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CAUGHT FIRE FESTIVALについて

先日7/14(水)に、札幌SPiCEで9/11,12の二日間開催する【CAUGHT FIRE FESTIVAL 2021】について情報解禁をしました。
情報解禁後、SNSにて多数のリアクションや、出演してくれるアーティストの書き込みを拝見して、イベント発起人の一人として改めてこのイベントを立ち上げた意味や想いをしっかりと伝えたいと思い、この記事を執筆する事にしました。
長くなるとは思いますが、お時間がある方は是非目を通して頂ければと思います。

バンドマンだよね?

まず初めに、大体お前誰やねん?と思う方もいらっしゃると思うので、自己紹介をします。簡潔に言うと埼玉在住のバンドマンであり、ベーシストです。現在、【MEGALOMANIAC】というバンドでベースを弾いたり、他のアーティストのベースサポートなどをしています。過去に在籍していたバンドでは、勿論今回イベントの会場となる札幌SPiCE (以前はDUCEという名前だった時)にも何度も出演させて頂いたし、当時は日本全国にツアーをしに行ってました。

じゃあ今回の【CAUGHT FIRE FESTIVAL 2021 (※以下、イベント名が長い為『CFF2021』と略します。)】にもバンドとして出演するの?と思う方もいらっしゃると思いますが、既報の通り、自分のバンドの出演はないですし、CFF2021には完全に制作サイドとして自分は参加します。

バンドマンがイベンターの真似事をするのか〜という見方もあるだろうし、なんで関東の人間が札幌でイベントやるんだよ!というツッコミもあるでしょう。現に、このイベントのオファーを各バンドにした際も、最初の第一声は決まって、『えっ?札幌??』でした(笑)

それはそうでしょう。通常イベントを立ち上げるとしたら、自分の地元だったり自分の本拠地でやるのがセオリーだと思います。それが今の自分だったら、埼玉だったり渋谷CYCLONEやSHIBUYA THEGAMEだったりするんだと思います。

じゃあなんで札幌?

これが、今回の記事の重要ポイントの1つになります。

事の始まりは、『コロナウィルス』。この一言につきます。
noteに記事を投稿するのは、実はこれで2回目で、前回(昨年)書いた記事というのが、コロナ禍の影響で、当時経営状況が逼迫してしまった、札幌SPiCEが立ち上げたクラウドファンディングに対するものです。

昨年から続くこのコロナ禍の影響で、皆さんご存知の通りライブハウスの閉店が相次ぎました。勿論ライブハウスだけではなく、様々な方が色々な影響を今も受け続けているような状況にあります。

上記のクラウドファンディングの相談というのも、昨年、ライブハウスの閉店の情報や、バンドの解散などの寂しい現実がニュースやSNS等を通じて、相次いで情報として飛び込んでくるさなか、札幌SPiCEのオーナーである三浦さんからご連絡を頂きました。詳細については前回の記事をご覧頂ければと思うので割愛させて頂きますが、自分が札幌の本拠地と思っていたライブハウスが危機にあるというのは、なんとも言えない感情になりました。

今でこそ、勿論クラウドファンディングの成果だったり、スタッフの方や色々な方の力で持ち直し、以前よりもパワーアップしている札幌SPiCEですが、この経営危機というタイミングからオーナーの三浦さんとは以前よりも綿密に連絡を取る機会が増えました。まじで恋人か?っていうくらいおじさん二人で電話とLINEしてました。ほんとに。今もですが。

そして、この頃からそのうち何か一緒にやりたいね!という話が自然の流れで産まれたんです。この時点で、札幌SPiCEで行われる予定だった、道外のバンドのツアーやイベントというのも次々に中止に追い込まれていたりしてました。何かやるなら札幌でしょ!って感じで、意気投合はしていたものの、先は見えない状況でした。

ライブってやっていいの?

そして、ちょうどこの時期くらいから、自分自身は何もせず、指咥えて情勢が良くなるのをただただ、耐え忍ぶだけでいいのか?という自問自答が始まりました。
人生の半分以上の時間を、ベースを弾き続けてきただけの人間だけど、何かやれる事はないのか?今まで沢山世話になってきたライブハウスやライブシーンに何かアクションを起こせないか?あ〜俺が億万長者だったらな〜とか。そんな事ばかりをずっと考える日々でした。

現在も、大型フェスの中止や、ライブハウスが規制を受けている中(勿論ライブハウス以外も沢山規制を受けていますが!)で、ライブをやることが正しいのか?間違っているのか?じゃあライブハウスは営業できなかったらどうなるんだ?ライブという非日常空間を、日常生活の一部として今まで生活してきた人たちはどうなるんだ?
そんな、正解らしき正解が見つからない状況が続き悶々とする日々が続くわけです。(これって実際、自分だけじゃなくて大勢の方が同じような苦悩を抱えているのではないかなと思ってます。)

ただ、そんな悪条件の中でも、ツアーを敢行するバンドがいたり、規制の中でライブを続けるバンドがいました。その逆で、事情によってライブ活動自体が出来ないバンドや自粛しているバンドも沢山います。(MEGALOMANIACもそういった意味もあって実際まだライブが出来ていないです。)

これって、どちらが正しいとか正解とかではなく、その人達それぞれの事情だったり主義の違いだと今は解釈しています。(逆にそう思わないとやってられないんですが。)
ライブをやる事で救われる人がいたりプラスの現象もあるだろうし、勿論リスクもある。かと言って、コロナが収まるまでライブは自粛する。これも間違ってはいない。人それぞれの人生。選択するのは自分自身なんですから。

ただ、ライブをやる/参戦する方々は全力で感染リスクを抑える努力をするべきだし、実際それが出来てるから大型フェスなどもクリアな結果沢山出ているわけで。それって凄い事だと本当に思うんです。

そして、この【ライブってやっていいのか?】という自分の中の問いに対して、自分なりの答えをようやく見つけることが出来ました。

このコロナ禍の中で、色々な事が規制されているイベントなどにも顔を出していく中で、音楽やライブの素晴らしさや重要性を改めて感じさせられました。
本来、モッシュやダイブ、コールアンドレスポンスなどが当たり前のこの手のジャンル(CFF2021に出演してくれるバンド達のシーン)ですが、勿論そんなアクションは一切起こせないフロア。出来るとしたら、手を上げたりその場でちょっと動くくらい。しかも、隣や周りの人と接触しないように気をつけながら。
でも、イベントが進んでいく中で、確実にフロアの熱が上昇していくのが分かったんですよね。ライブをしているバンドも、見ているフロアのお客さん達も完全にアガってるのを感じました。勿論、双方以前のライブの感触があるからフラストレーションは溜まりまくるだろうけども。

それでも、生のライブの、あのなんとも形容し難い高揚感だったり、そういう類のものは、いくら規制がされているからと言っても、ライブハウスでしか味わえない唯一無二のモノなんだなと改めて思いました。

この時、自分の中では完全に吹っ切れた感じがします。

ライブは必要だ!と。

よし!イベントやろう!札幌で!

そうと決まれば話は早かったです。(ただ、問題は山積みでしたが。)

今この規制された状況の中でも、間違いなくぶっ放してくれるバンドを呼んで、札幌でストリートカルチャー全開な派手なパーティーをやろうと。道外からもバンドを招聘して、札幌のシーンに対してワンアクション起こそうと決めました。(勿論、感染防止対策のルールの中の範囲内ですが。)

そして、これから応援していきたい若い世代のバンドも、そこに混ぜ込んで、新しい化学反応が起きたらよいな〜!なんていう期待も込めながら、ONEDROP ROXXのTAKAさんにも協力してもらって、両日合わせ、全12BANDに出演して頂くことになりました。
(まだ、イベントは終わってないですが、この状況下で、イベント出演を快諾して頂いた各バンドの皆様本当にありがとうございます。心から感謝しております。イベント当日は宜しくお願い致します。)

ちなみに、まだ第一弾告知のみなので、これから先の解禁になりますが、実は色々と更に発表することが沢山あります。早く言いたいです。

最後に

大変長くなってしまいましたが、このような経緯で、埼玉在住のバンドマンが、札幌のライブハウスのオーナーと手を組んでコロナ禍の状況下にも関わらず、札幌でライブイベントをやる事になりました。
せっかくイベント当日に来てもらえるお客さんにも、よく分からないやつがやっている、よく分からないイベントに来てもらうのも失礼だなと思ったし、出てくれるバンドには説明はしていたけど、改めてこんな事考えてイベントやりますって事、伝わればと思っています。
賛否両論ある問題ですが、CFF2021については自分の主義に従って行動しようと思います。
遊びに来てくれる皆様も、決して無理はせず、あなた自身の選択で札幌SPiCEまで足を運んでいただければと思います。

そして、今回が初めてのイベントになりますが、この【CAUGHT FIRE FESTIVAL】は、今後も続けていくつもりで立ち上げました。そして、札幌を着火点にして、いずれ日本各地で開催出来るようなイベントに出来ればと考えています。
一緒にイベントやりたいバンド沢山いるんです。自分もバンドやってるけど、格好いいと思うバンドの少しでも手助けだったり、何か出来ればと最近よく考えます。

そんな事を思いながら行動してる中年バンドマンです。今後ともよろしくお願いします。

長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

CAUGHT FIRE FESTIVAL 実行委員会 roku


【CAUGHT FIRE FESTIVAL2021】
Official Event Twitter → https://twitter.com/CFF_since2021
札幌 SPiCE Official HP → https://spice-sapporo.jp

- DAY 1 -
日時:2021年9月11日(土)
会場:札幌SPiCE
入場料:前売¥3,000- 当日¥3,500- 二日通し券¥5,000-
開場:17:00
開演:17:30
GUEST BAND:ヒステリックパニック , MAKE MY DAY , PRAISE
BAND:HANABOBI , HIKAGE
DJ:TBA(後日解禁予定)

- DAY 2 -
日時:2021年9月12日(日)
会場:札幌SPiCE
入場料:前売¥3,000- 当日¥3,500- 二日通し券¥5,000-
開場:15:30
開演:16:00
GUEST BAND:SECRET 7 LINE , Made in Me. , OWl
BAND:Stuck in life , PLAYLIST , TRAST , Milestone for 10 years
DJ:TBA(後日解禁予定)

PG:イープラス → https://bit.ly/3hBiLIZ
【7/21(水)10時発売開始 / 両日共通URL】

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