和樂を読んで、羨ましいのかなぁという話
白洲次郎とか、好きよねぇ、和樂。正子さんと。
いやちょっとたまたま和樂読む機会があってさ。さらっと見ただけだけど。
ああいう人が素晴らしいのはわかるけど、人となりとか何回も特集して、読ませるのは、なんなんだろうね。人気があるからと思うと、庶民の憧れなんだろうね。庶民てか、和樂を自分の周りの話として読んでる人はお金持ちなんだろうね。お金もあって、地位もあって、人脈もあって、というか影響力もある?パーティーとか日常にしてそうだ。イメージ。
読んで、こんなふうになりたいと思うのかなぁ。
ステキだわーって、ハイブランドの服が載ってる雑誌読むようなものかな。
掲載されてる伝統芸術とか芸能とか、職人さんの話とか、素晴らしいし、その技術をずっと継承して欲しいと思うんだよね。けど高くてサポートはできない、かも。ただ、いいなぁって気持ちはわかる。美術館で愛でたり、たまぁに舞台を見に行ったりはできる。
ていうか、そういうストイックに日々努力している姿に一番嫉妬するのかも。してるのかも。なんにせよ、一朝一夕にはあのレベルにはいかないわけよ。ずーっと毎日、いろんなことを我慢して、自分を律して、努力して、今、この、和樂のページで紹介されてるわけ。でしょ。
でさ、白洲さんとこもさ、そういうのあるのかもねって。出自に恵まれてたのはそうだけど、こんなふうに取り上げられるようになるにはそれなりの日々があってのことかとかとか。
ただ、それと、こんなふうに特集されて読まれるのって、こっちサイド、お金持ちであれ我等庶民であれね、こっちからしたら、なんなんだろうって思うの、は、また違う話で。
なんだろう、宮城まり子とか樹木希林とか、田中角栄とか渋沢栄一とか?そういう人たちのこういう特集があったら何度も読まれるのかな。何度も、がキモだからね。どう?ナイチンゲールとかはちがうよね。偉人伝じゃないんだから。あー、武田百合子、取り上げられそう。幸田文とか?スープの人?
この人、ステキでしょう?こんな生きかたに憧れるでしょう?やってみたら?やってみられないにしても、この人のこういうことばを胸に生きてみたらステキじゃない?
ってことなぁ。
いや、実際、ステキだから、カケラでも参考に生きられたらいいかもなんだけどね。
でさ!
ぜんぜん別で、今、車谷長吉の奥さん、連れ合いの人の本読んでてさ。車谷さんからのアプローチが、すっごい私に刺さってさ。いきなりハガキが送られてくるのよ。ただただ、返事期待せず。え、まぁさ、こわいよ?ふつうね、ふつうはね、そうなんだけどさ。まぁその話はまたするとして、っていうか、そのあと結構しんどい話になるっぽいんだけど、まぁそれで車谷長吉についてちょっと調べてたら、なんと!白洲正子が、自分が車谷長吉を見出したって言ってたんだって。すごくない?おもしろくて、ちょっとこの辺、どこでどうなってなのか調べてみようと思ってる。