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ライフシフト-生きることを大切に/好きなお酒やめます!
大人になってから40年間、大勢の友人達と飲んで語り合ってきた。別れ際は「また飲もう!」が合言葉。私にとって楽しくて大切な時間。仕事とキャリアを手放すこれからは、時と場所を気にせず自由に飲める至福の時の到来。
しかし「生きることを大切に」を真剣に考えてたどり着いた結論は、お酒をやめてその至福の時を諦めることだった。これまで共に飲んで語り合ってきた友人達との関係を続けていく上で、その経緯の説明が必要となるのでライフシフトの報告として最初に書くことにした。
以下、1.でお酒に対する私の思い、2.でお酒をやめる理由、3.で皆さんへのお願いを書いているので、ぜひ最後までお読みいただきたい。
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1.お酒は楽しい
・仲間との語らい
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「また飲みましょう!」 「今度飲みましょう!」
仲間と交わす魔法の言葉。悩み、夢、近況、そして他愛もない話まで、皆で語り合える楽しい時間。
美味しいお酒と料理を出すお店を探すのも楽しみだし、行きつけのお店も沢山。近所や旅先で個人経営の居酒屋を開拓して、カウンターで大将と語るのも楽しい時間。
・美味しい一杯
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「プハーッ!」
仕事が大変だった時ほど喉に染み渡る。特に帰りのロマンスカーで飲むビールは最高!
時に昼から飲んだり、正月は朝っぱらから飲むのもとても幸せ。一人で外食の時にジョッキを傾けるのも楽しい。2杯目からは夏は焼酎水割り、冬はお湯割り、イタリアンならワインとか。
・クラフトビールの味わい
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ビールは種類が様々だが、中でもクラフトビールは個性があって味わい深い。ビアレストランではTOPの写真のようなお試しセットで飲み比べを楽しんだり。
そして最近のお気に入りはこの写真のHUB CRAFT。親しい友人に贈って貰ったが、フルーティーで飲みやすくとても美味しい。絶賛お勧め!
・思い出のシーン
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35年前に妻と付き合いだしたのもワイングラスで瞳を合わせて乾杯したときから。照れるので詳細は割愛💦
2.お酒をやめる理由
・先天的にお酒に弱い体質
これがお酒をやめる唯一の原因で、私の体質的な問題である。
私はコップ一杯のビールで顔が赤信号のようになる。つまり肝臓のアルコールの分解能力が先天的に低い。二十歳の頃はコップ一杯のビールで顔は赤を通り越して紫色になり、動悸が激しくなって気持ち悪さと必死に戦っていた。
何で世の大人達がこんな苦いだけのものを、ありがたがって飲むのか理解が出来なかった。
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しかし社会人になり宴会の洗礼を通して鍛えられた。
職場の新人歓迎会で2次会まで連れていかれて朦朧とする私。「おい大丈夫か?水だぞっ!」と先輩が優しい言葉で飲ませてくれたのはグラス一杯に満たされたストレートのウイスキー。
そして翌朝目覚めたのは独身寮の先輩のシングルベッドだった。人生最初で最後の男性との添い寝(笑)
私がビールのおいしさを知ったのは会社のテニスコート。真夏の炎天下、汗をかいた直後にプシュッと栓を開けて飲んだ時のあの缶ビールの喉越しの感動は今でも忘れられない。そこからはお酒が好きになり今に至っている。
40歳の頃の出来事。横浜で会社の仲間と飲んだ。普段は上品でお嬢様な同期の女性が「私のついだお酒が飲めないの?」と酔ってワインボトルを傾けたまま私に絡み続けた。
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その結果、当日は店を出た記憶すら無く、目覚めるとベッドで隣に女性が。
人の帰巣本能が凄いと感じたのはこの時で、横浜から我が家までは電車の乗り換えが必要だが、無事に帰宅して家のベッドで目覚めたのだった。
今ではお酒を楽しむ日々だが、飲んだ時の肝臓へのダメージは昔と変わっていない。飲んだ後のその日の時間は使いものにならないし、多めに飲んだ翌日は終日だるさが続く。
こうして飲酒は私の人生の時間を大きく減らす。週に3回飲んだら人生は実質的に半減する計算になる。
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40年間のダメージの蓄積に加えて、アルコールの分解力が過度に弱い私がこのまま飲み続ければどうなるか? 老化が加速するだけでなく認知症が早まるなど家族に大きな負担を掛けるのは明らか。
父と母の通算で10年以上に渡り親の介護をしている身としては、早期に認知症となって家族に負担を掛けるのは何としても避けたい。
私にとって飲酒をやめるかどうかは、健康への悪影響、時間の多大な損失、家族への迷惑を考えれば答えは明確だった。(それでも私の煩悩は未練たらたらだったりするが)
3.生きることを大切に:断酒します!
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断酒をすると、疲れた時の安らぎの一杯や美味しいクラフトビールを味わうことは出来なくなる。それは本当に残念。しかし自由を手に入れるために仕事とキャリアを手放したように、断酒によって健康の維持と、残りの人生の時間を大切にしたい。
ライフシフトしてから、様々な友人と会って語り合うのがとても楽しい。お酒を飲むのは止めたので、お誘いの言葉は「今度飲みましょう」から「お食事しましょう」に変わる。
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最後に
ちなみに今後の私との食事でも、皆さんは遠慮なく楽しく飲んでください。私は飲まなくても楽しく語り合えます。
なのでお酒を楽しまれる皆さま
「これからも引き続きお付き合いの程、どうかよろしくお願いします」
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実はこれが今回一番言いたかったことです。
追伸:私に興味がわいた方、見守ってくださる方は是非「スキ♡」をクリックお願いします。