【ミュージックレビュー】Parasites - Ken Yokoyama
Ken Yokoyamaの新アルバム「Indian Burn」から、1st Trackである「Parasites」のMVが公開されましたね。
皆さんはもうご覧になりましたか?
1曲目にふさわしいファストチューンでキメ満載のthe melodic punk tuneと言った感じですが、歌詞を見てみるとNOFXからの引用が多いことに気づきました。
まずイントロの明けの"my best friend floor"は「Linoleum」の歌詞の中にある"pisses on my floor"や"closest friend linoleum"というフレーズからの引用だと思われます。
中盤でもat the end of the longest lineという歌詞がありますが、これはもろに「The Longest Line」からの引用ですね。
後半のの”So what""の繰り返しも「Linoleum」で同じ繰り返しが最後のパートであります。
日本語訳で”あいつが言った”とMV内で歌詞が出ているので、あいつというのはNOFXやFat Mikeのことを指すのでしょうね。
それを踏まえるとイントロの高速ブリッジミュートのフレーズはまさに「Lineleum」のイントロを彷彿とさせます。
最近死生観の強い曲が多いKen Yokoyamaですが、ツネさん、The Birthdayのチバさんとの別れやNOFXの解散が歌詞にも表れているのではと感じました。
Parasiteは寄生虫という意味で聞こえは悪いですが、人は死んでも心に残り続ける、自分の好きなバンドはいつか解散し、敬愛するミュージシャンもいつかは亡くなってしまうが曲は心に残り続けるというメッセージを込めたNOFXへのアンサーソングとして私は受け止めました。
パッと聞いただけでこれくらい引用があったので他にも色々隠されているのかも。
Ken Yokoyamaの出演ではないですが、3月のNOFXの来日、Hi-STANDARDとの共演が益々楽しみになりました(PUNKSPRINGのGOLDチケット買ってて良かった・・・!!!横浜の単独公演もチケット当たらないかな・・・)