おかず屋ゴーシュさんとの出会い
前回の日記で
ひとつ屋根の下、物件をシェアをする
『おかず屋ゴーシュさん』のことを書かせていただきました。
今日は
そのゴーシュさんとの出会い、
そして
1年前の緊急事態宣言の頃を振り返って綴ります。
夕べの満月にアップしようと
思っていたのですが
月夜を眺めていたら
吸い寄せられるように
気付いたら寝落ちしてました。
あぁ宇宙って
果てしないロマン輝くエステール
キラッキラの月に影響受けて
久々に、ちょっと
スピリチュアル風味に書きます。
(笑)
愛と希望の矢を放つ射手座の満月らしく
読んでくださる方の元へ
届きますように。
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
【ゴーシュさんとの出会い】
2020年1月
この物件のお話は舞い込んできました。
隣接工事による地盤沈下で
それまで営んでいたサロンの建物が傾き
その場所を手放してから
程なくして、でした。
その頃、引く度に出ていた
アロマタロットカード。
『手放し、再び得る』
電話の向こうで
物件を所有する大家さんが言いました。
『平屋の古民家を
シェアして使っていただく物件です。
もうお1人の入居者さんは決まっています。
お惣菜屋さんです。』
・・・お惣菜屋さん?
ちょ、待てよ。
においって、どうなんだろ?
アロマとおかずを調理するニオイ・・・
混ざりはしないんだろか?
そんな不安がよぎらなかったと言ったら
ウソになります。
何よりも
ひとつの家をシェアする人って
どんな方なんだろう?
性格全然合わなかったら、最悪だよな。
(笑)
己(おのれ)の性格を棚にぽーんと置いて
そんな、もうひとつの不安も込み上げてきました。
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【背中ぽんっと】
大家さんから電話をもらったその足で
わたしは、何となく
盛岡市内でカフェを営む、あるご夫婦に
会いに行った。
あのご夫婦のつくるご飯を食べて
思考、落ち着かせたかった。
そのカフェには
大好きだけど
産後になってからは
年に4回、行ければいいほう。
それなのに、行くたびに
あたたかい笑顔で迎えてくださる。
会話の流れで
新しい物件の話が来たことを
お二人にお話した。
私:『お惣菜屋さんとシェアする物件なんですって。』
そしたら
ご主人と、奥さまが
『そのお惣菜屋さんやる人・・・私達の友達ですよ』
って。
しかも
『めちゃくちゃ、いいひとですよ』
って。
お惣菜屋さんやる方が
どんな人なのか
それ・・・
今、一番、知りたかったことー!!
ミラクルだったのか
それは、うん、どっちでもいいのだ。
・・・やはり、この世は、おもしろい。
良かったー。
イジワルな人じゃなくってー!
(そこ?笑)
ちょうど、ご友人・・・
くどうさん、とおっしゃる方でした。
くどうさんから
長年の夢だったお惣菜屋さんを開きたい。と
物件とか、
いろいろ相談を受けていたのだそうです。
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この出来事は
神様に
(ほれ、こっちだよ)
と、背中ぽんっとされた気もしました。
でも
それだけでは
『はい、契約させてください!』って
大家さんにすぐさま言える勇気も
その時はまだありませんでした。
断然、不安の方が大きかったからです。
けれども
その不思議でありがたい出会いは
確かに
物件を決心するための
ひとつの力となりました。
悩んで、悩んで
はじめの電話から2カ月程経って
『物件をお借りしたいです。よろしくお願い致します。』
そう、大家さん側へ
伝えたのでした。
この時は、まだ口約束でした。
この後、すぐ
未知なるウイルスにより
日本中が
世界中が
先の見えない時間へ
突入することになります。
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【トドメの求人票】
世界中が、未曾有の危機へと突入。
アロマスクールも
全部休校して
わたしは完全に無収入。
新しい物件どころか
この先、アロマセラピストを続けていけるのかさえ
分からない。
1年前のあの春は
何が正解か、誰にもわかりませんでしたね。
ただ
家から一歩も出ず
ステイホームする。
それしか、未知なるものに対抗できる手段は
当然無かったから。
あの時、わたしは
17年ぶりに、履歴書、書いたんです。
インターネットハローワークで
毎日、求人を見てた。
もし、アロマ活動を再開できたとしても
今まで通りの活動が出来るのか?
触れることも
ワークショップも
どうしたら?
家賃は払っていけるのか・・・
仮に、物件の話が
口約束だけじゃない、現実的に進んだとしても
築90年以上の物件。
完成には、かなり長い時間が掛かる。
何かしなきゃ。
焦っていたのかも知れません。
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約3万件ある岩手の求人
先方に迷惑かけない様に
期間限定の求人を中心に探した。
その中から
(これ・・・)
そう思った求人がありました。
土日休みの
喫茶店のパート求人でした。
病院に隣接していて
勝手な妄想だけど
ちょっと合間に
お見舞いで疲れたお客さまへ
アロマスプレー作りとか
やらせてはもらえないかな、と
本当に、本当に身勝手なことを思ったんですよね。
求人票をプリントアウトをしました。
毎晩、眺めては
電話を掛けるか、悩みました。
だって
腹の奥底には
アロマがやりたい。
っていう思いがあるのに
申し込みするって、こんな失礼な話。
その想いを消化出来ないでいたから。
結局、電話は掛けなかった。
じっと、時を待つことにした。
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緊急事態宣言が解除された後
再び
カフェを営むご夫婦の元へ
ご挨拶に行きました。
そして
2つ、お話をしました。
ひとつは、報告。
正式な書面契約ではないが
あの物件を借りたいという想いを
大家さんにお話してきたこと。
それを
承知していただいたこと。
そして、もうひとつは
申し込みはしなかったけれど
ハローワークで見つけた
喫茶店の求人のこと。
そしたら
ご主人と奥さまが
『その求人の喫茶店、
シェアするお惣菜屋のくどうさんが
今、働いているところですよ』
って。
続けて
『もしミカさんが面接に行ったら
くどうさんが面接官だったよ~』
って。
・・・運命。
(笑)
神様は、トドメのオチを
つけてくれました。
これからもアロマ一本でやっていく。
そう決めたことへの
神様からの返事だったのかもしれない。
そう、都合よく
人間のわたしは、思いました。
そう、都合よく
思い込まないと
不安に飲み込まれそうだったからです。
(この決心は間違いじゃないんだ。)
そう思い、気持ち強く保つための
神様からのメッセージ。
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今回の物件は
岩手県盛岡市材木町の裏通りですが
11年前
最初に材木町表通りで
サロンを開く時も
おんなじように
これでもか~ これでもか~、と
神様からメッセージをいただきました。
それでも
あの時も
やっぱり不安で仕方がなかった。
こんなに時が経っても
3度目のサロンを開こうとも
不安で
こわくて。
何にも進歩してない自分を再確認して
ガク然ともしました。(笑)
けど
困ったもので
アロマサロン、やりたい。
今この時、
香りと必要としてくれる人に
まだ見ぬ人に、会いたい。
またあの人に、会いたい。
その気持ちが勝ってしまいます。
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おかず屋ゴーシュのくどうさんと、わたし
これ
独身の男女だったら
まさしく運命の相手
恋に落ちてるでしょ。(笑)
今現在、
そんなくどうさんとわたしは
普段、メールのやり取りもありませんし
とても
さっぱりしている関係です。
べたべたせず
心地いい関係。
ひとつ屋根の下をシェアするには
これくらいが、きっと丁度いい。
けど、お顔を見ると
同士のようで、安心する。
くどうさんの作るピクルスみたいな関係です。
(どんな関係だ・笑)
この建物を訪ねてきてくれた方が
笑顔のなってくださったらいいね。
そう2人で話しました。
風の時代っぽく
出てゆくのも
入ってくるのも
ここは自由な場所。
自由だからこそ
まだ居たい。
また行きたい。
そう思っていただけるように。
キューピットの
カフェのご夫妻さん
ありがとうございます。
また進捗状況
ご報告に伺わせていただきますね。
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そうそう、最後に
『おかずとアロマのニオイのマリアージュ問題』ですが
打ち合わせ段階で建築士さんに
気持ち正直に
ご相談させていただきました。
排気口とか
出来る限り、やってみますと。
素晴らしい建築士さんなのです。
委ねたいと思いました。
何より
一度、サロンを失って
その後、コロナがあって
何にもなくなってしまったわたしにとって
【お客様にお会いできる場所がある】
そのことが
ただ、嬉しいんです。
物件というのは
どんな物件でも
入居してみなければ
風の向き、光の移り変わり、空気の流れ
そして
周りの音・・・
(ガソリンスタンドと児童公園に隣接してます☆)
始まってみなければ
分からない部分もあります。
双方のお客さまに
ご不便をお掛けすることが
0パーセントではないかもしれません。
ですが
これまで通り
心込めて、お迎えさせていただきたいと
思っております。
勝手なお願いではありますが
どうぞよろしくお願いいたします。
調和・・・
街と店
店主と集ってくださるお客さま
いいにおい
いいところ
ステキなマリアージュ♡
目指していけたらな・・・
そう、思っていました。
今の自分だから選択したい
選択できる
心地良さ。調和。
宙(そら)へ向かって
より自由に。☆彡