
【世界を終わらせて/ハルカミライ】ものの解釈が他人とずれてる僕が、好きな歌を僕なりに深読みして解説してみる④
今回はハルカミライの世界を終わらせて、です。
理由は単純に好きな歌だからです。
これは大事な人に向けたラブソングなのでそこまで難解な歌じゃないんですけど、自分なりにもっと理解したかったので書いてみます。
いつも通り、歌詞は著作権で全文張らないので
違うブラウザと行ったり来たり
実際に聴きながら読んでみてください。
毎度お手数おかけします。
そして解説は断定的に書くので気分を害してしまったらごめんなさい。
それではよろしくお願いします!
世界を終わらせて
僕は職業柄、たくさんの結婚式に携わるんですけど
とある現場の結婚式で流れていてこの歌を知りました。
この歌は主人公が君に語りかけている構図で基本的に進んでいきます。
『君』への想いをつづった歌です。
まっすぐな歌詞が、すこし激し目のロックな曲調によって
歌中の主人公の不器用さを想起させられてよりストレートに入ってくるというか、ただでさえ速い球が追い風で球威増してるというか、
歌詞と曲が本当によく調和している歌だなと思ってます。
僕も結婚式挙げるときには使いたいなぁと思ってます。
まだまだ先の話ですが
1番
<Aメロ>君好みの味は ~ これは書けないだろう
『君』は薄い味付けが好き、これはそのままです
強がりな性格で、嘘は意外とつける人
これは主人公だけが知っているから、
週刊誌も知りえない特ダネで
聖書にも載っていない、すなわち神様でさえも知らないこと
世界で自分だけが『君』のことを理解している
この部分、
『君』に関する歌詞では曲が静かになってて
歌詞に『君』以外の分子が入ってくると曲は激しくなる
主人公と『君』の二人だけの空間を曲調によって演出している感じがします。
<Bメロ>ああ僕のこと ~ なぁ聞いてくれ
歌詞のままです
いろんなことを話そう、話は尽きないほど話したいことがある
独り言ででてくる言葉も二人でいるときのことなんだぞ
明日のこととか昔のこととか尽きるまで話そう
将来の話が不安になるなら、今から言うことを聞いてほしい
<サビ>マイガールフレンド ~ 君は多分怒るけど
『君』は彼女でした
『君』がいないならこの世の全部終わらせてどうなってしまってもかなわない
要は『君』がいなくなったら死んでやる、ということだと思います
それに対して『君』はきっと怒るだろう
スタンドバイミー ~ 冗談?って君は聞くけど
スタンドバイミー、そばにいてくれ
『僕』は君の為なら悪魔になっても構わないと考えてる
それに対して『君』は冗談っしょ、と聞き返す
スタンドバイミーはプロポーズ
冗談?はそれに対する彼女の反応だと考えます
1番を振り返ってまとめてみる
1番は『君』に対して格別の感情を抱いている『僕』の気持ち
『君』へのプロポーズが描かれています
僕の解釈としては、彼女は重い病気なんだと思います
だから反応は『冗談?』
『君』が将来のことを話すのが不安になるのは、
もう自分がいないかもしれない未来の話だからでしょう
『君』がいなくなったら”俺も”死んでやる
この歌には『神様』とそれに関係する歌詞が多く出てきます
自分の大切な人が病気で苦しんでいる、報われない
主人公は、神様が彼女のことを見捨てていると思っている
彼女を見ていないから、聖書に彼女のことなんて書けるはずがないと思った
神様の逆、悪魔になっても構わないのは、
神様なんて最初から信じていないからでしょう
2番
調子のいいとこは ~ それも笑えそう
曲が静かになり、歌詞のそのまま、ふたりの普段の様子が頭に浮かびます
来世もその次も ~ あんたはほっといてくれ2人のこと
死んで生まれ変わってもまた巡り会えなかったら、
運命のシナリオを書くのをもうやめてくれ
『続きを投げ出して』はタイトルの言い換えに感じます
来世も2人が幸せになれない世界なら、そんな世界終わらせてくれ
シナリオ書くセンスないから神様やめちまえ
願い事しても叶えてくれないし
関わってくれないほうが僕たちは幸せでいられる、とさえ思っている
マイガールフレンド ~ 風も街もなにもかも
この部分は彼女を勇気づけるための冗談、励ましだと思います
神頼みしてもなんにもならないから、自分が神様になった
一緒にいられるように、この世の全部作ったんだ
ほら今吹いてきた風もこの街も俺が作ったんだよ
と冗談を言っている主人公
スタンドバイユー ~ きっとうまくやれるさ
2番サビでは、スタンドバイユー「そばにいるよ」に変わります
俺が神様に代わったから、もう世界は君の為に回っているから
もう不安にならなくて大丈夫、と冗談を言って元気づける
『きっとうまくやれるさ』
これからのふたりのこと、『僕』でも神様できるってという冗談の延長
いろいろな解釈ができるフレーズ
朝になって ~ 季節になって
ここから壮大な歌詞に入っていきます
念押しですが、僕なりの解釈を書いていきます
『朝になって 夜になって』 時間の経過
『風になって』は「風を司る『神様』になって」
無理やり言い換えると、『君』だけを想う人になって、想い続けて
『星になって』彼女が星になって
『海になって』母なる海に帰って
『鳥になって』生まれ変わって
『花になって 季節になって』
鳥として死んで草木の栄養になって花を咲かせて
『音に乗って 光になって』
ここで曲調が少し変わってコーラスがなくなるので場面が変わってます
輪廻転生を繰り返して、ふたりが再び会えた世界線
そして歌詞が、唯一『なって』ではなく『音に乗って』となります
ここの歌詞はこの歌を歌っている、主人公自身ことを指しています
『光』は彼女にとっての希望だと思いましたが、
後の歌詞に出てくるので違います
『音に乗って』という歌詞もかねて、
仮にこの主人公がハルカミライのボーカルの橋本さんなのだとしたら、
「売れること」「スターになること」と考えられます
この物語の『僕』はお金がなくて『君』を救えなかった
という解釈で進めます
『影ができても希望になって』
病気になっても『僕』が文字通り、生きる希望になって
『抱えたひざを解く涙になって』
絶望の中にいる『君』を救ってうれし涙を流して
『世界を変えて』
『君』が今見ている世界を幸せなものに塗り替えるから
『僕の君になって』
『僕』が想像しているような幸せな姿になってね
総じて結論まとめると、僕と一緒に幸せな未来を作っていきましょう
君を神様が救ってくれないんだったら、僕が君の神様になって、
君の幸せな世界を僕が作るから、『僕の君になって』ください
まとめ
難しかったです。とても
これを読んでくださったかたに伝わるような解説ができていたかわからないですけど、僕個人としては、理解が深まった気でいます。
サビの歌詞だったり、『きっとうまくやれるさ』というフレーズだったり
断片的にこの歌いいな、と思ってたけど、じっくり歌詞を追っていくと
想像以上にストーリーがあって、壮大で、
僕のめちゃくちゃ勝手でめちゃくちゃ勝手な解釈ですけど書いてみてこの歌がもっと好きになりました。
ここまで読んでくださったかた、毎度長くてすみません。
おつかれさまでした。
また書きます。