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「6curry&コミュニティ公開議事録vol.1」〜再スタートから3ヶ月で見えてきたこと〜
こんにちは6curry&です。
6curry&コミュニティ 公開議事録とは?
毎週水曜日21:00〜Twitterのスペースにて、「6curry&radio 公開MTG」と題して6curry&のコミュニティ運営の、日々の気づきをテーマに話しています。コミュニティの性質は掴みにくいことが多いので、アイディアレベルの段階で共有することで、みんなと一緒に作る・考えるコミュニティにしていきたいう思いでスタートしました。
一週間分の6curry&運営の学びを詰め込んだラジオになりつつあります。
— 一平ちゃん🍛6curry& (@ieppichan) May 24, 2023
アーカイブで聴けるので是非です! https://t.co/gu8fIo8cDW
6curry&公式Twitter
最新のスペース
https://twitter.com/6curry_com/status/1668401695364370432?s=20
毎週話していく中で、深掘りしてみたいと思うアイディアに偶然出会ったりします。このnoteでは、深掘りした内容を「6curry&コミュニティ 公開議事録」としてアップしていきます。
Step1.スペースで生まれた種を深掘りしてnoteに議事録として残す。
Step2.6curry&の現場で実験する。
Step3.その結果をスペースで報告し、新たなアイディアの種を模索する
そして今回議事録として残すテーマは・・・
6curry&ブランド再スタートから3ヶ月、「東京」と「三島」のコミュニティの性質の違い
コミュニティの状態を表す図として、6curry&では、コミュニティの4章限を使います。
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横軸
右が目的ありき、左が情緒・愛着なコミュニティ
縦軸
上が短期的に移り変わる動的、下が移り変わりが少ない静的なコミュニティ
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右上(目的ありきで動的なコミュニティ)
→明確な目的を持って集まり、短期で成果を出す「プロジェクト型のイベント」や「勉強会」、「スタートアップ」など
左上(情緒的な動的なコミュニティ)
→シェアメイト(シェアハウス仲間)のような、情緒・愛着な場であり、短期で入退居する可能性があるコミュニティ
右下(目的ありきな静的なコミュニティ)
→生活の基盤となるお金を稼ぐことが主の目的の一つである「企業」。プロジェクト型に比べるとより静的な場である
左下(情緒的な静的コミュニティ)
→家族や地域コミュニティのような、短期的に変わるものではなく、明確な目的で成り立っているだけでない情緒的なコミュニティ
6curry&は「動的・目的(右上)」から「静的・情緒(左下)」へと移行するコミュニティを目指している
6curryは会員制の招待制、サブスク型で毎日1杯美味しいカレーが無料で食べられる、新しい出会いが得られるかもしれないという「目的」ありきな場所が入り口になります。この時点では、数ある飲食店の一つではあるので「動的」です。
一方で何回か足を運んでいくと、カレーが目的ではなく、徐々に愛着のある「家のような存在」になっていきます。いくつかあるカレー屋の一つではなく、家族やローカルコミュニティのような静的なコミュニティへと変わっていきます。毎日通うわけではないが、たまに帰る実家のような存在=家族・ローカルコミュニティに近い存在です。
渋谷と三島の違い
三島のメンバーは既に情緒・静的なコミュニティに所属している人が多く、さらには情緒・静的なコミュニティを求めて移住してくる人もいます。
渋谷店の場合は、情緒・静的なコミュニティを求めていると言うよりは、結果として気づいたら情緒・静的なコミュニティになっていたという形がしっくりきます。
渋谷店は、連れてきてくれたメンバー以外に知り合いがいるケースが2割くらい。三島店は9割くらいです。三島が既に静的・情緒的なコミュニティの輪ができているのがわかります。
いずれにしても、明確な「目的」がない単なる「情緒・愛着」コミュニティだけの場になると所謂「常連の場」になり、新しい出会いが枯渇し、6curry&が目指す、新しいセレンディピティな出会いによる刺激がなくなります。
三島店メンバーにとっての新しい出会いはどう作るのか?
地域が抱える大きな課題に早くも直面しています。上記理由により、移住・観光だけではなく、主に東京からの新しい刺激を作る「関係人口」を生み出すための取り組みが増えています。人が人を呼び、人が愛着を生み出し、移住・観光以外にも人が動くきっかけを作る。理想ではありますが、難しいのが「愛着」を生み出すこと。
プロジェクト型での移住ツアーなどを組むことで愛着は生まれるのか?
多くの施策が子育て支援や住環境などのを売り出し(右上)、住む上で重要になる左下のゾーンへ移行きっかけは、各々に委ねられている。
入り口設計とナチュラルな情緒愛着を生み出すことに成功しているのが愛知県瀬戸市にある「ゲストハウスますきち」。宿泊者(遠方の人もいれば隣町の人までも泊まりに来る)と地域の人が交流する機会を定期的に作っている。参加することで小さな役割が生まれ、訪問者から訪問者を受け入れる側になり気づいたら地域に足を運んでいる。
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ますきちをヒントに考えると、現在の三島中心市街地に住んでいるメンバーと、隣町・移住・観光で足を運んだ人との接点作りを注力することが鍵になる。明確な目的ありきで来訪する観光者はハードルが高いので、情緒・愛着コミュニティを求める隣町や移住目的の人へのリーチを模索していく必要があります。
6curry&が目指すビジョンと、コンテンツに触れる機会を作ることに注力。
これまで以上に、地域が開催しているマルシェ、催事、祭りの出店や、地域コミュニティとのコラボが重要になります。まずはカレー、サウナを地域の人たちに楽しんでもらう機会を作ること、そしてWEBだけでなくラジオや紙媒体へのメディアを通してビジョンを語り続けることで6curry&のポジション理解を深めていくことに注力していく必要があります。
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7月8日(土)朝フェス@みしま未来研究所に出店
私が三島に戻って一番最初に参加した企画が「みしま朝散歩」でした。
朝6時頃から三島をガイド付きでみんなで散歩して、気づいたら三島の理解が深まり、仲間が見つかる素敵な取り組みです。
その朝散歩の拡張版として、朝フェスが定期的にみしま未来研究所にて開催されます。4月に参加させていただきましたが、大盛り上がりで(カレーも70杯が1時間半で完売・・!)、地域の人たちが作る今HOTなイベントです。
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これまで、キッチンカー、デリバリー、ゲスト来店OKのランチ、ポップアップ出店などを実施しては辞めてを繰り返してきました。
どれも既存のメンバーにとってのインセンティブになっているのか?という問いかけから判断してきました。その視点は大事ではありますが、その視点だけでは多様な人を呼びこむ仕掛けをしていく必要があるローカルでは、ダメというのが大きな学びです。
三島では、静的・情緒的でありつつも刺激が生まれる場を目指して、どういうアプローチをしていくのが良いかをこれからも模索していきたいと思います。