【2020年を振り返って】
<ヘッダー画像は今年3月1日偕楽園にて撮影>
こうしてちゃんと文章を書くのが久しぶりすぎて、どうやって書き出せばいいのか全然分からん……。
自分がどういうテイストで文章を書いてたかすっかり忘れてしまった(´・_・`)
いつにも増して言葉が出てこないのをもう実感して前途多難だけど、この一年のまとめはきっと後に大切な思い出になると思うので、どうにか探り探り綴っていこうと思います。
この一年を振り返って、真っ先に出てくるのは当然「コロナめ……」って感想(?)で、
言わずもがなだけど今年はコロナのせいで日常がめちゃくちゃになっちゃって、今まで当たり前のようにあったものは当たり前ではなかったんだなと思わされた一年でした。
1月末の東京での気象予報士試験の頃は、確かまだ中国で新型肺炎が流行ってる……くらいで、ちょっと怖いなとは思いながら東京に向かったけど、正直他人事みたいな感じだった記憶がある。マスクしてる人もまだそう多くなかった気が。
ライブが一気に中止になったのは2月末とか3月頭くらいだったっけ?
その頃もまだ、3月末のライブなら大丈夫かな……なんて思ってました。
それがあまりに甘い考えだったと分かったのはもう少し後の話で。
今年はとにかく残念な気持ちになることが多すぎたし、世の中の閉塞感に引きずられるように私もだいぶメンタルをやられた時期もあったけど、この不自由な一年の心の支えになってくれたのはやっぱり「推し」たちでした。
実を言うとアイドル界隈以外で推しって単語使うの未だに若干抵抗があるけど、こんなに便利な単語を他に見つけられないので……。甘んじて使う。
ムックとの2020年
☆行ったライブ
Lock on snipe Tour 「関東型壊れたピアノとリビングデッド収監11days」
1/18 HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
1/19 高崎 club FLEEZ
2/8 恵比寿LIQUIDROOM
「惡-The brightness world」
12/27 日本武道館
ムック関東収監はとにかく久しぶりにムックを地元で観られて嬉しかったし、次の日の群馬も私にとってはシックスナインデイズ(2006年)ぶりで、懐かしく最高に楽しかったです。
この2日間は夢烏友達のあめちゃんと行動を共にできたのが嬉しかったし、ライブ後高崎駅まで一緒に走ってもらったのは、今でもちょっと申し訳ないと思いつつとても良い思い出です。
関東収監は3日間ともちゃんとライブ日記書こうと思って終わった後めちゃくちゃメモに残したのに、結局書きあげられなかったのは今になって大いに後悔してる……。
まさかのまさか、さとちのことがあったから尚更。
さとち脱退の発表に関してのファーストインプレッションはTwitterに綴ったとおりで、以下転載。
(noteの機能でツイート埋め込みもできるんだけど、アカウントに鍵かけちゃうと見えなくなるので)
朱からのメールを見た瞬間は、当然ショックではあったんだけど……でもなんか不思議と落ち着いてる自分がいて、
xxMとかR&Rとかいろんなインタビューを読んで、近年のさとちには精神をじわじわ削りながらムックの活動に臨んでるみたいな危うさを感じてたから、
正直メールのタイトルで「大切なお知らせ」って見た瞬間に、あ、さとち抜けるのかもって予想できてた。そんな予想当たっても全然嬉しくないけど!
なので「えーっ!なんで!」っていう驚きはなくて「そうかあ……辛かったね」みたいな気分ではあった。まあすぐには信じられなかったけど
昔は、ムックは誰かが抜けるって言ったら解散すると思ってたし、むしろそうしてほしいとすら思ってたけど、
今は残ったメンバーでムックを続けてくれるのが本当にありがたいと思う。嬉しいではなくありがたい。
やっぱいろいろ思い出しながら書いてると涙出ちゃうな
あーーーーほんとは抜けてほしくない!ずっと4人でムックを続けてほしかった!!!これからもさとちとたくさん思い出を作れると思ってた!!!引退なんて悲しすぎるわ!!!!!
でもさとちの幸せが一番だから、ムックを離れてからのさとちの人生がより素晴らしいものになることを祈ります
さとち最後までよろしく!!!!!
ありがとうずっと大好きだ
これからも私は永遠にちストです
発表から一週間後には、自分は夢烏にしてはかなり落ち着いてたと思います。
悲しいのは当然だし、今でも夢だったらいいのにとも思う。
けど、これは紛れもない現実だし、決まってしまったことは仕方がないし、「音楽と人」のインタビューでさとち自身の口から語られた以上の具体的な理由を憶測する気もなかったし、
自分にできるのは、さとちがムックのドラマーのさとちでいてくれる残りの時間を大切にすることだと考えたら、この心の境地に達しました。
自分の言動がもしさとちの選択に関わることがあったならもっと悔いたかもしれないけど、その可能性はゼロだし。
自分がファンレターを書いたりしてもっと想いを伝えてれば……なんてうぬぼれた夢は見ない。
「バタフライエフェクト」は知ってるけどこの期に及んではそれもないでしょう。
それに、もし自分の家族や友達が仕事で辛い思いをして苦しんでいたら、私は、
「簡単なことじゃないとは思うけど、心が完全に死んじゃう前に辞めた方がいい」
と言うと思う。
もちろんさとちと私は赤の他人だけど、私からしたら「大切な人」に対する想いは一緒なので。それに尽きます。
とはいえここまで書いたくせに、武道館公演を観たら結局がんがん心を揺さぶられてしまったんだけど(;∀;)
それはまた個別に記事を書こう。
ザ・ギースとの2020年
☆行ったライブ
「シェア・ザ・ワールド2020」
2/22昼 紀伊国屋ホール
ザ・ギース全宇宙配信ライブ「スペース・ラグジュアリー・コント」
10/26~28 座・高円寺2(4公演全通)
リストアップして改めて感じるこの少なさよ……。
前述のとおり、1月末に気象予報士の試験があったので、それに備えてギースの現場は控えてたのが痛かったです。
ムックの方は地元宇都宮&隣県群馬だったから試験直前でもどうしても行きたくて行ったけど、ギースは試験終わってからまたいろいろ行けるしと思って。
まさかこんなことになるとは思ってなかったからなあ(´・_・`)
シェア・ザ・ワールドは、正直言って自分的にはうーーーーんって感じで……。
序盤で早々についていけなくなっちゃって、そこからもう遅れを取り戻せなかった。
ラストのそれぞれの国の言葉でセリフ言うとこも、そこまでを楽しんで観てたら、うわかっこよ……(惚)ってなってたと思うんだけど、
もう私はすっかり虚無になっていて、ギースのふたりのパートでさえ、うわの空で聞いてた記憶がある。
途中の高佐さんのダンスがめちゃくちゃ格好良かったのが救いでした。
ポーカーのあとに持ってたトランプを投げ捨ててダンスパートに入るとこは心臓跳ねた。
というのもあって、今年の最初で最後の生ギースの思い出がこんなもやもやしたままで終わるのなんて嫌だーーーーー!!!と思っていたから、スペース・ラグジュアリー・コントが無事開催されて、自分も足を運ぶことができて良かったです。
何せライブに行くのは8か月ぶりで、当日になってもなんだか「今日ライブに行くんだぞ」という現実感がなくてふわふわしていたけど、
チャリを漕いで宇都宮駅に行って、NewDaysで飲み物買って、電車に乗って……とライブに向かうまでの今までのルーティンをなぞる度に、指先から少しずつ感覚が戻っていくようで、
その仕上げに吸い込んだ座・高円寺の空気は格別でした。
配信で観るライブと現場で観るライブの決定的な違いはやっぱり「空気」なんだと思う。
初日、ステージが明転してワイヤーで吊られてるふたりが目に飛び込んできた瞬間の、あの心の高揚は一生忘れたくないなと思いました。
ギースヲタになってそれなりに経つけど、まだこんなに新鮮なときめきを感じられることがあるのか!と、マスクの下で顔が上気する感覚があったのを覚えてる。
ライブ全体では、手放しに面白かったー!ってネタも、ちょっと微妙だな……ってネタもあり。
そういう感想を久しぶりにヲタ友さんとあれやこれやと語り合いながら帰れたのも本当に本当に嬉しかったです。
私は「えびふわ」が一番好きでした。「えびふわでしょ」って自分を指さすところが超好き!!
あと一発ギャグが予想外にウケちゃって戸惑う尾関さんに笑った。
過去ネタは結構意外なチョイスだったなー…。
あと大竹マネ作のOP曲がすごく良かった!!!
今回の「全宇宙配信ライブ」を、ギースは、どういう人が観てくれてるだろうと考えているのか、そしてその人たちにどういうものを見せればいいかと考えているのか、自分なりに感じるものがありました。
「今」のギースを現場で感じることができて、無事見届けることができて本当に良かったです。
帰路、ヲタ友さんと「年末のASH&Dライブで会いましょう!」って言い合って別れたんだけど、中止になっちゃったなあASH&Dライブ……ううっ……
去年、数えきれないほど現場で顔を合わせたヲタ友さんと、結局スペース~の3日間に会ったのが今年最初で最後になっちゃったのが悲しすぎました。
ライブ中止は残念だったけど、プレオーダー申し込み受付中の段階で中止を決めたのは大正解だったろうな……。
あと何より嬉しかったのはKOC決勝進出!
「明るいニュース」っていうのはこういうことなんだなと、しみじみ実感しました。
毎週土曜日のトーク配信も、てっきり少しの間の露出不足解消(?)のため、みたいな感じかと思っていたので、今に至るまで続けてくれているのは本当にありがたい限りです。
定期的に供給があるというのはものすごい安心感でした。
で。
もともとムックのライブには年に片手の指で数えられる程度しか行っていなかったのに対して、ギースのライブにはほぼ毎月最低でも1回、月によっては2,3回と足を運んでいたので、コロナ禍でライブに足を運べなくなってからのヲタ活の変化、落差は、ムックよりギースの方が相当大きかったです。
ギースに対する愛を構成する要素として、現場の楽しさが占めるウェイトがかなり大きかったということ。
加えて、自分は普段お笑い番組をギースが出るとき以外ほとんど観ないからか、家でゆっくりお笑いを観るというのがどうも肌に合わず、配信ライブのチケットをせっかく買って観ても没入できなくて、実を言うと有料の配信ライブはあまり追わなくなってしまっているという……。
反省しないとかル渋谷とか、ギースが主役なライブは観るけど、ゲストで呼ばれるようなものはあまりチェックしてない感じです。
観れるものを観ないなんてファンとしては失格だと言われても仕方がないとは思うけど。申し訳ない気持ちもあるし。でもやっぱり全部は無理で……。
そんなわけで、ヲタとしてのモチベーションを保つのが難しい部分もあるけど、今は火力を落としてとろ火で、省エネだけど火は絶やさないようにして、またライブに気兼ねなく行ける日をじっと待とうと思います。
自分は単純なのでまた現場に通い始めたら簡単に再沸騰すると思う。たぶん。
新たな趣味、将棋
きっかけは……たぶん5月末ごろだったかな?
テレビをつければニュースではコロナの話題ばかり、バラエティ番組はリモート収録真っ盛りの時期で、何を見ても楽しくない、そんなときにfire TVで適当につけたのがABEMAの将棋チャンネルでした。
その時は将棋には全然興味がなかったんだけど、だからこそ作業用BGM的に垂れ流すにはちょうど良かったのかもしれない。
で、棋聖戦と王位戦の挑戦者決定戦を「藤井くんってやっぱりすごいんだなあ」とぼんやり思いながら見ているうち、コメント欄で、藤井くんの対戦相手が「軍曹」と呼ばれているらしいのが気になって、
なんでこの人――永瀬拓矢二冠(当時)が軍曹なんだろう?と疑問に思い、調べ、その過程で過去のインタビューや人柄にまつわるエピソードなどを多数目にし……
もうそこからは坂道を転げ落ちるように永瀬王座(2020.12現在)に心を奪われていきました。一瞬だった。
永瀬王座のどこに惹かれたかというと、一番は、軍曹と呼ばれる所以となった将棋に対するストイックさだなあと。
有名な永瀬語録に「将棋に才能は必要ない、努力で決まる」みたいな言葉があって、実際その言葉を体現するようにレーティングを上げ続けていること、各棋戦で好成績を残していることが本当にすごいと思います。
私も物事に向かう姿勢を正さなければと思わせてくれる。
あとは対局中の険しい表情と盤を離れたところでの笑顔のギャップ、文字を書くのがちょっと苦手なところ、藤井二冠への愛が重いところ……などなど好きなポイントはたくさんあるんだけど、ファンになって日が浅い私が長々と語るのはおこがましいので止めときます。
なんか、こんな風に自分のバランスがちょっと崩れるくらい誰かに入れ込むのは近年記憶になくて。だからもうはしゃいじゃって(´・∀・`)
軍曹以外にも棋士の先生方はみんな個性豊かで素敵だし、私好みのイケメンも多いし、どんどん好きな先生が増えていく……
斎藤慎太郎八段も好きだし、高野智史五段も好きだし、三枚堂達也七段も好きだし、佐藤天彦九段も好きだし……他にもたくさん……
第3回Abemaトーナメントはいろんな先生を知れる神企画であり罪な企画でした。この企画のおかげで好きな先生が爆増した。
ミーハーなのは分かってるけど好きなものは好きだからしょうがないよね(遠い目)
こうして将棋ファンになってからしばらくは、観る将(※将棋を指さない将棋ファンのこと)でもいいよねと思ってたんだけど。
対局を見ているうちにやっぱり少しは指し手を理解したいと思って、自分でも指すようになったら、これがもうめちゃめちゃ楽しい!
幸いなことに、将棋好きな伯父のおかげか将棋のだいたいのルールと駒の動かし方は知ってたこともあって、かなりスムーズに指し始められた(?)気はする。
この歳になってゼロから将棋始めるなんて大変だよな~でも頑張ろ~と思ってたら、夫は将棋の駒の動かし方はおろか駒の種類さえ知らなかったのが衝撃でした。
自分はどうやらゼロからじゃなくて3くらいからのスタートではあったらしい。
というわけでプロ棋士の先生方の魅力と、ゲームとしての将棋の魅力、ダブルの面白さがあって、あっという間にどっぷり将棋にハマってしまいました。
自分の人生にはずっとわりと身近に将棋があった方だと思うんだけど、今まで30年以上生きてきてまさか今ここで将棋の面白さに気づくとは思ってなかったです。気づけて良かった。
コロナに感謝する気は毛頭ないけど、コロナ禍でなければABEMA将棋チャンネルに辿り着くことはなかったんじゃないかとは思うのでちょっと複雑な気持ちもありつつ。
ただし、長年いろんなヲタクをやってきて、だいたいハマり始めの1,2年くらいが新規ハイで一番楽しいというのも分かっているつもり(´・∀・`)
なのでこの熱が落ち着いたらどうなるか……まあ予想したところでどうせ意味ないので、今はただ難しいこと考えずこの熱に浮かされていようと思います。
最後に
自分としては、将棋にハマったこと、そして永瀬拓矢王座に出会えたことが本当に大きくて、それだけでも今年一年のマイナスを全部吹っ飛ばしてプラスにしてくれたと思っているので、最終的にはそこまで悪い年ではなかったなと思ってます。単純。
もちろん、一年の始めからずっと心を支えてくれていたムックとザ・ギースにも心底感謝しています。
あと最後に言っときたいけどコロナのばーーーーーか!!!!!早く滅せ!!!!!!!!
年の瀬の今この時が憂鬱の底だと、来年はここから浮かび上がれるはずだと信じてます。
来年はまたたくさんライブに行けますように。みんな健康でありますように。
さらっと書くつもりが結局こんな長々と書いてしまった……。
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。よいお年を!