ジュース一本で思い出を買う
今日、超絶偉い方と仕事でお会いした。
(1年ぶりくらい)
立場上、たくさんの人と関わりがあると思うのだが、
年に1回くらいしか会わない私の名前をしっかりと
覚えていてくれている。
私は名前を覚えるのがめっぽう苦手。
覚えられないことを開き直っているくらいに苦手。
でも、名前を覚えていてもらえることって、
こんなにも嬉しいことなのかと知った。
この方のこういう心遣いが、
人を惹きつける魅力なのだろうと思う。
普通に自分とは違う世界の人が、
自分を認識してくれているって嬉しくない??
そりゃ業界のトップにいるわけだ。
そして、いつもにこにこして
口から出る言葉はポジティブ。
とりあえず気合い!とかそういうポジティブさではなく、
品のあるポジティブさ。
ネガティブな面にはしっかりと配慮して、
品のあるポジティブに変換されている。
お話していたら、急にガサガサと袋を取り出し、
「はい、これ。飲みなよ。暑いから美味しいよ。」
と自販機で買ったばかりの缶コーラを渡された。
急な出来事に驚きつつ、お礼を言っていると、
「これで思い出を1つ買えたね。」と笑顔で言う。
「ジュース1本で人の思い出を買えるなら安いもんだよ。」と。
そんな発想なかった…
ジュース1本でその人の思い出を買えるなんて…
たしかに間違いなく記憶に残る。
高価なものだと嬉しい反面遠慮もあるけど、
ジュースってところがまたちょうど良い。
日常にちょっとした色が加えられる気がする。
ジュース1本で、誰かの記憶に残るって
すごい素敵なことだ。
こういうコミュニケーションを取れる大人になりたいし、
ジュース1本で人の思い出を買えるなんていう
発想ができる人でありたいなと思った。
またこの方とお話できるのを楽しみに。