2119年談話室ドラフト評価(パワプロ2022ペナント)
昨年セリーグ2位ながらも阪神との激戦を制し日本シリーズではロッテと対戦し辛くも日本一となった談話室。
不動の四番荒木の引退他、各レギュラーの高齢化が進み、貧打にあえぐなど近年では野手陣の世代交代が必要と感じられるチーム状況となっている。
投手陣に関しては左腕不足と世代交代は進んではいるものの好不調の波が激しい所謂隔年投手が少なからず見受けられ常勝談話室としては安定して抑えることのできる投手を獲得したいといったところ。
これらを踏まえ、2119年談話室のドラフトを評価していく。
下記ドラフト指名選手
一位 今津龍平 二塁 明治大 右投左打
二位 平井一美 三塁 日本文理大 右投右打
三位 辛島龍哉 投手 東海大相模 左投左打
四位 豊川祐樹 外野 国士館 右投左打
五位 金指宜之 投手 履正社 左投左打
六位 野口宏昌 投手 近江 右投右打
一位 今津龍平
今津はソフトバンクと競合するも無事獲得。
今年の六大学ナンバーワン内野手と呼び声も高く現二塁レギュラーの中橋が高齢のため即戦力となる選手。
足が速く六大学野球でも足を絡めた打撃と守備の評価が高いが、近年のトレンドである長打力のあるセカンドとはスタイルが違いプロの速球に力負けしないかが課題とされる。
3年春にMVP、ベストナイン、打率一位などタイトルを獲得するも4年春に調子を一時崩し秋には打撃が復調し再度評価されている。
長打力はあるが守備に難のある二塁手を抱えている談話室では間違いない一位指名だと言える。
二位 平井一美
現時点で談話室は今年三塁手で新人王を獲得した木村がいるにもかかわらず平井を獲得したことに疑問が残るがドラ1競合予想をされていた選手がまさか二位で残っているとは思わず獲得したといったところだろうか。
強肩堅守で遊撃も守れる器用さもあり、打撃面では九州地区リーグ決勝での決勝タイムリーや全日本大学野球選手権大会での同点弾など勝負強い打撃を見せ、日本文理大キャプテンとして全日本大学野球選手権大会準優勝に導いている。個人的には今年のドラフト競合筆頭と感じていたが怪我を噂されていたため見送った球団が多数を占めたとされる。
三位 辛島龍哉
高校生投手としては完成度が高く、エースとして東海大相模を甲子園へ導いた。
左腕でありながら最速146kをマーク、縦気味に落ちるスライダーとフォークが持ち味があり高校生左腕ながら癖のないバランスの良いフォームで変化球のバリエーションを増やせば左腕が不足している談話室の左腕エースを担える逸材だろう。
四位 豊川祐樹
昨年一位に早稲田大即戦力大型外野手の宮井、二位にENEOSから左打ちの外野手の井上を獲得しているが素材型として獲得したとみていいだろう。
体格が良く、意外と足もあり高校通算46本塁打は魅力的ではあるが現時点では粗削りな打撃であり守備にも課題点が見受けられる。
五位 金指宜之
最速137kも出る左腕アンダースローというかなり特殊な投手。
履正社入部当初は一年時から上手投げで140kを超え期待を寄せられていたが怪我によるフォーム改造によって今の形となった。
アンダースロー改造によって横に大きく曲がるキレのあるスライダーを手に入れ履正社では2番手として投げ、甲子園は大阪桐蔭によって阻まれたがSNSや動画投稿サイトにより一部高校野球ファンから注目されるなど話題が尽きない選手。
金指も三位辛島同様左腕が不足しているチーム事情に見合った戦力でありワンポイントリリーフとして大いに期待できる投手。
六位 野口宏昌
近江高のエースで最速146kのストレートは三位で同じ球速が出る辛島より体感早く感じる。
変化球はフォークとスライダーを持っているもののストレートを見た後だとやや物足りなさを感じてしまう。
ポテンシャルは間違いないのでじっくり育てて次世代の談話室を背負う選手となって欲しい。
総評としては指名選手そのものはタレントが揃った良いドラフトに感じる。上位に課題となっている高齢化が進む野手と左腕不足を補強できている点と将来を期待できる素材型の選手の獲得のバランスは戦略通りと言える為評価できる。一軍で安定して抑える投手が必要の割には潮田(広島三位)、辻内(楽天二位)など即戦力社会人投手を獲得していない点は評価が落ちる。二位平井に疑問があると上記したが獲得できる以上是非指名したい選手である為ミーハーな指名と言われても仕方ない面がある。
欲を言えばじっくりと育てる高卒または大卒の捕手と高卒一塁手は獲得したかったところだが今年のドラフトでは少々小粒な選手が多いポジションであった為来期のドラフトに期待したい。
以上が2119年談話室ドラフト総評となる。