【全文無料】シティS1準優勝赤ロストバレットとレジドラゴ +おまけ(釈明?)
「問題」は!! この吉良吉影にとって
最も重要な・・・ 「問題」は・・・・・!!
こいつが 『敵かどうか』 という事だ・・・・・
671sです。ジョジョネタもそろそろ切れてきた。
前回の記事↓
チーム鯖に貼っておいた原案的なレシピを何人かに気に入ってもらえたようで、@Keeeeen_pokecaがシティリーグで使用し準優勝したためその赤ロストについて軽く紹介していきます。軽く。
赤ロストの環境的適性とレジドラゴ
古代未来の登場で環境は大きく変わりました。
サイド1のポケモンを使いながらじっくり詰めていくのがトレンドでしたが、昨今は強力な種exによる殴り合いが流行り出した様子。
以前まではさっさとロストマインして無駄なくダメカンをばらまきつつ、適時ダメージを出して総合ダメージで勝負する意味合いが強かったですが、こういったデッキの流行に伴い2-1交換を繰り返せるポケモンの価値が上がります。
また、今非エクデッキを使うにあたって必ず回答を用意せねばならないポケモンといえばテツノカイナex。
チヲハウハネ、カラミンゴ、グラードン、テラキオン、ランドロス…などなど
プリファイされた返しにカイナを倒せるポケモンは色々いますが、最も汎用的な運用ができつつ、環境への適性を最も持っているのはかがやくリザードンであると考えます。
ごっつあんプリファイをされた返しにはミラージュゲート+手貼りで起動可能でかつ、HPが160であるため二度目のプリファイを防げるというかなり理想的な回答です。
また先述の通り今2-1交換を手軽に行えるポケモンの価値が上がっているためミラージュゲート+かがリザの構築の環境的適性が高いと言えます。
ここまでは良く言われている話で、今巷で流行しているトドロクツキ入り赤ロストなんかも同様の考えに基づくものでしょう。
今回は序中盤から高い火力を出して優位に進めていくコンセプトをより強固なものにするためレジドラゴを採用しました。
相手のサイド枚数や雪道に影響されない点が少し優秀です。
かがリザは一枚しか採用できないため、このポケモン含めた2枚体制によってゲーム全体を通して火力を出せつつ、クララなどに縛られないプレイが可能になります。
言ってしまえばただこれだけなのでコンセプトについて長々と語るようなこともないです。
ミラージュゲートに頼るのではなくダブルターボを採用してリザードンを起動するロスト枚数に依存しない型も一応やってみましたが、どうせならと今回は冒険してみました。
相手の盤面のHPの高さに対応すべくウッウの打点を補助して戦うフリーザー入り赤ロストや、ロストマインに重点を置きつつも総合ダメージ上げも同時に行えるリベンジパンチ入り赤ロストなどなど環境が変わるごとに定期的に何かしらの赤ロストを作った気がしますが、今は純粋に前を高火力で叩いていく形が一番強いと思います。
選択肢となり得るカードたち
ドラゴ+赤ロストをコンセプトとしたとき、大体この49枚が確定するかと思います。残りの11枚で、どの60枚への収め方が最も良いかを天秤にかけながら構築していきます。
ポケモン
レジドラゴ(りゅうのひほう)
完全無条件で160を刻むことができます。
「きょだいなキバを使うならばドラゴンエナジーを使えば良いではないか」と言われればそうではありますが、要求エネルギーに1つ無色を含んでいるため気軽に出して殴り出せるところが良いです。
サーナイト戦はサーナイトex押し付けとの戦いですが、逆に言ってしまえばそれ以外の非エクたちは全て取れないといけないため、リバーサルエネ付きノーダメサナをこれできちんと取れる試合があれば少し楽になります。
カビゴンやハッサムを処理できることなど、優先度はめちゃくちゃ高くはないですが一定のバリューは存在します。
メタモン(へんしんスタート)
レジドラゴやかがリザの逃げエネが3なので、実質的なキュワワースタート率を上げる意味合いは大きいです。
1ターン目にのみ効果を発揮するカードですが、入れ替え札的意味合いも、また入れ替え札多投のロストデッキにおいて実質的なボール的意味合いも兼ねることができる、いわば全体的な期待値を底上げでき得る札です。
グッズ
ポケモンいれかえ
入れ替え札7~8枚(うち4枚はいれかえカート)の確保を前提にした上で、残りをあなぬけのひもだけにせず、その枠にこれを入れることが検討されます。
ロストマインへの比重が高い従来のものと比べて、これは前に対して火力を出せるものなので、あなぬけのひもは裏目となる場合が比較的多いです。
「このターンの目標は前を倒すこと」と決めて花選びをした際あなぬけがそのターンの死に札となる場面を極力回避する意図があります。
"あなぬけが裏目となるときは確かに存在するが、適時ダメージ効率の問題で前をどかさねばならないので変に減らすと弱くなる"ジレンマはカウンターキャッチャーの登場で多少は緩和されたように思います。
ポケギア3.0 トレッキングシューズ
ロスギラのようにアビスシークを使えるわけでもないがミラージュゲートでのエネルギー加速はしたいこのデッキにおいて、アクロマは引けないといけません。故に、このあたりの補助札に3~4枠は割くことになります。
レジドラゴに手貼りするための草エネルギーやカウンターキャッチャーなどアクロマを使った先に欲しいカードも色々あり、隠し札を使えない関係上常に手札は細いためトレッキングシューズの価値は少し高めですが、4投くらいした上で終盤の圧縮率などなど効果が出てやっとギアのバリューとトントンだと思っているため、少しでも削るならばポケギアを入れるべきです。
ロストスイーパー
先述の通りアクロマを引いてロストを貯めねばならないデッキである以上、第二のアクロマとなり得るロストスイーパーの価値が高いです。
また、レジドラゴがあるとは言え、ロスギラ戦において相手の雪道は剥がしやすくしておきたいためかなり優先度は高め。
ポケモンのどうぐ
デヴォリューション
リザードンを始めとした二進化exデッキとの戦いを楽にできます。
倒さねばならないポケモンの総HPが大きくて余裕のない試合が多く、ジラーチを置かれたりフトゥーのシナリオや崩れたスタジアムでダメージを負ったリザードンを盤面から消されることが重いため、これも優先度は高いです。
サポート
キバナ
エネルギー管理を楽にしつつ好きなカードを持ってこれる強いカードです。
ただし隠し札を使えないこの構築では能動的にエネルギーを落とす手段がさほど多くないため、ゲッコウガのロスバレよりはバリューは低い印象。
ボスの指令
カウンターキャッチャーと違いポケギアで引っかけることができる裏呼び札。
上手くポケモンを押し付けられサイドが同数になったときにあると便利なこともあります。
スタジアム
ボウルタウン
スタジアムとボール枠を兼ねることができる札。
レジドラゴが草エネルギー手貼り+ミラージュゲートで起動するため草エネルギーの枠はしっかり取らねばなりませんが、レジドラゴ専用のエネルギーという側面もあってあまり枠を割きづらく、また水エネルギーのような「とりあえずミラゲの二色目でつけておく枠」がない以上、他のエネルギーも絞ると不都合があります。
ルミナスエネルギーはその問題を少し緩和できます。
あとは色々試した上でどの札を優先するのが最も勝率を上げるのか天秤にかける作業なので、60枚の確定は各々に任せました。
以上です。良いポケカライフを。
おまけ:珍横浜が使ってたセグレイブバレットなんやねん、という話
前回封印石ロトムパオジアンでCLベスト16に入賞した、うちのチーム珍横浜育成委員会で一番大事な珍横浜君がシティボロ負けしました。
そしてそのままツイートしようもんだから「セグレイブドラフトで組まれたデッキ」「要らないもの抜いて要るもの入れたら強そう」そして終いには特急呪物扱いされる始末。
色々あってシティに向けての準備期間短くて、変な構築で特攻させちゃったけどさぁ…二人リモートしたまま深夜になってそのテンションのまま俺も口出ししちゃったけどさぁ…
普通にご本人が信じて選択して行ったやつなんだから、俺自身が調整したやつじゃないんだから、珍横浜の珍横浜しか持ってないデッキなんだから、671s式セグレイブバレット!!とか言うのやめて…
とはいえ、大地の器が登場した今、パオジアン以外のセグレイブデッキも組めるはずなので、ただただ呪物扱いで終わらせるのももったいなく思って真剣に再考察してみました。
ビーダルパオジアンの利点である「パオジアン以外全て非エクだけで固められる」ことから派生させて、
コンセプト:非エクだけの盤面で戦い、じゃんけんに左右されずサイドレースを優位に進める
こう定めました。
これを踏まえて各ポケモンの採用理由はこんな感じになる
ここまでは珍横浜と当時の深夜には共有していた考えです。
(補足:このデッキは後攻取ります)
でも結果的に色々詰め込んでいて見栄え悪い。もうすこし綺麗にまとめられるアプローチがないかと模索します。
サポートの適正枚数は少し多くなるという話をしましたが、枠的な問題もあって「結局カイ引けんかったらあかんし+キバナだけで良いわ!」としていました。
しかし1ターン目のドロサポはボールなどに繋がる一種の展開札の類ともみなすことができるため結構価値がありそうです。
反面、バスラオは確かに優秀だし、イダイトウは80の定数アタッカーとしても手貼り12点刻めるポケモンとしても悪くないですが、やはりバスラオが残ると邪魔なことには変わりないため一旦ナンジャモかさ増しに譲ります。
テツノカイナに関しては、パオカイナはパオを出さないと(=ビーダル一面でないと)カイナは起動できず、カイナが倒された返しにサイドを進めると手札干渉+ビーダル狩りで捲られ得るところに少し弱点が存在する部分を感じていましたが、これはビーダル2面と両立しながらカイナを起動できるため一定の優位性は存在します。しかし、アームプレスが使えないと困る場面も多々あり、逆に雷2枚も入れるほどかと言うとそれも偏りすぎに思えて一旦やめてみます。そもそもセイボリーを恐れてサナ戦のゲームスピードを上げるための渋々の採用なので、パオカイナのカイナほど必要性が高いものでもない。
セグレイブラインを補強する考えがある割にビーダルラインを補強しないのも良くない。どの対面も結局はビーダル2面が必要になるため、ここのラインも増やします。ポケストップ型ではない、即ち現物よりボールを優先する必要性も低いというのもあります。
だいぶスッキリはした。
キャッチャーはサナexを取る役割が主で、今まではナンジャモがなかった分引いたカードは山に戻せなかったのでキャッチャーピンを嫌っていましたがカイナが抜けてナンジャモ入ったので投入。
「ヘビボで種は拾えるが上は拾えない」という考えのもとビッパ-ビーダルを2-3で入れる考えもありますが、展開力命なこと、セイボリーやキャッチャー狩でもすぐに置き直せることを重視しビッパを優先。
しかしマナフィはやはり通常パオジアンよりも価値が高く入れたいですし、バスラオの手軽な展開力も悪くないのでこれが結論とも言えない。
そもそも再現性の検証もできていない。
セイボリーを何度も打たれるとやはり厳しいためカイナが欲しくもなる。
ちゃんと調整してチームメンバーのたこ(山賊の方ではない)にシティで実験体になってもらおうかと思いましたが、俺自身が面倒くさくなり終了。
たこさんシティ優勝おめでとう。
気になった方がいらっしゃれば研究してみてください。