イソップ物語からの『足るを知る』
GWは移動しない。
なぜならどこに行っても混んでいるから。
フリーになってからの恒例行事。
何もしない『クリエイティブタイム』
もちろん年末年始、お盆休みも同様です。
『何もしない時間』
ぼっ〜としている時間を味わっています。
すると
自分の内側から湧き出てくるものがあります。
本当にやりたいこと。
それは『情報発信』
新入社員研修の定番のお話。
3人のレンガ職人の偶然話。
10年後のレンガ職人とは次のような内容だ。
1人目は相変わらず文句を言いながらレンガを積んでいる。成長がないという姿で紹介されている。
2人目の賃金は高くなっていたが、危険を伴う仕事をしていた。技術を磨いたという意味合いはありそうだ。
そして「歴史に残る大聖堂を造っている」と仕事を誇っていた3番目の男は、現場監督に登用されていた。完成した大聖堂に3番目の男の名前が刻まれた。
身の回りを見渡した時、どのタイプの方かなぁとはっきり分かるのではないでしようか?
そこで、
この3人のレンガ職人の違いは何か?
と考えた時に思い出す諺があります。
それは、『足るを知る』です。
辞書では、
他人を理解することは普通の智恵であるが、自分を理解することは普通の智恵以上の働きが必要である。また、力のある者は他者には勝つが、本当の強者とは自分に勝つ者を言う。そして満足することを知っている者は精神的に豊かであり、それでいて努力する者にこそ本当の志は宿っている。結果、自分の本来のあり方を見失わない者は長生きする。更に死んでもなお志を失わない者は真の長寿と言える。
と解説している。
よく誤解しているケースも散見されます。
「足るを知る」が、今の自分に満足する、欲を出さないという意味だと聞くと、
「我慢や妥協をすること」
「向上心とやる気を抑制していこう」
とネガティブに受け止める人がいます。
「足るを知る」を実践すれば、努力をせず、不幸な生き方になると思う人もあります。
しかし、これは完全な誤解です。
「足るを知る」の考え方は、今の等身大の自分に目を向け、自分の良さに気づきなさいということです。
自分の良さに気づけば、自分に足りないものにばかり目を向け落ち込み続けることがなくなります。
また必要以上にお金や名誉などを欲しがらなくなり、欲に振り回されなくなります。
そして、今の自分自身の良さを見つめた時、感謝の心が起きます。
なぜなら、多くの人たちのお陰で今の自分があることに気づき、
「ありがたい」と満足できるからです。
財産や名誉がなくても、感謝の心がある人は、幸福になれます。
一方で「世界で最も不幸な人は、感謝の心がない人である」といわれます。
どんなにたくさんのお金や物に恵まれていても、それに感謝できなければ、幸せにはなれないのです。
逆に「足るを知る」の生き方ができる人は、感謝の心が生まれ、幸福な人になれるのです。
「足るを知る」は、辞書では老子の言葉となっていましたが、実は仏教でも教えられているようです。
調べてみるのも良いかもです。
GW
ぼっ〜として
こんなことを考えてる豊かな時間の経過でした。