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電気工事士合格と寝技上達

国家資格と格闘技

酒を飲みながら日記代わりに書いてるような記事です。
私は設備関係の仕事をしているのですが、業務の都合上けっこう国家資格を持っています。
私がその中で思い入れがあり、設備系資格の基礎だと思う資格は第2種電気工事士なんです。
格闘技がボクシング、レスリング、柔道等色々な競技があるように、設備と一言で言っても実際は給水、換気、電気等たくさんの設備があります。
第2種電気工事士はその中でも全てに通じる基礎だと思っています。
柔道(柔術)は格闘技の基礎だと考えているので、類似点を書こうと思います。
第2種電気工事士の勉強についても書きますので、第2種電気工事士の試験合格に少しでも力になれたらと思います。

柔道の寝技

まず自分の考えの前提として、柔道と格闘技フィジカルについて書きたいと思います。
大雑把に説明すると柔道は全ての格闘技に必要な体力、勘、間合い、攻防のタイミング等が技術に関係なく身に付く物だと考えています。
これをひっくるめて格闘技フィジカルと便宜しています。
柔道をした事ある人や柔道出身の人と他競技でも試合、練習した事ある人は強さが分かると思います。
上に行けば勝てなくなるけど、ある程度まではこの能力で柔道は勝てます。
柔道を練習する1番のメリットは投げ技や寝技よりも、他競技よりは比較的安全に格闘技フィジカルが身につく事だと思います。
私は小学生の頃から柔道をしていて、そこまで結果も残してはいません。
中体連県大会2位が最高でした。
しかし、その後レスリングでインターハイ等の全国大会に行った時も柔術の国際大会に出た時もフィジカル負けはした覚えはそこまでありません。
柔道は真面目に稽古を積めば、考えず理解をせずとも地力がついてある程度は強くなれる競技と言えます。
寝技も手順を踏まなくても、勢いやフィジカルでどうにかする事ができます。
ルールの都合上ある程度強くなれば寝技もできるし、ある程度寝技ができれば良い競技でもあります。
このある程度は第2種電気工事士の試験を合格する上で大事なキーワードになります。

柔道≒過去問主体

第2種電気工事士は6割取れれば合格する事ができます。
計算問題を捨てても、4択問題をある程度解答できれば合格できる試験と言う事です。
私は実際この方法で合格しました。
過去問主体の勉強方法は理解していなくても問題を解けるようになります。
柔道の稽古を積んだ選手が他競技をしても何となくで動けるのと同じです。
理解していなくても何となく解けるようになります。
電気工事主体の仕事をしながら勉強するならば、この勉強方法が1番良いと思います。
この勉強方法のメリットはとにかく勉強時間が短く済みます。
この勉強方法をしていれば大雑把には電気工事について覚えるので、電気工事主体の仕事でも覚えが早くなるとは思います。
細かい所は現場で煮詰めれば良いのです。

柔術の寝技

柔術という格闘技は1番格闘技から遠い格闘技だと思います。
格闘技フィジカルが1番必要無い競技という事です。
MMAを先に見ていた時代の柔術やMMAファイターが練習で行う柔術は違うと思いますが、柔術オンリーだとそのような印象を受けます。
もちろん最低限の格闘技フィジカルは持っていると思います。
実際柔術のトップ選手はアスリート並の体力がありますし、何年か練習を積んだ一般選手でも筋トレやマラソンを趣味にしている人よりは体力があると感じます。
そんな柔術の特徴はツリー式で繋がる幅広い戦略にあります。
寝技技術の追求に置いては他競技には真似できません。
どんな格闘技のトップファイターでも柔術ルールで柔術家と呼べるような選手と対戦したなら、勝つことは難しいと思います。
柔術家は寝技と呼べるものを色々な角度から研究し、対策しています。
柔術の欠点として感じるのは格闘技フィジカルがつきにくい点です。
競技の特性上、練習でもこの能力がつきにくく元から持ってる人や他競技から転向しできた人が柔術ルールで柔術オンリーの選手を圧倒している事をよく見ます。
グレイシーの様なエリートやフィジカルトレーニングを取り入れているトップ柔術家以外の柔術オンリーの選手が他競技で活躍できる姿も想像できません。
しかし、柔術は体力に自信が無い人や競技的に格闘技をしたい人でもある程度強くなれる競技とも言えます。
ゆっくり段階を踏んで格闘技フィジカルを高める事ができます。
私は社会人から柔術を始めた選手に極められた事も何度かあります。

柔術≒参考書主体


柔術の寝技は基礎からしっかり固めて理解をしていないと攻防を行う事ができません。
初心者からで体力が自信がない方でも安全にゆっくりと強くなる事ができます。
その特性上、柔術はスパーリングよりも技術ドリルの練習を重要視します。
スパーリングでも制圧して勝つ事よりもお互いに技術を試し合うスパーリングを好みます。
参考書を読み込んで理解して、どんな問題にも対応できるようにする勉強方法と同じだと感じます。
数学とかはこのような勉強方法をしないと、伸びないイメージがあります。
私はこのような勉強があまり得意では無いので、この勉強方法についての詳しい説明は控えさせて頂きます。

資格(格闘技フィジカル)の必要性について

第2種電気工事士の扱いと道着ありの組技は皮肉的に似ている所もあります。
例えば設備系の仕事をしていて「電気工事士の資格なんて必要ない」や「現場では資格を取っても役に立たない」と言う人を見かけますが、その様な発言をする人で仕事のできる人をあまり見た事はありません。
確かに第2種電気工事士は高校生でも取れるような資格ですが、そんな簡単な資格も取れないならまず現場で話にならないでしょう?って感じます。
第2種電気工事士しか持ってないけど仕事ができる人は見た事がありますが、第2種電気工事士も取れない人は論外だと思います。
道着有りの組技でも似たような事を見かけます。
「柔術の寝技は道着ありだから」とか「柔道ルールは投げて終わりだから」と言い訳をして道着有りの組技を練習したがらない人をよく見かけますが、基本的に強い人は道着有りの組技でも強いです。
柔道は社会人から始める人や他競技の人が取り組みにくく、あまりその様な人と練習を行った事が無いので柔術を例に取って話したいと思います。
まずMMAをしっかりやり込んでいる選手やレスラーは柔術の立技が強いです。
私は柔道をしていたのですが、MMAファイター、レスラーからテイクダウンを取る事は難しいです。
柔術の寝技でもMMA、グラップラー、レスラーは強いです。
私は道着有り格闘技で身につく1番のメリットは格闘技フィジカルだと考えているので、他競技から来た人でも格闘技フィジカルの強い人ならある程度どうにかできるという逆理論が通るのだと思っています。
ボクサー等の立技格闘技選手は身体の硬さや腕のフレーム強さなどフィジカル強さを感じます。
やはり立技格闘技の選手でもある程度柔術の攻防を行う事はできます。
私のイメージでは立技格闘技は格闘技フィジカルが高くないとまずできない、裸体組技格闘技は格闘技フィジカルが高くないとできないが諦めずに練習し続ければできるようになるイメージです。
ちなみに裸体組技格闘技の練習は道着有り組技格闘技よりもフィジカルトレーニング等も多く、スパーリングも体力的にキツく感じます。
脱線気味になりましたが、簡単にまとめると第2種電気工事士の試験を合格するのに必要な(基礎と法規と理論の6割理解)ができない人はまず工事内容の理解ができない。
柔術という1番ゆるやかな組技格闘技のスパーリングを行えない(格闘技フィジカル)が無い人はまずフィジカルが足りない。
その能力が足りない人程その能力はいらないと騒いでいる、そんな皮肉的な共通点の話でした。

第2種電気工事士合格のためにやる事

第2種電気工事を取ると他の設備系資格を取りやすくなり、幅が広がります。
例えば消防設備士乙4類の電気基礎の科目は免除になります。
消防設備点検資格者は第2種電気工事士がないと受講できません。
他にも手はありますが、第1種電気工事士の受験資格も第2種電気工事士が無いといけません。
仕事の面でもボイラー、空調、ガス、警報器、換気扇等の設備がありますが、全て電気によって動いています。
電気の知識は現代社会の設備においてあって当たり前なのです。
この記事を読んで少しでも第2種電気工事士について気になる人がいたら、ぜひ受験してみてください。
合格後はただ資格を自慢するマニア的な喜び方でも、資格を生かして電気工事士になる道もあります。
また、家でDIYで電気工事を行う事もできるし、ステップアップで他の資格を取りながら設備系の仕事につくことができます。
ちなみに柔道や柔術も帯制度がありステップアップが目に見えて楽しいですよ。
社会人の皆様には練習場所の少なく、学生やOBが多い柔道よりも初心者からでも初めやすい柔術をオススメします。
競技で結果を求める事もダイエット感覚で練習を楽しむ事もできます。
MMAやグラップリングの基礎のために学生時代から練習するのも、MMAは怖いけどそれに近い事をしたいという人にもオススメです。
皆さん頑張って第2種電気工事士を合格して、ついでに柔術をはじめましょう。







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