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犬の生命力(老犬×病歴×寿命)
しろ(15歳)はこれまで、たくさんの病気に罹って
きた。
1歳で、急性膵炎(死にかけた)。
7歳で、膀胱結石(術後、すぐに再発)。
特発性のてんかん発作が、8~11歳の間に複数回。
膝蓋骨脱臼も、何度か。
12歳で、クッシング症候群(服薬開始)と、
重度の不整脈で虚血性発作を頻発→目が離せない
状態が約2ヶ月間続いた。
手術歴は2回で、結石の時と、
12歳の時の抜歯手術では、全身麻酔で軽く心停止
したらしい。
…こうして振り返ると、12歳って、小型犬にとって「厄年」なのかもしれない。
犬友さんからもそんな話を聞いた記憶がある。
✴︎
こんなしろだけど、15歳現在(服薬は欠かせない
ながら)とても健康に暮らしている。
一病息災 というのか。
(一病どころではなかったけど)
しろの場合、12歳で虚血性発作を頻発した時には「死」を覚悟したけど、出来得る検査や薬の適応の調整、在宅酸素の使用、etc.
そんな風に、手探りながらも手を尽くした結果、
しろはその困難を乗り越えてくれたのだった。
この時感じ入ったことは、犬の生命力である。
こちらが勝手に死を覚悟したことは、とんでもなく失礼で、しろの生きる力を見くびったものだった。
わんこによって、病気に縁が無い仔もいれば、
致命的な病に罹ってしまう仔もいるだろう。
加齢によって寝たきりや認知症になるかも
しれない。
それでも、命の火が灯っている限り、その命を
最大限に尊ぶこと。
犬の持つ生きる力には、大きな底力があると
いうこと。
その力を、見くびらず見極め、信じること。
彼らが持つ力のサポートに徹すること。
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一病息災犬から学んだ、大きな学びだ。
#シニア犬 #おじいちゃん犬 #犬の厄年