2018シーズン川崎フロンターレ選手個人レビューno.2:1994~1992年生まれ編
さっそく個人レビュー第二弾。今回は私と同じ1994年生まれから、1992年までを一気に見ていきます。最後まで、見てねー!(ファイフロ風)
長谷川竜也(1994.3.7) 背番号16
はせたつー!学年違うけど同じ1994年生まれなのですごく親近感のある選手。昨年は24試合出場5ゴールとコンスタントに試合に絡んで結果を出したし、最終節大宮戦での得点からの優勝決定は未来永劫残り続けるシーンでクラブにその存在を刻み込んだといっても良いはず。
そんな彼にとって今年は飛躍の年になるはずだったが、蓋を開ければリーグ戦出場は半分の12試合に留まり、思うようにいかないシーズンになった。齋藤学の加入、絶好調家長などで競争が昨年以上に熾烈だったのは同情するが、それらをはねのける能力があるはずなんだ君には。長谷川はドリブルに目が行くけど、それ以上に中央の狭いスペースでプレーができる、相手の裏を突くポジショニングという川崎好みの武器を持ってて、あとはそれらがゴールにつながるかだけ。前も触れたけど、清水戦で大島のパスを受けたシーンは長谷川が最も活きる形の一つ、ドリブルだけにこだわらずにああいうのを来季もっと見せて!!
(出典:川崎フロンターレ公式HP「ゲーム記録:2018 明治安田生命J1リーグ 第33節 vs.FC東京」<https://www.frontale.co.jp/goto_game/2018/j_league1/33.html>)
ポープ・ウィリアム(1994.10.21) 背番号31
ポープも1994年生まれで個人的には親近感あって、川崎に完全移籍決まった時は嬉しかった記憶がある。川崎に来て2年目だけどまだ出場はなし。ソンリョン、新井の壁は分厚い。今年のポープ関連の記憶といえば同じ学年の知念とシンガポール行ってたなぁくらいか(見返したらラルフもいた)。
初めに知った時は192cmが衝撃すぎて、ソンリョンよりでかい…!っていう感想。最近だとシュミットダニエル(197cm)が強く求めれられてるように、やっぱGKは大きくないと的な風潮があるので、ここいらで名乗りをあげてほしい。練習でしかプレーは見たことないので実力に関しては何も言えないけど、プロ6年目を終えますし、そろそろ試合に絡んで。
大島僚太(1993.1.23) 背番号10
え、大島ってもうちょっとで26歳なの…こわ。いまだにオリンピックのイメージで若いと思ってたけど十分中堅ですね。10番を背負って3シーズン目の今年は、初めてワールドカップメンバーに選ばれるも出場なしというのがまだ記憶に新しいですね。怪我がちのイメージはあるものの、なんやかんやキャリア最多のリーグ戦29試合に出場、タフになってきた感じか。
でもやっぱりもう少しできるのではと思ってしまう。パスワークの流れのなかでゴール前に飛び込んで決めた2ゴールは、大島が意識してきたことだと思うし、鬼木監督以来守備の強度が2段階くらい上がってて以前からの成長は感じるのだけど、代わりにミドルシュートとかドリブルとか遠慮がちになってる気もする。ここ数年でそれぞれのパラメータは十分に上げれたはず。来年はそれらをまとめることで、守田を黙らせるくらいの輝きを見せてほしい。あとは嫁メシっち出てほしい。
エドゥアルド(1993.4.27) 背番号23
左利きのCBでイケメンとお気に入りの選手。完全移籍の時はハシャいだ。ただ鬼木監督に代わってからは段々と試合に出れなくなり、今年は3試合のみ、第13節東京戦(5月5日)を最後にベンチ入りすらもできずに今シーズンを終えてしまった。奈良とのスタメン争いだけならまだしも、左SBの車屋にCBを取られるのは屈辱だったのでは。ACLはちょこちょこ出ていたので、勝ち上がっていたらもう少し試合に出れたのかなあと。
こういった状況を見ると、どうしても2017年ルヴァン杯の決勝を思い出してしまうし、本人ももしかしたら引きずっているのかも。個人的にはエドゥはミドルパスの精度は谷口奈良よりあると思ってるので、終盤の川崎のように長短のパスを織り交ぜるスタイルで来季も行くなら全然可能性はあるはず。と思いつつも、25歳ですし将来考えて出ることもやむなしか。ああ、エドゥ…。
奈良竜樹(1993.9.19) 背番号3
同郷なので一二を争うくらいに大好きな選手、そう奈良ちゃん。北見ブルーサンダース、コンサユースからJリーグで活躍とか最高すぎます。そんな奈良ちゃん今年は色々ありましたね。当初はエドゥとスタメン争い、CB定着したかと思ったら急遽ゴールマウスを守ってベストセーブに選ばれたり、第19節浦和戦の後一ヶ月半近く謎のベンチ外が続くも、その後は最後までスタメンフル出場を継続、最終節では自らヘディングを叩き込み見事2年連続ゴールを記録。最後の方に話題になったのは味方のゴールに喜びを爆発させる奈良ちゃん。谷口も最近感情爆発させるけど、奈良ちゃんのメンタルがうつったんだと思ってる。
謎の休養期間もあって23試合と昨年27試合よりも出場は減ったものの、チームとしての依存度は上がったはず。前線から奪う守備において相手FWの所は一つ取り所になるが、そこでしっかりとデュエルしてくれるのは頼もしかった。足元にも自信がついてきて、細かいパスワークにおどおどしなくなった。さらに最終ラインからFWに直接届けるパスや、ラスト2試合で見せた大きなサイドチェンジは来年の大きな武器として期待がかかる。なんかオファー来てるみたいだけど川崎以上に成長できる場所日本ではないと思うので、ぜひ来年もお願いします。最後に一つ!あのクライフターンは見てるこっちがハラハラするのでもっと練習してください!!(写真は3枚目がオススメ)
鈴木雄斗(1993.12.7) 背番号27
今季新加入の一人ラルフ。今年のハイライトは柏戦での移籍後初出場初ゴールですね。なんか今年初出場初ゴール多いな。あの試合に逆転勝利できたのはもちろん、その後ラルフがチームにフィットする意味でもほんと大きかった。途中から出て来て家長と右サイドをフィジカルで無双しながらボールキープしてくれるのは、試合を終えることが下手くそなチームにとってありがたかった。
とはいえ本人は難しい一年だったのではないか。スタメンが固まった中ではどうしてもその穴を補修する役割として振り回された感があって、先発出場はゼロ。正直まだラルフの適正ポジションがわからないし、器用に多彩な役割をこなすタイプでもなさそう。となると来季は右SBへの本格的な転生がありそう。エウソンの去った今、「そこにラルフ」と呼ばれる日も近いか。
車屋紳太郎(1992.4.5) 背番号7
SBとCBと器用にこなした一年で、むしろCBの方が良いのではと思わせるくらい(SBがいまいちだったともいえる)。森保ジャパンに呼ばれるも1試合途中出場のみ、アジアカップにも召集されておらず、森保さんにハマらなかったか。なんか今年はこれまで以上にこじんまりとした印象だった。2年前はもっとチーム全体で車屋の爆発力を活かそうみたいな流れがあったけど、最近は縁の下的位置にいるような。もう26歳とチームでも中堅になり、けっこう兄貴分として暗躍してるっぽいし、大人になりつつあるのかもしれないけど、下道降りずに高速道路突っ走ってほしいよ!
一方で周囲の評価が高くて、夏に神戸、シーズン終わりには浦和からのオファーと、名将からのラブコールが届いた名誉な一年でもありました。それでも残留を決めた車屋は「フロンターレで黄金時代を築きたい」とのコメント、喜ばせてくれるじゃないか…。これはまだまだサポーターも応援せねばという気になりつつ、実は愛しの谷口のそばにいたいのではという説も有力なので調査が必要。
以上第二弾終了。この辺は試合に出てて書きたいことが多い人ばかりで泣く泣く色々カット、奈良ちゃんは一つの記事として仕上げたいかも。とか思いつつ、どうにか書ききった。次は脂の乗った方々が出てきますね。乞うご期待!