なことはしないですし、決して安い英会話教室ではないので、自分で出来る人は自分でやるのがいいと思います。
あとひとつ書き忘れていましたが、毎月1回、VERSANTテストというものを受けさせてもらえます。電話で20分くらい質問に答えるだけで、英語力をかなり高い精度で判定してもらえるテストという感じだったと思います。これも大変良い刺激(ときには失望)になっていました。明確に数字でわかるのも良いところですね。1ヶ月めちゃくちゃ頑張ったらすごく上がって、なんとかプログレスチェックに間に合わせたようなときは1点上がるか下がるかだったりして、おお~なるほどねと思わされました(笑)
私は6ヶ月間やってみて、ここまで何度か書いてきたとおり非常に強くレベルアップを実感しました。終了後、自分でやってみようと思い教材の残りの部分を1日3時間やろうとしましたが、プログレスチェックなしの継続はやはりなかなか難しかったです。
しかしどうすれば自分の足りない部分を補うことができるかについて理解することができたので、アメリカに移住してからも自分でいろいろな学習に根気強く取り組んでいます。
もしご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、お友達紹介キャンペーン中に入会するとお互い2万円のAmazon商品券が貰えるらしいので、ご連絡ください。(ご連絡いただかなくても、コンドウナツミの紹介である、と書いていただければ大丈夫ですw)
いつ終了するか知らないので、ご興味のある方はまずは無料カウンセリングに行かれてはどうでしょうか。トライズのリンク。 アフィリエイトじゃないのでクリックでは私は一円もいただきませんw
もしご相談があればTwitterのDMかなんかでご連絡ください。必ずお返事できるかはわかりませんが、がんばります。Twitterはこちら。