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【100部突破】 ベビー(悟空4搭載型) {アルバト優勝・決勝大会best32}
このたびは決勝大会にベビーを持ち込んでいき、best32へ。予選では初戦から3連勝、最終戦ブウに負けるもトナメ確。
本戦は初戦ブウに勝ち、2戦目はビルス対面に核である先トラが宇宙の彼方に行ってしまい負けてしまいました。
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構築は悟空4を軸としたグッドスタッフ型を選びました。
Q.グッドスタッフとは
A.単体でカードパワーが高いカード搔き集めて作ったデッキのことです。リルド型のように各々のカードのシナジーからなる強さを押し付ける構築ではなく、悟空4や5バーダック、洗トラなど1枚のパワーで押し付けていく構築となります。このベビーはハイブリッド型とも呼ばれたりします。
何故ベビーを選んだか
4弾では天使悟空があり得んくらい強化され、6ベジットや1ビーデル登場により3弾環境の課題であった対人造辛い問題や7悟飯無理ゲーワロタ問題を解消することに成功しました。
3弾のwave2では自身はその天使悟空を持ち込んでCS東京Best8まで勝ち上がることができました。
その実績から分かる通り、天使というデッキへの理解度はかなり高く4弾でもそれをひたすら練習し決勝大会に持ち込むという択もありましたが、今回はベビーを持ち込んだのは何故なのでしょうか。
① 天使が環境によりメタる側からメタられる側になったのとミラーの増加
3弾は天使悟空を使っている人間は過疎集団の一員であり、それゆえこのデッキと対面している人が殆どいない状況でした。それはどういう意味かというと、対天使への適切な動きを理解してない人が多いため戦いやすいということです。この理解度の隙を突いて三弾環境では不利対面である人造人間への勝利を収めることもそこそこできました、例えばwave2の予選時ですが場に2ビーデル1枚シャプナー2枚とサタン1枚その他小粒が並んでいる時に6人造が出てきて、理解度ある自分なら当たり前にビーデルシャプナーですが、その方は
「ビーデルとサタンKOで!」
と呟き、内心こちらはガッツポーズしながら処られ、次ターン余裕で6人造をボトムへ送る。といったプレイングなどをしていました。
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また赤対面なども当時は天使をそこまで意識しておらず、10000-悟飯や5000koベジータといった対天使へのメタカードを採用した構築はあまり存在しなく、良くてカトペスラ(複数並ぶともう焼け石に水だが)だったことや、6悟空などもないため後半のサタンシティ・2ビーデル・4悟飯が並んだ際に確実なる処理漏れを起こすのでめちゃくちゃ有利に立ち回ることができ、3弾は対人造とセルを除いては全ての対面において有利に勝利を収められるデッキかつメタられないデッキだったのでめちゃくちゃ旨かったです。また前回書いたnoteの通り、人造に対しての適切な動きも言語化できており不利対面も捲れる可能性はあったのでデッキ選択としては申し分ありませんでした。
ですが4弾の強化でTier1に浮上してしまい、結果全デッキからメタられ、終いには人造が神様を採用してくるなど3弾の利点が一つ失う形となりました。こうしたメタられる側のデッキは対面が動きを事前に読み、適切な行動をしてくるため握る側としては少し扱いづらくなったとも感じました。
更に握り手が増えたことによるミラーの増加も懸念点でした。天使のミラーは他のミラーと比較しても複雑で難しく、決勝大会に行く強者の天使ミラーで強く出れるとは自身の実力では到底思えませんでした(優勝者NJさんとは3弾アルバトで2回ほどミラーさせていただきましたが、どちらもボコボコにされて負けました泣)
またミラー時間無いよね問題も圧し掛かり、時間制限も考慮しなければならない決勝大会という場もあるため自身が握るデッキとして本当に適切なのかと考えたりもしました。
その点を考慮しても天使は非常に強力なデッキなのとプレイの素早さにはある程度自信あったので持ち込むか悩みましたが、後述の理由により自身はベビーを持ち込むことにしました。
② ベビーのデッキパワーがシンプルに高い
このデッキは洗脳トランクスや悟空4によるリソース力とレストのカードをコンボに付けられるリーダー効果による非常に高いパワーを武器にして相手のライフを詰めるゲーム展開をすることができます。
特に洗脳トランクスはこのデッキの核とも言え、これが三枚以上引けるだけで全対面優位に状況を保ててしまうほどのポテンシャルを持ってました。
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リソースが増えることはゲームプレイに強い選択肢を与えます。
ザマスやビルスなど早期に詰めたい対面に対しては、トランクスで回収する万券リソースを攻撃時のコンボに振り火力を上げる要因として使う。魔人ブウ対面など相手がリーサルを狙う攻めのデッキに対してはトランクスでリソースを回収し守りのゲーム進行を強くすることもできる。
そしてリーサル時は今まで保ってきたリソース力を使い超高火力でダブストなどを突っ込んでいく、5バーダック+ベビー少年+2トランクスという定石はこのデッキの強みであり、この三枚から合計火力7万を叩き出す高いリーサル力を押し付けられます。
トランクスのリソース力は青のカードと比較しても劣らず、4コストの大猿ベビーや3コストのスーパーベビー2も回収できることから次ターンのゲーム展開も考えながらプランを選択できその幅は無限大とも言えます。(実際ベビー2→トランクス→トランクスでベビー2回収→次ターンベビー2→ベビー2→トランクスというループは山から適切にトランクスを持ってこれる上に一生リソース減らさず高火力で打点を出せるチートムーブです)
また、黒の高コスト処理が厳しい問題もこのカードは解決してくれており、前述の5バーダック+ベビー少年体+洗脳トランクスでリソースを一切減らさずに相手の高コストを処理しながら顔を5万で詰めるパワープレイが可能となりました。そのため、相手が殴らないプランを行ってきた場合はこの流れをひたすらやり、そうすると5万攻撃を継続して耐えられる訳がないので相手リーダーが慌てて顔を詰めてくるようになり結果ゲーム展開を大幅に優位に進めることができます。
そのデッキパワーは海外では強く認められ、トナメ常連だったりTier表を見ても1~1.5くらいと申し分ない立ち位置にいます
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(自分的には天使のみTierSでそれ以外はさほど変わらない認識です)
③ 一番の不利対面である天使悟空への理解度が優れていた
あらゆるデッキを使う上で避けて通れないのは不利対面への勝率です。
記入時点で自身が思う有利不利はこのような感じになっております。
赤
ジレン 微有利
ビルス 五分~有利(洗トラの引きに大きく依存)
Da悟空 微有利
青
一般的な天使 微有利
理解度ある天使 不利
上手い天使及び強運天使 無理
ザマス 微不利
青ベジータ 微有利~微不利(相手の構築依存及び先行ゲー寄)
黄色
魔人ブウ 五分
緑
人造 負けたら処刑
セル 負けたら処刑
黒
あらゆる黒系統 先行が勝つ
これはあくまで自身がプレイしてきた上で感じたことですが、青リーダーを除いては基本的に対等に戦える立ち位置というのはベビーをある程度触っている人間なら共通認識かなと思っております。
その中で、黒はどのリーダーを通しても天使悟空は一番の不利対面(決勝大会出場者レベルの人間が扱っている前提)であり、その理由は相手の1コストを複数面処理するカードが存在しなく5枚6枚並んだだけで、面から生み出されるリソースで差を付けられゲームセットしてしまいます。この点は自身が天使悟空を使用していたため、黒の弱点として理解しており3弾当時は天使悟空で黒に負けるなどあり得ないとまで思っておりました。実際自分が今天使悟空を握ってベビーと対面してもまあ殆ど勝てると思います。
それを理解してもなお、ベビーはその不利対面への対処法が他の黒リーダーと比べて高いと感じました。後ほど天使悟空対面についてはかなり濃い密度で触れていきますが、箇条書きするとこのような感じです。
①洗トラによるリソース力及びそれでギルを回収し継続した1コス処理
②大猿ベビーを最も有効に使え、継続した2ビーデルの除去
③高い詰め性能を誇るダブストにより早期決着の解法
特にこの対面は悟空4よりも大猿ベビーを使用することが多く、この対面では多様する戦術ですが「大猿ベビー+ブラマーカー生成+10倍かめはめ波」で自傷をしながら三面処理を行うことができ、この動きを早めに行えれば次ターンミスターサタンの使用を強制させるゲーム展開も可能となり非常に優位な状況でプレイを進めることができます。
何より相手のデッキは自身を決勝大会に導いてくれたデッキであることから天使視点でのされたら辛い動きや適切な殴り方など自分は他の決勝大会にいる天使悟空を握っている人と比べてもとてつもなく高い理解を持っていました。自分で言うのもあれですが、決勝大会に参加する天使悟空の使い手の割合の上位くらいにはあのデッキを上手く使える自信はありました。つまりメタる側としては最も強く動けるわけです。
その成果もあってか、調整等で天使悟空を使用してもらい練習を組んでもらいましたが不利対面ながらも勝率は5割近くを保つことができその結果あってこのデッキは不利対面へ勝つことも可能なデッキであると判断して持ち込む一つの大きな理由となりました。
④環境のメタ読み
決勝大会前にデジタルを回してましたが、人造人間の出没が明らか増えたことも一つの理由でした。ベビーは対人造には大幅に有利です。攻撃回数や火力が高いことも理由の一つですが、シンプルこいつの存在です
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これによってセル笑7悟飯笑ブロリー笑みたいなゲーム展開にすることができ、こいつを処理した後に悟空4を頑張って処理した頃にはとっくにライフが1でハンドスカスカになってます。
そのため、海外では天使やべビーがメタのトップであることから人造側もそれを意識した構築を組んでいました
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2ビーデルや2トランクス絶対〇すマンの採用は人造側にとってマストな環境なのかなと思ってましたが、実際日本勢の構築を見るとそれらが一切投入されてない上にゲロ研型が多く、当たり前に黒目線ではエナの初動加速が遅いゲロ研はボーナスゲームでしかないため当たった瞬間勝ち確でした。
人造多いなら持っていくかとなり、その予感は的中し予選ラウンドは2戦とも人造と当たり、当然のように勝ったのでこのメタ読みによるベビー選択は正しかったです。
軽くまとめましたが、その他時間を考慮しても当たり前に30分で終わるデッキ(30分かかったら何しとんねん!)な点も含めてベビーは決勝大会で持ち込むには非常に強い候補となり練度をひたすら上げて持ち込むことに致しました。
結果はBest32と後2歩及ばなかったですが、デッキ選択自体に後悔は全くなく、今後三弾はこのデッキを中心に使い続けていくと同時に大型大会も1月のアルバトex以外では無くなったため今まで使い続けた故の知識をこのnoteでは公開していこうかと思います。
祝100部突破(12/24追記)
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本noteは発売1週間足らずで100部突破しました。感想も多く頂いておりアルティメットバトル優勝報告もいただき自分のことのように嬉しいです😂
4弾環境でもベビーが強いのであれば追記を更新し、200部目指したい所です
note発売以降の追記項目
1/25日 追加項目
・4弾締めくくりの構築
・天使悟空対面への追記
・人造対面への追記
・ミラー後手の別方針
デッキ解説
ベビーリーダーの強みとは
前述した通り高いリソース力とレストのカードをコンボできることによる火力の底上げ、及びリーサル時の圧倒的出力がこのデッキの強みです。
特にベビーリーダーは10000コンボのカードで優秀なカードがとてつもなく多く(3ベビー・ブラ・グロリオ・ベビー少年…etc)万券の枚数が22枚(決勝大会リスト)と他のデッキと比べてもを多く保持しており、これによりリーサル時の5バーダックオールインの出力をとんでもないぐらいに底上げさせてくれます。
この高いリーサル力と継続したリソース力は守りが強いザマス・天使悟空・人造においても匹敵した火力を叩き出すことができ攻めのリーダーとして申し分ないほどです。
またリルド将軍を採用しておりませんが、その代わりに3コスベビーを入れることで攻撃回数を多くするプランを保有することもできます。ライフの詰めは5バーダックで縦に強い攻撃で締めていくのが黒の定番ですが、今弾では6身勝手の登場によりダブストよりも、攻撃回数を多くしリソースを削ったり、リーサルを組んだ方が強い場面が存在します(特にジレン対面など)そこを担うのがこのカード
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こいつで万券を持ってこれるだけで、3コストコンボ値2万をたたき出すことができ特に洗脳トランクスがサーチできたときの出力は宇宙を超えます。ベビー→洗トラ→少年+洗トラ→リーダーといったプランはこの三枚だけでコンボ値7万の出力をたたき出せしかも手札消費無し。リーダーによってはこの分割とリソース差だけで勝利を収めることができます。
また洗トラの回収先であるため
6エナ(ベビー2→洗トラ→少年洗トラ→ベビー2と少年回収)
7エナ(ベビー2→ベビー2→少年洗トラ…)
という感じで洗トラが一枚あるだけで次ターンも永遠に回すことができ、この戦略は対ジレンのような連パンでリソース差を付けていく方が強いデッキには滅法刺さります。
このカードはもちろんのこと洗トラ独自による分割リーサル力・5バーダックオールインも当然強みです。それらリーサル力はこの動画で示しておきます。
決勝大会時のデッキリスト
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~決勝大会時リスト解説~
ギル
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4弾環境は天使悟空の増加により早期でシャプナーを処理することが全デッキに命じられる環境となり、そのメタからこのカードは必須であると考えております。特にベビーリーダーとのシナジーはよく、マシンミュータント属性ゆえレストの状態でもコンボできることや、洗脳トランクスでトラッシュから回収が可能なため使いまわしも可能であり1コスシャプナーの継続した除去を可能としております。
その他、ウィス等や黄色の1ブルマ等も処理できるこのカードは意外とバリューが高く万券なためベビーデッキではそもそも使える一枚とも言えます
キャントリ枠
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先行1t目でプレイするカードが存在しないのは流石にまずいと思ったので入れました、このデッキは後半キャントリを使用することはあまりなくベビー少年からのトランクスを最優先してプレイするため本当に前半で使う程度で後半はエナに行くことが多いです。無くても問題はないのかなと思ったりはします。
Dr.ミュー
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先行の早期マーカー生成による先3悟空4or大猿の再現性を上げるために2枚追加したカードです。カカロットではない理由を触れておきますと
・マーカー生成はブラが圧倒的に強く2tまでにそれが引ければそちらを最優先したい。それゆえ先1でマーカーを作る必要がない
・先1tカカロットが手札カツカツになるためそもそも弱い上に先2でそのリカバリーに見合うほどのカードを出せるかと言ったらそこまでではない
・そもそも先2でカード出さんくても先3悟空4で十分すぎる
・マシンミュータントなため、トランクスの回収先万券としての機能を持ち、このデッキではカカロットによるデッキ下送りよりもトラッシュ送りの方が噛み合いが良い。
・万券なのでリーサル時の出力を上げる一つとなる
上記の理由で自身はミューを選びました。カカロットのどちらを選ぶかは好みの問題かとは思われます。
ベビー少年体
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コスト踏み倒し能力を持つこのカードは主にリーサルターンで強力な一枚となり、使用例としては
・5バーダック+ベビー少年体+洗トラによるリーダー攻撃含めた三分割リーサル及び手札消費無しの5バーダックによる詰め
・上記パターンの洗トラをブラに置き換え、ライフ回収を1コスで行うリーサルプラン
また2悟天を絡ませることもあり
・ベビー少年体+2悟天によるコスパの良い4コス除去とコンボ値の詰め
等は4ジレンに対して多く使用します。
前述した通りバーダックとの噛み合いが良くリーサルターンでは6エナあると再掲となりますが
バーダック登場→リーダー攻撃時ベビー少年体コンボ→トランクス登場
で3分割リーサルが組め、かつトランクスによりリソース消費を無しで組むことができます。またライフを殴られず、覚醒ができないといった場合でも
バーダック攻撃→ベビー少年体コンボ→トランクス登場→トランクスコンボ
この流れは手札消費無しで相手の面を除去しながら相手のライフに畳み掛けられるため非常に強力です。
また守りの側面としての役割も担っており、主にブウ対面などは逆リーサル構える時にこいつをポン置きすることで
相手リーサル攻撃時少年体コンボ→手札からトランクス→トラッシュから万券2枚回収
という動きをすることで実質スパコンが一枚増えます。青や赤対面などは除去されるので使えない戦法ですが、頭の片隅に入れておくと案外使う時があります。
トランクスでサルベージできるかつ、中盤~終盤以降に使うカードですので3枚採用という形にしております。
トランクスGT
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オリカです。スパコンかこいつどちら埋めるかと言われたらスパコン埋めるくらいのオリカ性能です。あらゆる対面においてこのカードを2枚以上引いただけでゲーム展開を優位に進められ、3枚引いたら高い勝率を保つことができます。(例えば世間ではベビーvsビルスはビルス有利とされていますが、このカードを2枚以上保有した時点で対ビルスは有利対面に変化します)
数ある黒リーダーの中で何故ベビーリーダーなのかは全てこのカードが理由と言っても過言ではなく、このカードを試合で何枚使い如何に有効活用できたかが勝敗に大きく左右します。
ベビーが上手い人はこのカードの使い方が尋常じゃないほど上手いです。
デッキの核であるため各対面の解説では死ぬほどこのカードの使用タイミングについての話が出てきます。
以下ではもう一つの2コストトランクスとごちゃ混ぜにならないよう、呼び名を洗トラまたはオリカと呼ぶことにします。
ブラGT
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