昨今のストロング酎ハイにおける、味と健康の話
ストロング系の酎ハイって、正直飲みにくくない?
8〜9%の酎ハイを「驚くほど飲みやすい」とか「酒を飲んでいる気がしない」という感想を聞く。
だけど、そんなに飲みやすいか?といつも思う。
美味しくないというより、ほとんどの場合が酎ハイとしての美味しさがアルコールに引っ張られている感じがする。
果実の美味しさを重視しているものもあるが、それでも飲んだ瞬間はアルコールの強さに違和感を感じる。
ボクは酒に弱いわけではない、焼酎やウイスキーなどでもストレートで飲める。
だがストロング系は飲みにくいと感じる。
酎ハイとしての味と、アルコールの強さが調和していないのだ。
何年か前に、酒業界ではなんでもかんでもストロング系にすればいい流れがあった。
そのときはビールですらストロング系の8〜9%が発売されて、割とすぐ淘汰されていった。
現在は逆に、「度数が強過ぎる酎ハイは健康面で良くない」という世の流れなので、6〜7%の酎ハイが増えている。
個人的には、酎ハイとしての味とアルコールの強さが調和するのは6〜7%くらいだと思っている。
なので、そこそこの度数で美味しい酎ハイが増えるのは好ましい流れである。
しかし、うちの親はストロング信者で「5%以下はジュース」と思い込んでいる。
昨今の6〜7%の流れも、本音では8〜9%で出してほしいと思っているらしい(酒クズの発想)
こういった顧客もいるので、酒メーカーは味や健康面や価格など、さまざまな試行錯誤をして新しいお酒を世に送り出しているのだろう。
味が良く、ほど良く酔えて、手軽に手に入る酎ハイは、企業努力によって作られているのだ。
それを感謝しながら、先日ジン(アルコール度数40%)をレモン酎ハイ(7%)で割ってみた。
ジンをレモンジュースで割ると美味しいカクテルになると聞いたからだ。
実際、悪くなかった。
どんなに世の流れが健康面を気にしても、酒クズはあの手この手で強い酒を飲むのである。
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