雨の日の憂鬱の8割は濡れることより傘を持ち歩くことの話
雨の日の何が嫌って、傘を持ち歩くことが嫌である。
雨によって服や持ち物が濡れることも相当嫌なのだが、なによりも傘をさすストレスがすごい。
雨に濡れた傘を室内で持ち歩くことも、またストレスである。
かといって、傘を持ってきたのに晴れて、ただの荷物になった傘もかなりのストレスになる。
そのため、少しでも生活に彩りを与えようと、テンションが上がる高めの傘を買ったことがある。雨に濡れると模様が浮かんでくるという、濡れてもちょっと楽しい傘であった。
しかし、買った初日に電車に忘れてしまい、戻ってくることはなかった。
折りたたみ傘を持ち歩いたとしても、雨の日の折りたたみ傘はカバンにしまうとき中がびちゃびちゃになる。
ビニールに入れても先っぽのトゲトゲしたところから突き破るし、破れにくいジップロック的なものに入れようとするとちょうどいいサイズが無い。
最終的には、めちゃくちゃデカいジップロックに折りたたみ傘を入れておき、常時持ち歩くのが一番マルいのだろう。
しかし、折りたたみ傘は一回使って干しておくと、次持っていくときに忘れがちという大きな欠点がある。
どうして傘はあんなに原始的な形から進化しなかったのだろう。
調べてみると、元々は傘は日傘としての用途がメインであり、近代に入るまで「雨が降ったら外に出ない」のが普通だったらしい。
たしかに、雨の日に外に出るのは億劫だし、手を塞いでまで外に出るのは非効率だ。「外に出ない」は最適解かもしれない。
それができれば 苦労はしねェ!!!
結局のところ、傘は「進化する必要がない」から進化しなかったようだ。
しかし、現代では雨でも雪でも外出しなければいけない場合もあるし、ゲリラ豪雨のような急な天候不良も起こる。
そんな中で、いつまで傘は進化しないつもりなのか。傘の進化は急務である。
今すぐに「水に濡れたら溶ける服」が世界のトレンドとなれば、世の中は濡れないための知恵を絞り、傘も4000年ぶりの形態の進化が進むだろう。
トイレットペーパーとかで作られた服、流行らないだろうか。
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