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時代とおれは本格的に関係なくなってきた

去る2023年5月、おれは51歳となった。
本当にどこかでつまづいた拍子に時間をジャンプしてここに来てしまったんでないかと思うくらい訳がわからない。いつの間にこんな歳になってんだ?ってのが正直な気持ちだ。
この宇宙というのは実は30分前に産まれたという説がある。全て今のまま、歴史や人々の記憶も全てがセットされた状態で30分前に誕生したという可能性も無い訳ではないというぐらいの話だ。別に歳をくってしまって悲しいという気持ちがあるわけではないが、その説を半分信じたくなる。まぁぐだぐだ言ったところで変わりはないので話を進めさせてもらうが、51歳ともなると人生になんだか諦めみたいな感情がある。悪い諦めではなく、いよいよ過去からの未来に生きてる為に期待を先送り出来る訳でなく手持ちのカードは全て把握出来ているのでこれでやっていくしかないという覚悟というか。
もちろんインプットすればアウトプットの幅が拡がることには変わりはないが、そのインプットも若い頃の様に闇雲にやれば良いというわけではなく、今ある手持ちのカードを活かす為のインプット、諦めの目線でこそ出来る精査が可能になっている。これを若いうちに出来ていれば今のカードももっと強靭なものになっていたかも知れない。そんな風にも考えるけれど、それすら一瞬頭を過ぎるがすぐに消え去るようになった。現実を受け入れることが出来るようになっているのだ。
タイトルにあるようにそんな視点で見ると今生きてる時代、沢山のものが自分にとって関係のないものであるというのがわかる。欲望ですらある程度コントロール出来るようになった。金も性欲もその前で一旦冷静になることが出来ている。

とは言え、若い頃から実はしたい事なんて変わってはいない。ほんとに研ぎ澄まして言えばただ人を驚かしたいだけの気がする。ネガティブなことではないのだけれど楽しませたいともちょっと違う。曲を作って「え?」って驚かせたいし、ライブをやって「え?」って人を驚かせたい。出来るだけ多くの人を驚かせたい。
なので来年どデカいステージ、欲を言えばドームの様なステージで人間大砲でステージに現れてライブを始めたい。ショック配達人になりたいのだ。

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