デルアンバサダープログラムでノートパソコン・XPS13をモニター体験した話
かれこれ5年ほどDELLのノートパソコンを愛用してまして、「デルアンバサダープログラム」というものにも参加しているんですが、この度その一環で13インチノートパソコン・XPS13(9300)をモニターとして1ヶ月間お借りすることに。
今使っているのがinspiron11 2-in-1という機種で、そろそろ買い換えたいとぼんやり考えてはいるんですが、その第一候補がこのXPS13。
購入する前の使用感を体験することができましたので、現在所有しているinspiron11 2-in-1と比較する形で使用感をレビューしていきます。
スペック等、製品の詳細に関しては以下のDELLの公式サイトでご確認を。
外観
まずは外観やサイズから。
閉じた状態でのサイズ比較。
画面はそれぞれ、左のinspiron11 2-in-1が11インチ、XPS13が13インチなんですが、全体のサイズはほぼ同じ。
個人的に使用感と携帯性のバランスで考えると、このサイズがベストだと思ってるので、このサイズのまま画面が13インチになるのは嬉しい。
天板はinspiron11のザラっとした質感も好きなんですが、XPS13は綺麗なアルマイト仕上げでより高級感があります。
開いてみた状態での比較。
XPS13のベゼルの狭さ、ちょっと衝撃的じゃないですか?
inspiron11が11インチノートの中でもベゼルは大きめなので、よりXPS13の細さが際立ちます。
何をするにもXPS13の画面は圧迫感が無くて快適。
画面の見やすさは今回のモニターで最も良さを実感したかもしれません。
画面だけでなくキーボードも両脇の余白が狭くなっていて、キーが全体的に大きくなっているところが嬉しいところ。
特にinspiron11ではかなり小さくなっていた一番下の列のキーが、スペースキーなどの幅を調節して大きさを確保しているところが好印象でした。
タッチパットもXPS13の方が格段に大きく、触った質感もサラッとしていて滑りが良いです。
画面はXPS13・inspiron11ともにタッチパネル。
inspiron11ってタッチすると天板がビョーーンと結構揺れるんですよね。
それがすごく気になってたんですが、XPS13はタッチしても揺れがかなり抑えられていて、それでいて開きにくさも全く感じません。
ここは本当に感動しました。
XPS13のキーボードにはバックライトを搭載。
バックライト付きのキーボードって初めて使ったんですが、思っていた以上に見やすかったです。
自宅での作業はもちろん、出先で使うときにも重宝しそう。
端子は両サイドにThunderbolt 3が一つずつ、左側にmicroSDスロット、右側にヘッドホンジャック。
今のモバイルノートとしては一般的な構成ですが、inspiron11にはHDMIやSDスロットもついていたので、買い替えの際にはドックの購入が必須ですね。
特にSDスロットがなくなることは、写真撮影に持っていくことも多いので大きな痛手。
デジタル一眼の記録媒体ってほぼSDカードなんですよ。
microSDにアダプタかませるのもちょっと抵抗があるので、ここはちょっと考えどころ。
別にコンパクトなドック1個買えば済むんですけど、私は相当忘れ物が多いので、せっかく外出先にパソコン持ってきたのに何の作業もできない、という事態に陥る気がしてならないんですよね……。
底面にはさりげなくXPSのロゴマークが。
こういうさりげない主張、大好きです。
さりげない主張といえば、付属品を取り出したらクジラの親子がプリントされてました。
製品の機能には全く寄与しないですけど、こういう遊び心ってパソコンに限らずメーカー選びを左右しがち。
使用感
続いて、実際に使用してみた感想です。
XPS13(9300)はCPUが第10世代intel core i7、メモリが16Gなので、ウェブの閲覧等の日常使用については当然ながらオーバースペックなくらい快適。
問題は負荷の大きいソフトの使用時ですね。
私の場合であればLigthroomやPhotoshopといった画像データの編集やSerato DJを使ったPCDJといったところでしょうか。
PhotoshopやLightroomについては、inspiron11の時は不安定まではいかないにしてもちょっと動作が重いことがよくあるんですが、XPS13に関しては一切無し。
動作はスムーズですし、編集や現像が終わった後のエクスポート時間も格段に短くなりました。
改めて、この携帯性でこのスペックはありがたいですね。
出先でもこの快適な環境で作業ができたら重宝するだろうなぁ、と改めて思いました。
Serato DJに関しても、ソフトの動作が本当に安定してます。
DJはリアルタイムで操作を行うので、ちょっとソフトの動作が重くなっただけでも相当焦るんですよね。
なので、この安定感は本当にありがたい。
inspiron11の時に比べると楽曲の波形データの流れる動きがめちゃくちゃスムーズになって、タイミング合わせが大変にラクになりました。
処理能力の高さって、本当に色んな部分に関わってくるんだなぁ、と思いました。
本当はイベントに持っていって使用感を試してみたかったんですが、新型コロナウイルスの影響でモニター期間中にイベントに出る機会がありませんでした。
残念……。
プリインストールされているDELL製ソフトに「DELL MOBILE CONNECT」というPCとスマホを連携させるものがあり、せっかくなので触ってみました。
パソコンの画面上でスマートフォン操作ができたり、通知をパソコン上に表示させることができたりと結構面白かったのですが、基本的にパソコン使うときには横にスマホ置いてる自分にはあまり使う機会がなさそうかな、という感じ。
仕事で使う場合なんかには便利そうですね。
また、今回のモニター体験にはDAZNの無料体験シリアルコードが付いてきました。
私はJリーグサポーターなので、既にDAZNにはもう随分とお世話になっているところ。
inspiron11ではDAZNを観るにはちょっと小さい感じがするので、毎回HDMIでテレビに出力してたんですが、XPS13なら出力しなくてもさほど圧迫感はないかな、という感じ。
バッテリーが9時間持つので、電源を繋いでいなくても1試合丸々観られるのもいいですね。
気になったところ
製品的な問題というよりも個体的な問題だとは思うのですが、使っていて少し不安だったところが2点ほど。
まぁ、現在inspiron11で使用している機器をThunderbolt 3で接続したところ、正しく認識されないエラーが頻発したこと。
左右どちらの端子に接続しても発生したので、原因は分かりません。
随分前に買ったUSBポートや外付けHDDをずっと使っているので、最近の機種には相性が良くないのは仕方がないのかもしれませんが……。
また、使用中こんな画面が突然表示されるということがモニター期間中に2度起こりました。
inspiron11では一度も起こったことがなかったので、これにはちょっとびっくり。
どちらの不具合も家で使ってる分には対処のしようもあるんですが、DJ中にこれが起こったら……と考えるとちょっと怖いですね。
総括
さすがはフラッグシップ機だけあってパフォーマンスもデザインも文句なし。
クラスの違いと発売時期の違いが相まって、所有しているinspiron11とは別次元の快適性でした。
自宅ではそこそこ負荷のかかる作業もするけれど、できればモバイル用途も一つのパソコンでこなしたい、と考えている私には他に選択肢はないんじゃないかと思うくらい、ぴったりな機種だと改めて思いました。
ただ、用途的に致命的なトラブルが起こったのはちょっと残念。
個体的な問題だといいのですが、ちょっと不安がぬぐい切れないですね。
現在使っているinspiron11もそろそろ買い替え時かな、と思っているので、今回のモニター体験を参考にして次に買う機種を検討したいと思います。