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透明日記「筆ペン・プール・小料理」 2024/07/19
朝、筆ペンで遊んでから、向田邦子の本に載っていたピーマンの佃煮を作る。ピーマンを切ったり焼いたりするのは楽しい。青々とした匂いが鼻に気持ちいい。ただ、満足した出来ではなかった。
それから、この前、服の整理をしたときに水着を見かけて以来、行こうと思っていたプールに行く。日差しを受けて、チャリを漕ぐ。
200m泳ぐと疲れる。プールから上がり、半身浴みたいなスペースでふわふわと休む。同じレーンでは、おじいさんがずっと同じペースで長々と泳いでいた。常連やなあ、流石やなあ、ロボットやなあ、と思った。1kmぐらい泳いで帰る。息を吐くことを意識すると、泳ぐのが楽になった。プールの屋根の一部が開いたところから日の光が差しているのがいい。プールを横切る光の帯は、よろよろとよろめいて、手が光を通るたびに特別な気持ちが感じられた。
コンビニでタバコと水分を買って、クッションを探しに行く。あみあみな感じのベランダで尻を休められるような、そんなクッションが欲しかったが、近隣に求めるものはなかった。諦めて、カフェで内田百閒を読む。
プールの後はタバコがよく吸える。息継ぎの要領で吸え、喉ごしがいい。
ピーマンの佃煮に満足しなかったので、もう一度作ろうと思い、ついでに、本に載っていた、レンコンのきんぴらと、しらす人参を作ることにする。どれも、保存食的な簡単にできる小料理。材料を買って、家で作る。
ピーマンの佃煮は、タモリのピーマンの醤油煮を参考にして、作り替えた。ピーマンは、四つ切りよりかは細切りの方がいい。テキトーに調味料を入れて作ると、それっぽくなった。まあまあ美味い。
おろし人参を炒めるだけのやつが一番おいしかった。人参がやたらに甘い。もっと大量にほしいから、また作ろうと思う。
筆ペンで遊んだものを貼っておく。手書きの言葉はおもしろい。配置の具合で、いろんな言葉の空間が作れる。昔から落書きが好きだったし、筆ペンがいい感じに滑る紙が家にあったので、しばらく、この遊びを続けると思う。
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