24年11月/ハノイ再訪②
先週に引き続き、ハノイ2日目です。
朝からちょっとした用事があり、大学に行ってました。
ベトナムには「国家大学」と呼ばれる総合大がハノイとホーチミンにあります。
(感覚的に言うと、日本の東大と京大みたいなもの)
少し話は逸れますが…
日本でベトナム語の試験というと、「実用ベトナム語技能検定試験」と「iVPT | 国際ベトナム語能力試験」の2種類があるようです。
前者は日本のなんちゃら協会が、後者は台湾の大学がバックとなって運営してる試験ですが、
ベトナムの大学が現地で実施してるベトナム語の能力試験も別途存在します。
ハノイ国家大学もその一つで、外国人向けに"Vietnamese Language Proficiency Test"というものを提供しています。
折角1年勉強してきたものを何か形に残しておきたいなあ、と思ったんですね。
割と正当な試験で、大学や企業に入るときの語学要件として使われてたりします。
一方でベトナムあるある、ネットに落ちてる情報は限定的、大学のwebページは更新止まってたり。笑
それなら実地に見に行くのが早いのでは、と思って、キャンパス潜入してきました。
あと、ちょっとベトナムの大学のキャンパスを見たかったという好奇心もあります。
ハノイ中心からちょっと南にある「人文社会科学大学」という所へ。
(「国家大学」という総合大の一つの単科大が「人文社会科学大」というイメージ)
土曜日でもキャンパスが空いていて入れました。
中を歩いてると制服の学生と私服の学生の割合が半々、くらいの感覚でしたが、
その中、オレンジ色のスウェットを着た弊員は明らかに浮きまくってました。笑
まぁ、ベトナムの学生、そこまで闖入者を気に留める様子もなかったけど。
土曜日も講義やってる教室があったり、サークル?学生の集まりが賑やかだったり、
なんか大学生ってこんな感じだったな、と思いました。
京都で過ごした大学生当時は、色んなことに不満ばかりだったのですが、
今思うと、色々と楽しいこともあったのだなあと考えられるようになりました。
人間の本質はないものねだりであるという真理に期せずして気付きました。
キャンパスツアーして辞去、、した後に肝心の試験の情報を確認してなかったことに気付きました。笑
大学を後にし、市内に戻ります。
折角なので、ハノイのメトロに乗ってみました。
そうです、バイクに溢れるベトナムにも電車が走るようになったのです。
大学近くのThượng Đìnhから、終点のCát Linhまで。
運賃はGoogle mapだとVND30,000になってますが、もっと安かった気も。
なんせさっきの昼飯が3万ドンなので。電車代が3万ドンはベトナム的にはまだ高いよね。
土曜のお昼時、社内の混み具合は3割、乗りごごちは悪くなかったです。
日本の電車みたいなクッションじゃなくて、韓国の空港鉄道みたいな硬めのシートでした。
これがいつか、バンコクのMRTのようになる時代が来るのか、と思うと
やっぱり、ベトナム経済の成長には未来があるなあと思いました。
夜の写真をあまり撮っていませんでした。。
久々にロッテタワーに登りました。普段新宿にいると高層ビルには目が慣れてしまいますが、
久々にハノイの薄く曇った街並みを上から見下ろすと、やっぱり懐かしい気分になりましたとさ。
ハノイは「経済発展」と「懐かしさ」の狭間、という事をいつも感じます。街にはメトロも走るし、皆iPhoneも使うし、おしゃれなピザ屋さんとかも人で溢れているけど、
それこそお昼ご飯はいまだに180円とかで食べられる訳です。
バンコクもそうですね。馬鹿でかいショッピングモールが林立する間には、
今でもトゥクトゥクが走ってて、屋台でマンゴー売ってたりして。
東南アジアの都市はどこも急速な経済発展と、そのスピードに着いてこれない旧時代が
混ざっている気がして、それがずっと好きなんだと思います。
ハノイはこれから益々発展していくと思うし、発展してほしいと思う一方、
今ある「古臭さ」や「懐かしさ」は失わず、その面影を残して欲しいなあと思います。
ここまでが2日目、最終日に続きます。暫しお付き合いください。