【EDH】本当にコンボに入って大丈夫? ケアしたいカード5選+α
根の堅洲国からこんにちは、Sasakinaです。
皆さんはEDHでどんなコンボを決めていますか!?
私はゴージャーやキキジキ、それにブリーチが多いです(*‘ω‘ *)
今回は私がコンボに入る前に気をつけているカードたちを紹介します。対戦時は盤面の状況や相手の動き、手札の枚数などから妨害の数を考えることは大切で、それらを踏まえたうえでコンボを仕掛けると思います。
《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》や《沈黙/Silence》などの対話拒否系のスペルを事前に唱えておくことも多いでしょうが、気を付けなければならないのはそれぞれが何を止められるのかです。安心しているところに思わぬ妨害が飛んできてコンボが失敗してしまっては大変です。
その妨害をケアするという意味でも、それぞれが止められるもの、止められないものはきちんと把握しておいたほうが良いと思います。よろしければお付き合いください。
※今回一番伝えたいのは【気をつけたいカード】の5枚です。しかし、前置きである【対話拒否系カード】のまとめが想像以上に長くなってしまいました。お急ぎの方は読み飛ばしてください💦
【対話拒否系カード】
対戦では特に白の《堂々たる撤廃者》と《沈黙》をよく見かけますが、青や緑にも何枚か存在します。
緑の《孤独の都/City of Solitude》と《落葉の道三/Dosan the Falling Leaf》は自身を含めた全員が相手ターンに動けなくなるというデメリットがあるためあまり見かけません。
色を選ばない《防御の光網/Defense Grid》は便利ですが、これも全プレイヤーが影響を受けるため置くタイミングには注意が必要です。
呪文を唱えられない
能力を起動できない
※下の能力は土地からマナを出すことさえ止めますΣ(゚Д゚)
🌞《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》
🌞《アルガイヴの盾、ミュレル/Myrel, Shield of Argive》
呪文を唱えられない
アーティファクト・クリーチャー・エンチャントの能力を起動できない
呪文を唱えられない
プレインズウォーカーの忠誠度能力を起動できない
※第1面はクリーチャーであるためサーチしやすいです。
※下の効果で《放浪皇/The Wandering Emperor》と《時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time》の能力を止めることができますが、インクの染みです。
💧《高潮のバラクーダ/Tidal Barracuda》
🌳《落葉の道三/Dosan the Falling Leaf》
🌳🌞《マラメトの模範、クチル/Kutzil, Malamet Exemplar》
🌳🌞《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》
🏺《征服者のフレイル/Conqueror's Flail》※装備時
🌞《沈黙/Silence》
🌞《平和の執行/Mandate of Peace》
🌞《オアリムの詠唱/Orim's Chant》※一人
呪文を唱えられない
🌞《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》
🌞💧《権限否認/Permission Denied》
🏺《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》※一人
クリーチャーでない呪文を唱えられない
🌞《中断/Abeyance》※一人
インスタントとソーサリーを唱えられない
マナ能力でない起動型能力を起動できない
💧《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
🌞💧《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
ソーサリー・タイミング以外で呪文を唱えられない
※《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》は、《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten》と《モックス・アンバー/Mox Amber》などと組み合わせて妨害しづらい無限コンボを成立させることができます。
呪文を唱えるためのコストが(3)多くなる
💧《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned》
💧《終止符のスフィンクス/Sphinx of the Final Word》
🌳《アロサウルス飼い/Allosaurus Shepherd》
🌳《運命を紡ぐ者/Destiny Spinner》
🌳《ガイアの伝令/Gaea's Herald》
🌳《生命の力線/Leyline of Lifeforce》
🌳《夏の帳/Veil of Summer》
🌞💧《オジュタイの達人、テイガム/Taigam, Ojutai Master》
🔥🌳《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
🔥🌳《ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas》
🔥🌳《野生の律動/Rhythm of the Wild》
🌳💧🔥《龍爪のスーラク/Surrak Dragonclaw》
🏺《内なる太陽、チミル/Chimil, the Inner Sun》
🌳《喜ぶハーフリング/Delighted Halfling》
🏞️《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
🏞️《魂の洞窟/Cavern of Souls》
「打ち消されない」を付与する
※《夏の帳/Veil of Summer》を通すと、そのターンは《赤霊破/Red Elemental Blast》などの打ち消し呪文も機能しなくなります。
《撤廃者》などの能力の起動をできなくする効果は、基本的に場にあるパーマネントにしか影響がありません。そのため、「魂力/Channel」や「サイクリング/Cycling」などの起動型能力や誘発型能力は止められないため過信は禁物です。
また、「変異/Morph」を表向きにする処理は「特別な処理」であるため止められません。構築で有名なのは《意志を曲げる者/Willbender》でしょうか。EDHでは《棲み家の防御者/Den Protector》や《層雲の踊り手/Stratus Dancer》を見たことがありますが、採用は本当に一部のジェネラルに限られると思います。
閑話休題。
【気をつけたいカード】
1️⃣《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
緑のデッキには100%入っていると考えて良い土地。魂力は伝説がいれば1マナと軽いコストで打てるのでよりいっそう強力です。
基本的に打たれると思って動いたほうが良いです。対象を変更したり、バウンスでコンボパーツを手札に戻したりすることが有効です。
割れるのはあくまで対戦相手のもののみです。また、サーチは強制ではありません。
※恐竜デッキや赤緑のファッティを並べるようなデッキくらいでしか見かけませんが、《コグラとイダーロ/Kogla and Yidaro》も手札から捨てることで置物を破壊できます。こちらは4マナとかなり重たいです。
2️⃣《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》
青を含むデッキにはかなり高確率で採用されています。バウンスのため一時しのぎにしかなりませんが、マナが少ない状態だとコンボが止まり、自分のターンをスキップすることになってしまいかねません。そうなると、ほぼ確実にターンは回ってきません。
《沈黙》ではなく《撤廃者》を置いて動こうとすると、ピンポイントのタイミングで《撤廃者》をバウンスされて相手が打ち消しや妨害を打ってくるので注意しましょう。
《母聖樹》との違いは魂力の重さです。伝説のパーマネントがなければ4マナ必要なため、対戦相手も構えづらいです。打ち消しの応酬に加わるとマナが足りなくなることも多く、透けて見えやすいように思います。
土地とバトル以外のパーマネントであれば、自分のものも対象にとることができます。
※クリーチャーしか戻せませんが、《巨大な空亀/Colossal Skyturtle》というクリーチャーもいます。しかし、今のところモダンのリビングエンド以外で見かけたことはほぼありません。
3️⃣《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》
白のブリンクを軸としたデッキに入っていることが多いですが、そうでなくても高レベル帯では枠があれば採用されることがあります。
魂力は2マナで、アーティファクトかクリーチャーをターン終了時まで追放します。
このカードの良いところは、自分のアーティファクトやクリーチャーに打つことで除去を躱したり、ETBを再度誘発させたりできるところです。攻めにも守りにも使えます。
4️⃣《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
モダン以下のフォーマットでは墓地対策としてサイドボードでときどき見かけるフェアリー。黒の濃いデッキに稀に採用されます。
手札から捨てるという起動型能力であるため、《撤廃者》や《沈黙》を貫通します。墓地にあるコンボパーツをピンポイントで除去されるので、これ1枚でコンボが失敗するどころかフィニッシュ手段を失うことさえあります。
5️⃣《相殺/Counterbalance》
レガシーではデッキのキーカードとなったほどの強力エンチャント。打ち消しは誘発型能力です。コンボの妨げになりそうなら必ずどかしておきましょう。
相手にカードを引かせることでトップを変えることもできますが、次に何が捲れるかは運否天賦です。《沈黙》を打っていても、《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》や《災厄の占い師、グラルブ/Glarb, Calamity's Augur》などのトップを操作するカードを相手がコントロールしている場合は注意が必要です。
【+α】
🔹《双弾の狙撃手/Twinshot Sniper》
《厚顔の無法者、マグダ/Magda, Brazen Outlaw》や《舞台座一家の料理人、ロッコ/Rocco, Cabaretti Caterer》、《敬愛されるレンジャー、ミンスク/Minsc, Beloved Ranger》などのサーチを多用する赤系のデッキに極稀に見かけます。
2点というのはかなり範囲が狭いです。
🔹《撤回のらせん/Retraction Helix》
少し毛色は違いますが、場にいるクリーチャーにバウンス能力を付与するインスタントです。
置きバウンスのように使えるため、《撤廃者》をどかして妨害したり、コンボの不成立を狙ったりすることができます。
能力は自分のクリーチャー以外にも付けることができますが、対象にとったクリーチャーを除去することでフィズります。
《消し去りの才覚/Banishing Knack》も全く同じカードです。
🔹《天使の嗜み/Angel's Grace》
「刹那」付き。1マナなため唐突に飛んできます。フィニッシュ手段を変更せざるを得なくなることもあるので注意が必要です。
以上、対話拒否系カードとコンボ前にケアしたいカードたちでした。
「こんなカードも最近使われてるよ」「これもケアしないと」というのがありましたら教えていただけるとありがたいです。
それまでの文脈を否定するようなコンボは嫌われることもありますが、どんな不利な状況からでも一気に勝利を狙えるのがコンボです。
妨害をかいくぐり、華麗に決めて卓をわかせるのも楽しみ方の1つであると思います(*‘ω‘ *)