発見当日の話①
タイトル通り、自死した彼を発見した日の話です。
そういう話が苦手な方はここで読むのをやめてくださいね。
これを読んで、当たり前の日常は当たり前じゃないこと。いつ、大切な人と最後の日になるかわからないこと。後悔しない生き方ができているか。etc...何かに気づいたり、考えるきっかけになれば嬉しいです。こんな辛い思いをする人が、後悔する人が、減りますように…。
文才はないので、読みにくかったらごめんなさい。
前日の夕方、仕事が終わってLINEを開くと「生きるより、死んで楽になりたい気持ちの方が大きい。死んだらごめん。愛してくれてありがとう」…そんな感じのLINEが届いていた。私は「生きてよ」みたいなことを返事して、「ありがとう」と返事が来たから、あまり心配もせずとりあえず帰宅。
しかし、18時頃に電話をするも出ず。その後何度か送ったトークも未読。寝てるのかな?と思って、その日は眠りについた。(彼は不眠症で睡眠薬を飲んでいたため、毎日起床、就寝時間はバラバラだった。)
当日の朝、LINEは未読のまま。さすがに、あんなメッセージのやりとりをした後だったので未読なのはもしかして…と、嫌な予感がして、その日は仕事が休みだったので、彼が一人で住むアパートへ車で向かった。この時、彼の母親にも連絡。”返事が返ってこない。アパートに向かいます。”とメッセージを入れた。
アパートに到着。合鍵は持ってなかったので、呼び鈴を鳴らす。何度も慣らした。反応なし。アパートのエントランスは住人に開けてもらわないと入れないので一旦断念。昼過ぎ、再度訪問してチャイムを鳴らす。電話もした。どれも無反応。…流石にこんなに連絡がないのはおかしい。どうしよう。携帯で、こういう時はどうしたらいいか調べた。管理会社・契約した会社がどこだったか、自分の記憶とLINEの履歴から探し、なんとか契約したお店を思い出して向かった。
お店に入って、「住んでいる人と連絡が取れないんですが…」震える声で、泣きそうになりながら事情を説明。ここに連絡してください、と教えてもらった電話番号に連絡。すると、”鍵はあるが、私たちだけでは無断で入室できない。警察の立ち会いが必要”ということで、保証人である母親に連絡するとのこと。
その後、母親と連絡取れた、と連絡が入ったので、私にできることはこれくらいか…と思い、一旦家に帰ろうとしていた時、仕事中の母親から連絡。”警察がアパートに向かってるから、しーちゃんもアパートにいて欲しい。私はまだ仕事があるのですぐに行けない。”と言うことで、アパートに戻った。
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