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叫ぶ!これがグラフィックデザイナーの職業病

職業病という名のこだわり

お正月明けから仕事に没頭し、イラストを描き終え、先ほど無事にデザインを完成させました。作業中は「YouTube Music」で【安住紳一郎アナウンサーの番組『日曜天国』】のポッドキャストを聞いていました。独特の語り口に時々ヒヤヒヤしつつ、ひとり爆笑してしまう時間です。

そんな『日曜天国』で「私の職業病」というテーマが取り上げられていました。中でも、「学校のお知らせの文字ヅメが甘すぎて読めない」という雑誌などをデザインしているという、グラフィックデザイナーさんからの投稿には思わず「わかるー!」と叫びました。グラフィックデザイナーならではの苦しみ、共感せざるを得ません。


文字組みの甘さが許せない!

私は写植を手張りしていた「化石世代」です。限られたスペースで美しく効果的に文字を配置する技術は、当時から今も変わらないデザイナーの腕の見せどころです。

でも、最近見かけるのは「文字組み?何それ?」と言いたくなる仕事(?)ばかり。適切な文字サイズや行間の設定、紙面全体のバランス――どれも完全無視。そんな仕事を見ると、つい「首根っこ掴んで教えてやりたい!」と思ってしまいます。頼むから基礎を学んでくれ!そして、デザインの価値を下げないでくれ!

……これは老害の愚痴でしょうか?いや、違います。(反語)



1ミリ未満のこだわり

私は社員に「1ミリ未満」の文字や全体のバランス調整を指導しています。どこに配置するか、どれだけ詰めるか、逆に開けるか、その1ミリ未満の違いの積み重ねが紙面のバランスを整え、読み手に「信頼感」を与えます。クライアント様の信用を支えるのが、私たちの仕事なのです。

「文字ヅメなんて関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、その調整ひとつで情報の伝わり方はまるで変わります。「職業病」と言われても構いません。デザインに対するこだわりがあるからこそ、信頼される仕事ができるのです。



職業病を誇りに思う

安住紳一郎アナの『日曜天国』には、共感できる「職業病」のエピソードが満載です。自分の仕事に向き合う人たちの細かなこだわりは、時に滑稽で、でも誇らしいものです。

私も「こだわりすぎ」と笑われてもいい。細部に魂を込める職業病こそ、プロフェッショナルの証です。あなたの仕事にも、きっとそんな「こだわり」がありますよね?ぜひこのエピソードを聞いてみてください。きっと「私も!」とうなずけるはずです。

【番組リンク】
安住紳一郎の日曜天国「私の職業病」

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