🌱

※この記事は2023/10/17 に投稿した記事を編集したものです
お疲れ様です。2組です。
生大喜利8回目、10/14 四つ葉の黒婆さん主催の「大喜利双葉杯弐」に出場しました。

ちょっと信じられないんですけど優勝しました！流石にnoteを書きます

(詳細なルールの確認は主催の方のnoteをご覧ください)

結成

まきびしさんと私は虎猫さん主催「始めの一歩」の3期生　私は中3、まきびしさんは高2で歳も近いです
大喜利の場に友達が本当にひとりもいなくて、唯一仲良くしてくれてたかつ面白さが心に残ってたまきびしさんに私から声かけて、ふたりで好きな単語を組み合わせて「ポチッと見るだけ油淋鶏」になりました

0.当日

行きの電車で大喜利茶屋の「日めくり」のお題(5題から選択式)の全てに対して2~3答考え、そのプロセスを書き出しました
どの大喜利会に行くにも前日から下痢と動悸が止まらなくなるので、大会のときだけの特別な緊張はありませんでした
まきびしさんとふたりでサイゼリヤに行って軽く話した　作戦会議らしい作戦をどう立てるか分からなくて、ひたすらまっすぐ大喜利するしかないんだろうなと思いました

予選

予選壱

ポチッと見るだけ油淋鶏はグループH
この出順が自分たちにどう響くのか分からなかったのでめちゃくちゃ怖かったです
待機中も少しでも脳が回るように、他のグループに出てるお題に2~3答考えるようにしてた、だから人の回答は本当に分からない

今回が初めての大会出場だったので、大喜利の大会って普段どんなスタイルの人でもめちゃくちゃ正統派で来るものだと思ってたのに、カラスみずさんとactiveさんが銃持って大暴れしてたり、南部屋敷さんが舞台の端から端まで大移動してたり、自分の思い描いてた“大喜利の大会”の像が大きくズレていた事に気付かされて完全にこれで萎縮しました
のちに意気込みで「大人、怖すぎるだろ！！！！」と叫ぶことになった

グループHのメンツは次の通り(敬称略)

ねむのき(ぜあらる｡/藤吉)
セパ飴(大島/セパ博)
我慢できない(余馬/moemoe )

キツ過ぎる！マジで分からん、誰もまず存在をほぼ存じてませんでした
実際1問目(お菓子お題)は本当に何も浮かばず、絞り出した2答もほぼウケなくて絶望だった2問目(パソコンお題)では「何もしてないのに詳しい人だった」と答えて一応ウケたかな…という感覚だけで終始手ごたえは無し
まきびしさんも同じ感覚だったようで、席に戻ったあと「パソコン分かんないよ…」とこぼしていました

結果は敗退。今のところ全然アツくない
とはいえ諦めるには早すぎるのでなんとか励まし合い、予選弐を待ちました

予選弐

タッグの流れを決めたのはここだと思っています

1問目(「お前は群れから追放だ！」と言われたゴリラ、一体なにをした？)では、「話したことあるけどちょうど仲良くはない群れと、合併の話を持ってきた」と答えてウケ、まきびしさんの「ボスが進めてくれた沼で吐いた」で大ウケ、2人で大きいの二つ打ち込めた感覚がありました

2問目(地位の高さに比例して強い武器を持たされる世界)は、終盤まで全く思い付かず、かなり苦しかった記憶があります
なんとか思いついた時には10カウントで、最後の最後に出した答え「ののかちゃんが身の丈に合わないデカい大砲を持たされて(自分の撃った弾の衝撃で震えて)いる」がかなりウケてくれました
しっかり喋り方までシュミレーションして出せたし、諦めなくて良かった！このあとマジックタイムで粘って勝つ勝ち方で進むことになるのでたぶん良い流れになったんだと思います

自分の感覚的には、かなり刺したい方向、出したい毛色の回答が出せている感覚がありました
ふたりとも気持ち良く終えられて、最低目標(ひとつ大きくウケて良い気持ちになる)が達成できていました

だーーーーーーい休憩

緊張で朝から何にも食べられなくなっている私は、まきびしさん、気球マイスター、世界さん、納屋の鍵さん、そして観覧に来ていた二階から手続きさん、はいどぼーいさん、かわいい床さんと、コンビニに向かいました
吹きっさらしの中スカイツリーを眺めながら過ごしたここの時間が、書くと長すぎるので割愛するけれどとても宝物です、一生忘れないと思います

会場に戻ると、いろんな方から「予選弐面白かったです、ウケてましたよ」「これは行ったんじゃないですか」と言っていただけて、緊張がまた戻ってきました

休憩明け迎えた結果は、予選参進出
めちゃくちゃ分かりやすく叫んでしまいました(その後勝ち上がる度全く同じトーンで叫びました　すみません)

予選参

ここまで来たらトーナメントに…ベスト8に…と思いながら挑んだ予選参
本当に記憶がないけれど、感覚的に2位には付けたかなという感覚でした

結果はcブロック2位、本戦トーナメント進出
この時点でもう結構褒めて貰えるぞ、頑張ったぞという気持ちではあったけど、それを凌駕するくらいここまで来たら獲りたいと貪欲になっていました

本戦トーナメント

ここからはタイマンの印象審査になるため、審査員の皆様がペンライトを使用していました
登場時にペンライトを振って下さっている光景に、そういう風習だと分かっていてもものすごく心震えました　かなり乗ってきてだんだん怖いものがない気がしてきて、「もう大人、全然怖くないだろ！！！」と叫びました

準々決勝

初めに当たったのはHACINANAホールディングス(J@Q/スポーツバッグ)のおふたり
もちろんお名前は存じていましたが、生で拝見するのは始めての、打率が高くて面白いおふたり
お題は「あらゆるプロスポーツが年に1回しか試合を行えない世界」
私は序盤に「卓球の選手が『チョレイ！』と言っても、溜まってたんだなとしか思えない」と答えて、かなりこれが終盤まで有利に働いてくれました
「色んな想いが詰まってるものが無下にされる」という意図が伝わって良かったです

結果は、勝利　
ベスト4入りが叶いました　ああ自分たちって勝てるもんなんだ、勝つことって別にありはするんだと自覚してしまって、この辺りから隠しきれないほど震えが止まらなくなっていました
ここまで来たら勝たなきゃだけど、あと2回も勝たなきゃいけない恐怖と高揚でおかしくなってました

去り際にお二人から、「絶対勝ってくださいよ」と声を掛けていただきました。m-1のアナザーストーリーとかで聞くセリフすぎて、自分ごとになったのは初めてでとても背中を押してもらいました

準決勝

ここでは土中学先手必勝(北戸田スイッチ/こんぺいとう雑誌)のお二方と対戦

まきびしさんも私もこのお二方にはかなり憧れを抱いていて、対戦が叶った事自体嬉しかったです　特にこんぺいとう雑誌さんは今大会恐ろしいほど面白く、正直勝算がありませんでした

1問目(占い師『あなたに不幸の予兆が出ています、心当たりは？』 昨日地蔵を蹴ったし、神社にゴミを捨てた人『〇〇〇』)では、急にポコポコ回答が湧いてきて楽しかったです
生活していてなんとなく頭に残っていた小さな面白さが味方してくれてる感覚があってそれも嬉しかったです　でも決定打を出せていなくて状況が打開できないときにまきびしさんが「私は虐殺ですか？」で大跳ねしていって、本当に助けられました　面白かった…

結果は　決勝進出

え？え？と何回も言ったのを覚えています。勝ててしまった　もうここから、準優勝か、優勝しかない
ここのあたりから私は過呼吸気味になっていて、頭を回せるかかなり怪しかったです
決勝はほとんど間を開けず始まりました

決勝

最後の対戦相手はしずかちゃんとまりなちゃん(奥山/にとる)のおふたり
ずっと淡々と面白くて怖かった　できることなら当たりたくなかった、決勝の形としていちばん怖いケースにぶち当たってしまいました

最後の意気込み、まきびしさんが心からの「激アツでしょう…」の叫びでウケていてなんだかよかったです　奥山さんに「息が荒すぎる、大丈夫ですか？」と言われてしまい、完全に動揺を見抜かれていて逆に笑ってしまって吹っ切れました(まきびしさんも同じだったみたいです)

最後のお題は

「あなたが幼かった頃、職員だったお父さんが、まだ何も生き物が展示されていない水族館にこっそり入れてくれたときの思い出」

真面目に要素を探すのでは少なすぎる
私は基本的に「異常な空間にお父さんとこどもの構図があって何が起きたら面白いこか」に視点を置いて考えていきました　しかしほとんどちょっと良いことをいうだけの機関となってしまってここまできてかなり苦しみました　まきびしさんは「水中でベイブレードが上手く回らなくて萎えた」など、その子どもの態度の解像度を上げるような回答を出してガンガンウケを取っていて、最後の最後、やっぱりまきびしさんに引っ張ってもらっちゃったな…と思いました

マジックタイムも粘り倒して戦い抜いた3分が終了　相手方も自分たちもウケていて、何もわからない火照りの中、まきびしさんとともに「楽しかったね」とだけ言葉を交わしました　決勝の結果は

しずかちゃんとまりなちゃん　2票
ポチッと見るだけ油淋鶏　3票

優勝　ポチッと見るだけ油淋鶏

すっとんきょうな声が出ました。信じられなくて何度もまきびしさんと目を合わせました　つい数時間前まで夢に過ぎなかった称号を手にしてしまった！さすがに泣きました

講評後、立ち上がって、今までタイマンの際にしたようにお2人に一礼しようとした時、

こーのー船ーを漕いでゆけ〜♪

一瞬でとあるツイートを思い出して、あ〜〜〜！となりました
奥山さんは、少し前に開催されていた、犬ドッグさん主催の「手汗と遊びたい21人の大人たち」の、手汗さんのギャグを考える企画で出た敗退ギャグをぶち込んできていました

やっぱり強い…自分ができないことができる人、かっこいい…

まとめ

初めて参加した大会が、タッグ形式で本当に良かったと思っています
審査員の方からの講評で「お互いが苦しいところをカバーし合えている、タッグとして最高のバランス」と多く言っていただけて、本当の意味で、我々は良いタッグだったんだ、お互い頑張って来たことが実ったんだと心から思いました
まきびしさんと組めて、本当に良かった

これは大会中にも何回か言ってしまったけど大喜利楽しくないな…な瞬間が少なからずあった中で、しっかりと残る記録を残して、楽しむための大きなステップを得られた事でとても安心した部分が大きいです
やっぱり評価のつく趣味を楽しむ力を持つのは難しいなとつくづく思います、今後の大喜利人生もどんどん楽しくしていけたらいいな

最高の大会を用意してくださった主催の四つ葉の黒婆さん、スタッフ•審査員の皆さん、切磋琢磨してくださったみなさん、関わってくださった全ての方々、本当にありがとうございました！

2023.10.17 6年2組の2組ちゃん

2024.10.14 追記

1年前に書いた文章を恥ずかしくて何ヶ月も取り下げていて、文体を直して出しました！

この時双葉杯で優勝できていて本当に良かったと思ってます、ありがたいことにこれをきっかけに人脈と自信の基盤ができてきて、辞める理由はなくなりました
びしちゃんとじゃなきゃ絶対できない優勝だったし、びしちゃんと優勝することに意味があったなとつくづく思う

本当に個人戦優勝を今年の文化杯に間に合わせたかった！1年ありゃ間に合うと思ってしまっていた！私個人に限った話をすると、正直この時以来の活躍ができた大会がないし動画も今のところないし、このタイトルに見合う実力があると思ってもらえてないんじゃないかと思う日々が続く！この時の自分と同じくらいかもっと大きな出力が出せる日を、次の優勝の日をそう遠くないうちに引き寄せなきゃいけないと思っています　今後ともよろしくお願いします！