【ブックレビュー】武器としての図で考える習慣 「抽象化思考」のレッスン
パワポ資料作成のヒントになればと思い読んでみましたが、どちらかというとパワポに落とし込む前段階の頭の整理に役立つ感じです。
図で考える習慣を付けることで理解力が上がる、言い換えると理想と現実のギャップを見つけ、改善や新たなビジネスチャンスに繋げられる。
ちなみにパワポは体裁とか位置・色など余計な作業に気を囚われるので最初のアイデア出しには向いてないと書いてあります笑。この本に限らず考えを練る場面では紙に直筆がベストと言われているので、これは真理なのだと思います。私も仕事中はスクラップ紙を溜めておいて頭の中が整理できるまで書き殴ったりしています。その時に本著で語られている図での考え方のスキルが身に付けば答えまで早く辿りつけるのだと思います。
しかし、図はあくまで「ありたい姿」と「現状」の間にあるギャップをどう埋めていくかという課題を見つけるためのツールで、解決策を導き出すのは自分であることは忘れてはいけません。図を使うことで課題を色々な形、角度で見ることが出来るようになりますが、それを見てどうするかはまた別の話です。
自分の場合、まずは要素を羅列→ざっくりグループ化→下のいずれかのフレームワークに落とし込む、しっくりこなければ別のフレームワークで試すor合わせ技で図を複合的に使う、という流れでやっていくのが良いのかなと思いました。本のタイトルそのままですが、人の話を聞いている時などでも常に頭の中で図で整理して行くことで考える力がつく→賢くなる&仕事でも強みになると言うことも語られていたので、これはすぐに挑戦して習慣づけたいですね。
<図のタイプと向いているもの>
ピラミッド型:論理構造を捉える
田の字型:全体を捉える
ヤバネ型:流れ・動きを捉える
ループ型:ダイナミズム(循環のような動態的なもの)を捉える
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