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音ゲーの曲だけにハマるのは修羅の話


音ゲーの曲を好きになる時期がある。
音ゲーそのものというより、音ゲーで使われる曲が好きになる時期が、なんとなく周期的にあるのだ。
しかし、音ゲーの曲を好きになるのは、修羅の道である。

ボクは音ゲーをほとんどやらない。友達とゲーセンに行ったとき、付き合いで太鼓の達人をたまにやるくらいだ。
やりこんだことのある音ゲーは、あんさんぶるスターズmusicとプリパラくらいだろう(後者は音ゲーと言っていいか微妙だけど)

音ゲーで使われる楽曲は、上記のあんスタのように、元々の楽曲を音ゲーに落とし込んでるものもある。一方で、その音ゲー用に作られたオリジナルの曲も多い。
そして、そういった音ゲー用の楽曲は、魅力的な曲が多い。
最初はゆっくりで、急にブアッと盛り上がる曲とか、いきなり鬼畜なテンポの曲とか、急にメタルになったりとか。歌詞はなくて、音や電子音のみのものとかもある。
音ゲーをやったことがなくても、ハードな曲を聴いているとテンションが上がる。
音ゲーの曲は、昔はよくMADなどで使われることが多かった。「いい曲だな、なんの曲だろう?」と思ったら、音ゲーの曲なこともよくあった。

しかし、それらの曲にハマり過ぎると、以下のような弊害がある。
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・昔の音ゲーだとCDもなく、 サブスクにもなく、合法かどうか怪しいYouTubeやニコ動で聴くしかない。
・「最近何の曲聴いてるの?」という話題についていけない。
・「○○が好きなんだ」といっても、誰も知らない。
・音源がないため、他人に勧めにくい。
・カラオケに行ったときに、自分が今一番歌いたい曲がない。
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さらにいうと、ボクのように「音ゲー自体はしないけど、音ゲーの曲が好き」な人間は、さらに肩身が狭い。
実際プレイしていないから、音ゲーファンの輪には入れない。

音ゲーの曲のみにハマるのは、孤独である。
ただし、そもそも音ゲーをやっていなければ、曲そのものに触れる機会がない。
なので、それほど頻繁にハマることもない。音ゲー配信とかを観ることもなければ、触れるきっかけがないのだ。

ただ、稀に何かのMADや動画BGMに使われていて、「いい曲だなぁ、これ何の曲だろう」と思ってしまうともうダメだ。
調べ始めてしまったら、もうYouTubeやニコ動で聴く日々が待っている。
音源がないので、電車の中で動画サイトを無理やりバックグラウンドのして聴くしかない。

共感も得られず、聴き方も限られてしまう。それでも好きになってしまう。
不思議な魅力が、音ゲーの曲にはあるのだ。

真剣なときに限って寄ってくる蚊
こっちくんな。

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