祖父との思い出
natsume.です。
先日祖父が旅立ちました。
認知症で、施設に入所していたので、
私が最後に会ったのは3年以上前になります。
会いたいなと思う反面、弱った祖父を見たら
なんだか泣いてしまいそうなので、
最期まで会わないことにしました。
元気な頃の記憶を残しておきたい。
そんな祖父との思い出をふと思い出したので、
書き残しておこうと思います。
祖父は私が幼い頃はバリバリ働いていました。
そして、色々な役割を持っていて顔が広かったです。
交通安全協会の役員してたりとか、
森林組合の役員していたりとか。
結構アクティブで、祖母と海外旅行へ行ったり、
ツアーで国内旅行に行ったりもしていました。
幼稚園の年長くらいの頃、
自転車に乗れるようになった私は、
自分の家から祖父母の家に自転車を持って行って、
自転車の腕前をお披露目したことがありました。笑
父が自転車を車に乗せて、祖父母の家まで運んでくれた
ような記憶があります。
(定かではない…)
そのお披露目会から少し経ったある日、
幼稚園から帰り、祖父母の家で過ごしていた時、
祖父がいつも通り仕事から帰ってきて、
私に話しかけました。
『ホームセンター行くから行かないか?』
私は祖父の職場がそのホームセンターの近くなのに、
寄ってこなかったのかなと思いつつも、
誘われたので二つ返事で行く!と言ってついて行きました。
ホームセンターに着いたら祖父は私を
自転車売り場に連れていき、
『好きなの選びなさい』と。
幼い私もさすがに遠慮しました。笑
でも祖父は無理やり私に自転車を選ばせ、
それを買って乗用車のトランクに無理やり積み、
(寛容な時代だった笑)
祖父母の家へ帰りました。
祖母や母は驚いて、
お父さん(祖父)何買ってきたの!とか、
なつめが、ねだったんでしょう!とか
色々言っていましたが、
祖父が一言
『俺が買いたくて買ったんだ。だからいいんだ。』
というと静まっていました。
ちょっと気恥しい気持ちで、
祖父に買ってもらった自転車を日が暮れるまで
乗り回していたのを覚えています。
祖父は、甘党でいつも家族で外食に行くと、
『なつめ、パフェ食べないか?』
と一番最初に聞いてくるような人でした。
ディズニーランドに家族で行った時、
(当時プーさんのハニーハントが新しく出来た)
プーさんのポップコーンバケットを
首に3つもかけて「これ美味しいなあ!」と
キャラメルポップコーンを頬張っていたのを
覚えています。笑
閉園間際に祖父がもっと買って帰ると言い出し、
母と叔母がキャラメルポップコーンダッシュを
決めていたのも良い思い出です。
普段は無口でしたが、孫の私にはいつも
にこにこして話しかけてくれていました。
酔っ払うと饒舌になって、
普段とは別人のようになるのも好きでした。
メカ苦手なのに新し物好きだったりして。
本当に大好きなおじいちゃんでした。
私は初孫だったので、他の孫たちよりも
たくさん愛を貰えたような気がします。
本当にありがとう。
大好きです。
たくさんの愛を込めて。
では、また。