納税意識があろうがなかろうが、どうあがいても税金は取られる話
税について、考えてみませんか?
血圧が高い人はやめておきましょう。
国税庁曰く、11月11日から17日までを税金についてを考える一週間としているそうだ。
その期間のことを、「税を考える週間」と名付けているのだという。
そのまんますぎんか。
「税を考える週間」の狙いとしては、生活と税について考え、納税意識の向上を図ることらしい。
ということで、ボクも税について考えてみた。
だが、「それにしたって税金高すぎんか?」という怒りしか湧いてこなかった。
そもそも、給与明細を見るたびに「税金高すぎんか?」と思っている。改めて考えたところで、結論は変わらなかった。
むしろ、税金について考えないことによって、給与から引かれてる額を見ないようにしてる。わざわざ国税庁から「考えろ」と言ってくるなんて、いい度胸である。
「税がなかったら、社会は回らなくなる」という当たり前の話についても考えてみたが、それにしたって高過ぎる気は変わらない。
そもそも、どの税がどのように使われてるか、ざっくりし過ぎていてよくわからない。
「公共施設に○億円使いました」と言われても、専門家でもない自分が正しいとか間違ってるとか、判断できるわけがないのだ。
正直、多くの人は、「俺らの税金の使われ方はよくわからないけど、まぁいい感じに使ってるんだろうな」くらいの意識で納税していると思う。それでいい感じに社会が回っている。
それを、改めて使われ方について考えると、「いや、それにしたって税金高すぎんか?」という疑問が湧いてくる。
国税庁は税を考えさせることで、納税意識ではなく脱税意識が向上させる可能性を危惧した方がいい。
しかし、日本の制度としては、脱税はバレたら厳しく罰せられる。
税金を払わなければ督促状が来るし、督促を無視したら追徴課税が来る。
ボクもバレない脱税について考えたが、仮想通貨という素人アイデアくらいしか思いつかなかった。
たいして所得がない人間は、税によって取られる額は大きいが、ちょろまかそうとすればもっと取られる。
下手な脱税は、メリットよりデメリットの方が大きい。
なので、小市民であるボクは、諦めて納税しようと思う。せいぜいふるさと納税でもするのが精一杯の抵抗だろう。
これが、国税庁のいう「納税意識の向上」なのだろうか。
脱税のデメリットを考えることで、納税意識を向上させるとは、よく考えられたものである。
…いや、それにしたって税金高すぎんか?