石の上にも三年、ができない
成功する人は成功するまで続けた人。
わたしは、うまく行っていようがいまいが、続けることができない。熱意が下がったり、少しつまづいたいり、他の面白そうなことを見つけたり、環境が変わったり。ちょっとしたきっかけで簡単にやめてしまう。というか気付いたらやめてる。
自分にはこれしかない、という思いがない。器用で物覚えがよく、大抵のことはこなせるから。
生きているうちにできることは少ない。人生は、何かを極めるには短すぎて、何もなさぬには長すぎる…的な言葉があったよね。わたしも最初はなにかを極めてみたい、成功してみんなに注目されたい、と思っていた。
けど、自分が飽き性なことに気づいた。
中学、高校、大学。部活やサークルは楽しかったけど、学校が変われば、やることも変わった。文化系、運動系、関係なく。前のことはすっかり忘れ、新しいことに打ち込み、またそれも忘れ、新しいことに目を輝かせ、の繰り返し。
石の上にも三年、いたところでわたしはとっとこ別のことに走っていくんだろうな。
初心者の無知ゆえに無邪気に楽しめる時期が過ぎ、自分の未熟さ、至らなさに気づくと嫌になってしまう。新しく物事を始めるときの、わくわく感をまた味わいたくなってしまう。
この話、どこに落ち着けばいいんだろう。
続けることは善。ころころやめることは凡。
続けることは難しいけど、できれば大きな力になる。
でもできないのが普通。しょげることはない。場を変えながらさまざまな経験を積むことも、またひとつの道。
振り返って整理して、自己理解を深められれば、それでいいと思う。思いたい。