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やっぱり髪を切ってよかったなあ。

参った、何にも書くことが思いつかない。でも書いてみよう。うーん。

今日の夜、仕事終わりに美容室に駆け込んだ。このお店に通うようになって、4回目。かっこよくて大人なお姉さんに切ってもらっている。とっても上手だ。長かった髪を2ヶ月前に短くしたのは3回目に切りにきたときだった。

「くりたさん、最初に来たときも、もう切りたいって感じだったのに、まだ心の準備ができてなかったんだよね」

お姉さんに言われて、そうだったのかあ、とじぶんを思い返す。なんであんなに頑張って、髪を伸ばしていたんだっけか。過去のじぶんに意識を巡らした。

長い髪というのはケアに時間がかかる。シャンプーの量も多いし、ブラッシングや乾かす時間も増える。痛みやすくもなるから、洗い流さないトリートメントやオイルをつけたりすることも必要になる。そういうのが、いいなあと思っていた。めんどくさがらずに、じぶんをかわいがる。

それから、髪が若いうちに、また伸ばしてみたいなあと思っていた。髪を染めていないのでたまに白髪を見つけるのだけど、白髪ってもんをわたしはナメていた。「白くてきらきらしていてきれいだなあ」と思っていたけど、色だけじゃないのだ。なんだか白髪は、ふつうの髪よりも太かったりうねったりしてるヤツが多い。わたしだけかな。だから、白髪が増えて、うねうねの髪になる前に、まあまあ言うことを聞いてくれる今のうちに、伸ばしたかった。

なんだこの理由は、なんていうどうでもいい理由で伸ばしていたんだ。

美容師さんにはこんなことはもちろん語らず、ただ「短くしてよかったです、ラクで」と笑った。

事実、ほんとうに短くしてよかった。ストレスが減った。シャンプーは2プッシュしていたのに1プッシュでも多いくらいだし、乾かすのもあっという間。このあいだの大阪旅行ではゲストハウスに泊まってたので、シャワールームを占拠したり洗面台で延々と髪を乾かすなんてことにもならないですんだ。

また、今日も髪を短くした。

ここまで延々と書いてきて、じぶんで「あれ?」と思った。この理由たちだけで伸ばしていたわけじゃなかったな。すごく恥ずかしいことをいうと、わたしは長い髪に「女性らしさ」を求めていたんだと思う。笑っちゃうほどテンプレートだけど。髪が長いだけで、印象は少しは変わる。相対するひとの対応もほんの少しだけ変わる。

でも、それがなんだっていうのだ。

わたしは周りからどう見えるかより、じぶんがしたい髪型で生きたい。そう気づけたのは切ってからだった。

ヘアワックスをつけて、ピアスをして、申し訳程度にメイクをして、これくらいがちょうどいい。

あなどられることもあるわたしの見た目を、「そのほうがいい、ひとが素でどんなヤツかわかるから」と真顔で言ってくれたひとがいた。たしかに、見下してくるひとはいても、ヘンにおべっかを使われることはないかもしれない。そして、そのほうがいい。

わたしはわたしのしたいようにショートヘアーで、飾らずに、うんざりする日にもせめてパパッとシャワーは浴びて、暮らしていこう。


なんだ、書くことないと思っててもなんとか今日も書けました。ではまた明日会いましょう。

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栗田真希
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