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鹿児島くいだおれな旅行最終日。

とろとろと微睡んでいると、雨音と雷鳴が聞こえた。昨日、海水浴でジェットスキーでバナナボートしたからか、全身が筋肉痛になっていて、起きるのがつらい。

愛され系ツイッタラー5歳さん主宰のオンラインサロンメンバーとの長島大陸(鹿児島)旅行も、今日が最終日。

二泊三日の旅に夏のたのしみを思いっきり詰め込んだら、大人も疲れが出てくる。というか子どものほうが元気かもしれない。5歳さんの息子は、朝7:00くらいかな、トイレに起きたらもう布団に寝転がって静かにゲームをしていた。元気だ。

9:00までにみんなで起床して、5歳さんがつくってくれたナポリタンとチキン南蛮を食べて、長島大陸の「あさひや」を後にした。また来ようと当たり前のように言い合っていたし、カイくんも今日一日まだ付き合ってくれるので、さびしさはない。出発のときには朝には打ちつけていた雨は止んで、晴れ間がのぞいていた。

桜島を観に行こうか、と言っていたのだけど、結局くいだおれツアーになった。

お昼ごはんは「鶏飯」。けいはんと読む。とりめしとは違う食べものだった。茹でて割いた鶏肉や錦糸卵などの具を白いごはんの上に乗せて、鶏のスープをかけていただく。

このスープがぎゅっと鶏の旨みが詰まっていて、柑橘がほのかに香るので旨みが濃くても飽きずに食べられる。

それから、次は白くまを食べに市街地へ。

お店の外観からして「白くま感」がはんぱない。

お腹がそんなに空いていなかったので、友だちとふたりで黒糖味の「黒熊」をシェアして食べた。ちょっと見た目は地味だけど、それもまたいい。

ふわふわの氷に、あっさりした黒糖でさっぱり。きな粉とナッツ、白玉もトッピングしてあって、底にはあんこが隠れていて、飽きずに食べられた。

それから、桜島を眺め、幕末の鹿児島についてカイくんのガイドを聞きながら、車を走らせ空港近くへ。

たどりついたのは、はじまりの店「サンライト」。初日に訪れた空港からすぐのチキン南蛮がとてもおいしいお店である。ここのカツカレーがまたおいしいとカイくんに聞いて、締めくくりに選んだ。

でかい。一日食べっぱなしだったのに、ここに来てこのサイズ。でも量が多めということはわかっていたので、女性3人でシェアして食べた。カツはお肉がしっかりしていて衣は薄くてサクサク。カレーもよく煮込まれていて、辛すぎずみんながすきな味だった。

それからすぐ近くの鹿児島空港へ。

ここまですべての食べものを一人前ずつ食べてきた5歳さん、すごいと思う。

おみやげを買って、みんなと「次のオフ会で会おう」と手を振って別れて、もう機内。いま、機内Wi-Fiを使ってnoteを書きあげている。

いつもひとり旅には終わってみると意味があるけれど、みんなでワイワイする旅行って、どうなんだろう。ふとそんなことを思った。ひとり旅は、体験と思考がつねにセットであふれかえる。みんなで過ごす時間は、楽しいキャッチボールが増えるぶん、考える時間は減る、気がする。

あらためて、旅行の終わりに考えてみる。いろんな景色や感覚が、フラッシュバックする。この旅の意味は。

長島大陸を知れたこと。

それがいちばんかなあ。もし無職になったり、恋人に裏切られたり(いまは相手いないけど)、すごくつらいことがあったりしたら、長島大陸へ行こうと思う。ここにはカイくんがいて、海も山も食べものも温泉もすべて揃っている。そう思うと、なんだか怖いものなんか、なにも気がする。

無敵の島、長島大陸。

次はいつ来ようかなあ。もっと鹿児島のことも知りたいし、桜島にも行ってみたいし、九州ぜんぶを周りたい。

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栗田真希
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。