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透明日記「悪魔の子供に威嚇される」 2024/11/06〜11/07

11/06 水
予定もなく、ゆっくり過ごす。肌が少し荒れ、日に焼けていたのかして、ぽろぽろと皮膚が落ちる。脱皮するみたい。

落ち着いてみると、何をすればいいのだったかと分からない。ので、予定を書き出す。英語、絵、ドラム。主に日々やることをどう進めようかと考える。全部、半端になりそうな気がしてくるが、とりあえずやってみる。

しばらくは職人のように淡々と、物事をよくするような感じで作業し続けることになると思う。いつの間にか、暇が少なくなって困る。やることが頭に残り続けている。

朝、絵を描く。うまい具合に進まない。紙を張る板が足りないことに気づく。

今月の日記を書いて、英語を少しして、カレーを食べに行く。いっぱい食べて、腹が重くなる。Cセットはいけない。

夕方まで英語をして、水彩のための板などを買いに行く。

家に帰って絵を描こうと思ったが、部屋を整理する途中で棒を握ってしまった。JAVAの参考書を叩く。一時間ぐらい叩いていた。

絵、絵。と思いながら、棒を封印する。色を塗り始めると、結構時間がかかる。一枚一時間ぐらい。際限がない。ええ加減なところでやめる。

日を跨いで、明日用の紙を水張りしておく。

11/07 木
今日から一週間ぐらいは、絵と英語に集中しよう。散歩もできる日はしたいと思う。

とにかく今日は、ベランダが冷たい。靴下を履かないから寒い。履いてもいいけど、めんどくさい。ベランダが冷たい。知らぬ間に冷たい。靴下を履こう。

朝に英語をする。聞き取れないし、読めないし、面白くない。いまいち。

昨日の絵を板から剥がし、テープをふやかす。

一服する。雀が遠くで鳴くように、子供の声が反響している。冷たい風が吹く。体温が肌から離れていくのがわかる。ときたま、そわっと強めの風が吹くと、胸の皮膚が縮み、縮みが波となり、太ももにそわそわと流れる。寒い。木枯らし一号。悪の組織の兵器。

絵を描く。線だけ描いて散歩。服がない。来週か再来週ぐらいには、どこかで暖かい服を手に入れたい。

川辺は、数日行かないうちに寂しい雰囲気に様変わりしていた。すすきが少し増えている。

歩いていると、悪魔の子供みたいな背の曲がった四つ足の小さい生き物と出会う。不規則に跳ねているような感じで、動きのリズムが悪魔くさい。近くで見ると、ヌートリアの子供だった。

子供と思って甘く見ていると。こっちに向かって走り出し、近くで立ち止まってブウッと鳴く。口に溜めた空気を破裂させたような音。ギョッとした。んんー、という変な呻きが漏れた。案外素早くて、恐ろしい。子供は威嚇して去った。

日が落ちて暗くなる頃、家に帰る。絵の続きをする。色塗って、うどんを食う。

日記を少し書く。この前、象印の水筒を買った。温かい飲み物が温かいまま温かい。散歩するときに持っていこうと思う。

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