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【艦これ】艦隊分析を受けてみました(非山風目線から)
はじめに
この記事について
2023/10/14(土)に受診した「艦隊分析」枠の振り返り記事です。
プレイスタイルについては、こちらの記事に書いています。
艦隊分析(艦隊分析枠)とは
艦これのインフラこと「制空権シミュレータ」の機能の一つである「艦娘 / 装備管理」のURL共有機能を使うと、自分の所持する艦と装備の情報を他の提督に共有することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697465279146-k8ABSaq8Jl.png?width=1200)
この機能は編成相談の際に札状況や所持艦・所持装備を考慮した相談ができたりして大変便利だったりするのですが、所持する艦と装備を見ることができるわけですから、足りない装備とか伸ばすべき艦は誰なのかとか、艦隊育成のアドバイスをする用途にも使うことができるわけです。
この艦隊育成のアドバイスを配信中にやってしまう企画が、いわゆる「艦隊分析」枠というもので、艦これの配信者さんがたまに企画されていたりします。飛び入りで受け付けるもの、分析よりも鑑賞メインのものなど、配信者さんの個性が現れる企画の一つかなと個人的には思っています。
今回の艦隊分析について
ニコニコ生放送で活動されているギンガさん(@kazu_storm01)が艦隊分析枠の告知をされていたので、応募しました。
目標とともに事前応募する形式で、分析の対象は艦娘すべてと装備のうち大口径主砲でした。
(装備の対象を絞り込んだのは時間の都合と、配信者さんが特に重視している砲撃支援の観点から分析を行うためだったと自分は理解しています)
告知の際のツイート:
⚓艦隊分析生放送⚓
— ギンガ (@kazu_storm01) October 5, 2023
10月9日 13:00〜
ニコ生、YouTube
艦隊の募集はDMで受け付ける形をとります。
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●提督名:
●着任年:
●艦隊分析URL:
●目標:
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−--
このフォーマットで私のDMに送ってください。
なぜ応募したか?
応募の理由を一言で言うと、
「自分の持っていない視点でアドバイスが貰えるから」
です。
…これだけで済ませるのもアレなので、もうちょっと文字にしてみたいと思います。
過去に受けた艦隊分析
自分は過去に1回、現役のRTA走者さんの枠で艦隊分析をお願いしたことがあります。2020年梅雨・夏イベント(闇ホーネットイベ)の後くらいの時期だったでしょうか。
その時にアドバイスを頂いた際に、「嫁旗艦で攻略するなら難しいゲージに時間を取る必要があると思うので、特に前段海域は急ぎ目に攻略することになると思います。なのでRTA走者の視点で前段海域をスムーズに突破するために視点でアドバイスしてみます」といった趣旨の前置きでアドバイスに入られていたのが、とても印象に残っていました。
自分になかった視点で艦隊を客観的にみられたことと、いただいたアドバイスを受け入れるかどうかの検討を通じて艦隊強化の視点をブラシュアップできたことは、その後の艦隊運営にだいぶプラスの影響をもたらしてくれたと思っています。
ちなみに、この時いただいたアドバイス(のうち、覚えているもの)は、次の2点です。
当時のイベントで特効を貰いがちな重巡のサブを増やすこと(サブ妙高など)
支援艦隊を強化すること
後者については運改修までは手が出なかったものの戦艦のレベリングに意識が向いたので有用なアドバイスだったと思います。
前者については(水雷見張り員が登場する前だった当時でも)重巡そのものが強い艦種ではないことと、94高射装置牧場で増やした摩耶改二がいっぱいいるので、これ以上増やさなくてもよいだろうと考えた結果、いただいたアドバイスをガン無視して今に至ります。
ここで言いたいのは、「的外れなアドバイスだったなあ」などということではなく、アドバイスを受け入れるにしろ蹴るにしろ、自分の納得のいく理由付けをしてアドバイスを聞くのが大事だということが言いたいのです。
先に書いた通り、いただいたアドバイスを受け入れるかどうかの検討を通じて艦隊強化の視点をブラシュアップすることができます。
なぜ今回の艦隊分析枠なのか
話がだいぶ脇道に逸れましたね。
今回、(鑑賞枠以外の)艦隊強化のアドバイスを目的とした艦隊分析に久しぶりに応募した理由をもう少し詳しく挙げると、こんな感じでしょうか。
イベントごとに反省会で課題抽出はしているが、そろそろ別の視点で課題を洗い出したい
戦果が墓に入ったあとの艦これの遊び方の参考にしたい
プレイスタイルに共通するところ(艦隊強化を志向する点)もあれば、違うところ(山風を旗艦にしない縛りでプレイされている)もあるので、自分の持っていない視点でのアドバイスを間違いなく貰える
真面目なお人柄の配信者である(山風タワーが目に入っても鑑賞枠にせずに真面目にアドバイスを貰えそうである)
1点目の反省会について、直近の23夏イベの記事はnoteで公開しています。
2番目に挙げた点は、提督経験値の上限3.6億がそろそろ見えてきて、普段の艦これの遊び方が近々変わると考えているからです。たぶんプレイ時間も減る気はするのですが、戦果以外のリソースの割き方として、艦隊強化にもう少し力を入れることになると思うので、プレイ指針の参考にするために艦隊分析を受けたいな~と思っていたタイミングに企画が飛び込んできたという形です。
また、最後に挙げた点は、応募を迷っていた際の後押しになりました。
だいぶ偏った艦隊育成をしている自覚はあるので、真面目に艦隊分析枠をお邪魔しても悪いなぁという葛藤はあったのですが、育成自体は真面目にやっているつもりなので大丈夫だろうと思って応募した次第です。
艦隊分析の結果
応募した内容
応募時には「艦娘 / 装備管理」のURLとともに、着任時期と目標をお送りするルールでした。要は問診票
自分が応募したのは次のような内容です。目標はシンプルなのでシンプルに書きました。
提督名: tata
着任年: 2013年8月
艦隊分析URL: https://aircalc.page.link/siAo
目標: イベント海域全出撃山風旗艦
その後、1日目の回診配信の中で自己分析を事前提出したうえで艦隊分析を受けられている方がいて、こっちの方が面白いかと思い、自己分析も追加提出しました。
いただくアドバイスの内容が自己分析に引っ張られる懸念は少しだけありましたが、自分の意思を強く持っている配信者さんなので大丈夫だろうということで、次のような内容をお送りしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1697465549032-cvWthReKal.png)
せっかく真面目にアドバイスをいただくのですから、記事にして形に残そうと考え、ついでに記事にする依頼もさせていただいたところ、快諾いただきました。ありがとうございます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697465573929-gSgfvvmma0.png)
好きに書いちゃっていいとのお言葉に甘えて本当に好き勝手書いてしまったのが、いまご覧になっている記事になります。
診断結果
応募時に想定していた以上に有意義な艦隊分析になったと感じました。
対戦ありがとうございました。
— tata (@about6833) October 14, 2023
あとでちゃんと記事にしますが、「出撃回数掛かる前提での強化」って方針が言語化されたのが一番の収穫だったと思います。
アドバイスを頂いた直後に思わずこんな投稿をしたのですが、「山風旗艦で攻略するなら試行回数がかかることもある、それを前提にした強化にすべき」との一言は、艦隊強化の方針が言語化された瞬間だったと思ってます。
配信者さんは「少ない試行回数で突破できるように艦隊を組むべき」「試行回数ゲーにするな」といった主義の方だと思うのですが、自分の主義に凝り固まったアドバイスではなく、目標に対して必要な視点でのアドバイスを頂けたのは、とても嬉しかったです。
いただいた処方箋もとい分析結果はこちらです。
目標達成に対して:
山風全出撃に対する艦隊の強化が適切に施されている。 ここから支援強化と雑に切れる強力なサブを量産することで各海域での縛り完遂率を上げることができる。
課題:
●FCR更新
・ロドニー持参分は必ず更新
●エコ支援の強化
・縛りの関係上大和型支援を連発できない(どうしても回数が必要になる)
・エコ支援戦艦の強化をやりすぎなくらいおこなう必要がある(ハードなレベリングと運改修を施す)
・候補
榛名改二乙(丙)、ウォースパイト2隻、ネルソン2隻、ロドニー、長門 (順番は長門、榛名、ネルソン、ロドニーで考えます)
●CI駆逐の数を増やす
・特殊攻撃で的を減らすことができないため、必然的に夜戦のウエイトが上がる
・雑に切れる強力なCI艦を複数用意することで対応する
・候補としては現在の丹陽→雪風改二にするのが手っ取り早い
・夕雲改二のサブが現状少ないので増やす手もある(長波、清霜)
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補足:山風の運改修について
煙幕用に山風を運改修したい気持ちもあるが、現状の運改修量的にそこまでまるゆを回せない
煙幕が要求される海域では現在の改修済の山風を割り当てて乗り切りたい気持ちがある
また、配信のタイムシフトが2023/10/21(土) 23:59 まで公開されているので、ニコニコ生放送のタイムシフトを視聴可能な方は、よろしければご覧になってください。(私の問診時間は14:30からです)
「うちのセオリーが通用しない」と悩みながらも、しっかり分析をしてくださいました。
セカンドオピニオン
今回の艦隊分析でもう一つ勉強になったのが、別の配信者さんが艦隊分析枠をミラー配信をされていたことです。こちらの配信者さんには記事にすることはお伝えしていないですが多分無断ミラーだったと思いますし要塞クジラのような広い心で許してくれると思います。このミラー配信、同時に別の視点からの分析を受けることができたので、分析を受ける側としては大変お得な配信でした。デスミありがとうございました。
こちらの枠でいただいたアドバイスはこんな感じでした。
第二艦隊の運を上げればOK。サブ矢矧とサブ北上と夕雲型の運上げすればいい。
最近のイベント海域は難所が3つ、うち1つが前段作戦にあるからタッチなしでも超えやすい難所として設計されているから楽になった。この各難所を突破する第二が必要。
支援は大和型支援を使えばいいしエコ支援の天井を上げるために必要なリソースは莫大だから、運上げのリソースは第二艦隊のカットイン艦に割くべき。
特に最後の支援艦隊への考え方はだいぶ違っていて、セカンドオピニオンらしいなと思いました。
アドバイスを受けて何をするのか
艦隊強化のリソース配分を、「レベリングは支援戦艦」「運上げはサブ矢矧、あとは山風を追加で1隻」「詳報は夕雲型のサブを増やす」とする方針で行こうかと思います。どちらのアドバイスも程よく無視している
支援戦艦のレベリング
試行回数がかかる海域で出すエコ支援をしっかり強くする、という方針は取りたいと思います。
そのうえで、命中項が繰り上がるレベリングの閾値と、閾値に達するまでの経験値をまとめてみました。
(分析枠の中で命中項の繰り上がりまで精査する時間は当然取れませから、アドバイスを受けて実際の目標(優先度と目標レベル)を設定することは、分析を受けた側が実施するべき事項だと考えています。)
Nelson改 (172)→178* [2,288,080exp]
Rodney改 (125)→126→137→149→162→175* [9,230,562exp]
榛名改二丙 (152)→156→169 [3,493,783exp]
Colorado改** (162)→167 [1,252,499exp]
Maryland改 (144)→145→157→170 [5,235,860exp]
*第四陣形・反抗ナ級でみて命中率+2%
** Lv180でさらに命中項+1。つらい。
※長門改二、Warspite改は上限180環境ではこれ以上レベリングしても命中項が上がらない
ということで、レベルの低いRodney改を旗艦にしつつ演習に放り込んで、ある程度Rodney改が上がったらNelson改をLv178まで頑張る、という動きにしようかと思います。
ちなみにサブNelson・サブWarspiteについてもアドバイスをいただきましたが、以下のメイン艦7隻をしっかり強化する方針とすれば、本隊で1隻取られた程度なら問題なく支援が組めると思いますので、サブ艦にリソースは割かなくてよいと考えています。本隊で2隻以上取られたら他の艦で妥協するか大和型支援を使おうかなと…
![](https://assets.st-note.com/img/1697466371651-qRDQPZlN6g.png?width=1200)
運上げ
サブ矢矧は最優先で、その後は山風改二丁をもう1隻、26→30→52とあげようと思います。
煙幕を使う際は未改造山風と山風改を第一旗艦にすればいいとのアドバイスでしたが、どちらも司令部が積めないんですよね。
また、セカンドオピニオンの中でも「最近のイベント海域は難所が3つ」とありましたが、現状では山風改二と山風改二丁の2隻しか使えないので、札共通でなければ3隻目の山風改二(丁)も活きてくると思います。
(あと、とれる戦略を広くしておきたいので、途中のゲージでも煙幕を選択肢にしたいんですよね)
支援戦艦への運上げも勧められましたが、前述の通りまずはレベリングによる支援艦隊の強化を図りたいと思います。
戦闘詳報
サブ清霜とサブ長波に使います。素運・素火力があることと、清霜についてはコンバートもあるからです。
D3砲の恒常化もあり、夕雲型改二を強く使うことが求められる環境になったと考えています。
おわりに
艦隊分析枠はいろいろな方が配信されていると思いますが、艦隊分析を受けた記事は自分は見かけたことがなかったので、記事にしてみました。いかがでしたか?
こだわりを持った艦隊育成やイベント攻略をしていると、普通の育成や攻略のセオリーが通じない部分があり、相談しにくい・情報発信しにくい・アドバイスを受けにくい環境にあるかなと個人的に思っています。だからこそ面白い部分もあるのですが。
そうした艦隊育成・運用の面白さが、この記事を通じて少しでも伝わったらうれしく思います。
最後に。今回の艦隊分析を企画いただき、2日間・15時間にわたる配信を完走されたギンガさんに改めて感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございました!
なにかお気づきの点などあれば、わたしのX(旧Twitter)アカウント(@about6833)までご連絡ください。