閉鎖病棟のこと

6:30 電気がつく。私は眠剤を飲んでおらず、朝の方が強いので5時台に起きてたりする。天気が悪い日は体調も悪いので朝食直前まで寝るときもある。
着替えて、水を飲んで、朝食を待つ。

7:30 朝食が来る。大抵パンだが、たまに米が出てくる。朝だけは吐かないようにしているため炭水化物は食べずに副菜だけ食べることが多い。
食べ終わったら病棟の廊下をひたすら往復する。1日1万歩歩かないと落ち着かない。
外出すればいいのだろうが、出たところで地元(病院から家まで5分程度)なのであんまり出る気になれない。お金もないし。

9:30 検温。私はブロックの端の方の部屋なのでなかなか来ない。
ここの看護師は、ドライ、というか、こちらから助けを求めないとどうにもしてくれない。
前の病院は検温のときにかなり話を聞いてくれたが、ここは本当に体温と脈を測るだけ測って去ってしまう。郷に入っては、なので文句を言おうとは思わないが。

10:00 暇な時間だ。大抵携帯をいじるか、寝るか、クロスワードをやるか、歩くかしている。
前の病院は携帯が使えなかったので使えるだけありがたい。

11:30 昼食が来る。全部食べて、全部吐く。吐いたあとは気持ちが凪になるから。最近は体重にもこだわり始めたので余計辞められない。
吐いたら、また歩く。

13:00 風呂に入る。2日~3日に1回なのでシャンプーが泡立たない。2回か3回はシャンプーする。
ハズレのドライヤーがあり、そよ風しか出ず乾かすのに時間がかかったりする。(私はブリーチ毛に黒染めをしているので元々乾きにくいのだ)

14:30 診察。毎回、幻聴はあるか、それに左右されないか、とか同じような話をして終わる。
前の病院では自己開示をし過ぎた感じがあるが、この病院では自分を出さなすぎだと思う。死にたさは消えないし、軽いとはいえ自傷も辞められないのに毎回大丈夫ですと言ってしまう。これでは退院してもまた同じこと(大規模な自傷)をしてしまいそうな気がする。どうするべきか考えものだ。

15:00 母が来る。母は現在仕事をしていないので(多分私の世話をするために辞めた)、週3回風呂に入った日に洗濯物の交換をしに来てくれる。ついでに院内外出をして、ジュースを飲みながら話す。

17:30 夕食。昼同様、全部食べて、全部吐く。夕方~夜は特に気持ちが落ちるので、吐くとかなり楽になる。
吐いたら、1日最後のウォーキングをする。

18:30 テレビのある部屋に行くと大抵知り合いがいるので駄弁る。スマホを止められてる友だちにテザリングをしてあげたりする。
話すことは大抵あの薬でパキッたらこうなったとか、リストカットがどうとか主治医や他の患者の悪口とかそういう閉鎖病棟にいるメンヘラっぽいことだ。

20:00 服薬。私は比較的症状が軽いためなんだか知らない薬を1日1回半錠飲むだけだ。それが効いて落ち着いてるかと言われたらそうでもないが。

21:00 消灯。一般の人からしたらあまりにも早いだろうが、私は夜が本気で苦手なので消灯後結構すぐ眠る。
見る夢は大抵悪夢。起きたら夢だったのかと安心する。


最近は自己矛盾がすごい。退院したいけどまだいた方がいいとも思う。私には治療は必要ないと思うけど助けて欲しい。私だけが真実な気もするけど私だけが嘘な気もする。
どうしたらいいのか。

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