Jリーグアウォーズに初参戦しました。
2018年12月18日、横浜アリーナにて開催された「2018Jリーグアウォーズ」に行ってきました。優勝パレードに続きこちらも初参戦。生で観る優勝パレードは素晴らしかったので、きっとこちらも。
目次
早くも誓ったリベンジ
フロンターレサポーター大満足
バレずに退散する登里と森谷
Jリーグサポーターだと感じた日
一人を称える意義
早くも誓ったリベンジ
本当は二人で行く予定が、片方の体調不良でまさかの単独特攻に。でもきっと会場には多くのフロサポがいるから不安はなし。予定があって新横浜駅18:00到着というギリギリなスケジュールでしたが、なんとかセーフ。入場してエスカレーター上った先にはタイトルパートナーが記載されたボード。いつもありがとうございます。
とはいえすでに18:10、良い席が空いているはずもなく、自然と二階席に誘導され席へと急ぐ。そのため事前に写真を撮る暇などなく、この時点で来年のリベンジを誓いました。ただ一人参戦のおかげで席探しに苦労はせず、二階席ながら一番前を確保できたので満足。右はフロサポ、左は湘南サポという好立地も嬉しい。
席につくと残り数分だったので来場者に配布されたパンフレットと朝日新聞特別版に目を通しながら待機。初代MVPカズを一面に持ってきた新聞を見て、「あ、25回目の節目か」と気づき赤面。パンフレットも歴代MVPや印象的な出来事を載せていて歴史がほんのり香りました。せっかくだし25周年記念誌作ってくれないかな。
開演前ですがレッドカーペットやスタッフの人数が想像以上に豪華でワクワクしました。周囲に目を向けると、異なるサポーター同士での来場も見られ、クラブというよりもJリーグのサポーターなんだと改めて実感しました。こうした機会は少なく、ほかにはACLを応援している時くらいでしょうか。
フロンターレサポーター大満足
さて開演しましたが、感じる印象は中継と大きくは変わらないかなと。ただサポーターの方々と一緒に湧き上がるのは楽しく、現地ならではです。特に今年は川崎優勝ということでフロサポが多いようでしたので、なおさらでした。逆にフロサポ以外は楽しみにくいのでは?!とも思ったり。でも隣の湘南サポのかたはルヴァン表彰で感極まってたので少し安心。
あとは開催日が遅かったために外国人選手の欠席が目立ったのは寂しかったです。我らがエウソンをはじめ、ジョーやファンウィジョがおらず、鹿島のACLも重なってベストイレブンのはずがベストセブンになっていました。そのため壇上は川崎の選手6人とチャナティップという不思議な光景に。フロンターレ色が強いのは嬉しいことですが、やっぱり11人揃った表彰式にしてほしいところ。
とはいえ川崎サポとしては大満足な会で、田坂にマイクを向けたのは平ちゃんナイスプレーすぎた。印象的だったのが個人よりもチーム全体へのコメントが目立ったこと。当然ながらチームへの感謝を口にはしますが、家長の「平々凡々な記録」や車屋の「来季こそは自分でとったんだと確信をもって、またここに戻ってこられるように」などの発言からは、それ以上に多くの選手が自身の出来には不満だった様子を感じました。2016年に中村憲剛がMVPを取った時にはチームタイトルを取れてないことへの不満とは逆の感情なので不思議に思いつつも、優勝という結果と自分の貢献度の差を詰めようとすることでまた成長するのかなと思ったり。
チャナティップのコメントとか家長の無邪気にトロフィー掲げるシーンは必見ですし、個人的にはやべっちがとうとう本家アウォーズに呼ばれたことに感無量でしたね。平ちゃん、勝村さん、やべっちとJリーグサポーターなら異論のない人選でしょう(ワッキーはあと5年くらい頑張ったら出れるかも?)。
というわけで川崎の選手の3年連続MVPという初の快挙で閉幕、最後には天井から風船が降るサプライズが。紙吹雪でもテープでもなく風船。各クラブのカラーに合わせてるのは好感もてたけど、持ち帰りに不便なので検討し直してほしい(笑)。
バレずに退散する登里と森谷
閉幕後に色々ブース見れるかと思いきや、速やかな帰宅を促され、改めて来季のリベンジを誓う。ぜひ早く入場することをお勧めします。なんとか撮れたのがアウォーズのオブジェと来季のボール。本当はオブジェの前で記念撮影するはず。ボールは縫い目がもう俺の知ってるサッカーボールじゃなかった。異なるボールに適応するのにプロが苦労するのもよくわかる。
出口では会場を後にする選手たちを観るための人たがりが。
槙野にはスターの貫禄にみんな気づいて騒いでたのに対し、その脇からそそくさと誰にもバレずに出てきたのが登里と森谷。すれ違う人たちも気づいておらず、静かに夜の新横浜に消えていきました。さらに駅に向かう途中で曹監督と反町監督らも普通に歩いており、送迎がないことに少し驚きました。
Jリーグサポーターだと感じた日
非常に有意義な時間で、改めてアウォーズの意義を感じました。初めの演出で開会宣言の映像が使われて25年も積み重ねてきた歴史を表現し、さらに豪勢な仕立てることでJリーグの威厳を高めました。観る側としては価値のあるもので守っていかなければという想いが強くなったのではないでしょうか。
一方でシーズンの終わりをはっきりと感じさせる意味も大きいなと。たしかに最終節で終わりのはずなのですが、興奮冷めやらぬ中ではそんなことは実感できず、後日落ち着いてこうして一年を締めくくることが、来年へのスタートのためにも必要だと思います。その意味では春秋制が年の区切りとしてスッキリしますし、年の瀬に近づき終焉を感じさせるのも良いです。
もう一つ加えると、Jリーグサポーターが集まる数少ない場として重要なイベントだと思います。試合だとどうしても戦いなのでいがみ合うまでいかずとも、Jリーグを支える同士という意識はもちづらいです。サッカーでも日本代表でもなく、「Jリーグサポーター」という自覚をもてる機会を大切にしていきたいですね。
一人を称える意義
総じて素晴らしい会だと思いましたが、一点だけ違和感を覚えたのが最後のMCコメント。「明治安田生命Jリーグの頂点に輝きました、家長選手をいま一度ここにいる全員で讃えましょう」。私の中でMVPは「中心」で、チームや試合の核であったという意味に近く、そこには他の選手との上下関係はないと考えています。しかしこの発言からは何かこう明確に上下関係と目指すべき頂点があることを暗示しており、戸田さんの指摘する「チーム」としてのサッカーを蔑ろにしてるのではないかという疑問を覚えました。個人を表彰する行為自体には好意的ですが、25年も経ったのですからその意義を考え直す必要があるのではないでしょうか。