どういうつもりなのだ!?

男女平等111位の国で女性フリーランスが警察に留置所に入れられたら、世間の注目を集めることで彼女の身を守るしかない。ろくでなし子さんは実際はどちらかと言うと振るまいが控えめの人だ。(講演の最初にはにかみながらろくでなし子でーすと言うのが印象的)

そもそも、だ。警察がいきなりガサ入れしたり留置所に入れたりして、ろくでなし子さんが大人しくなるか反発するかを確かめて嗜虐的に楽しんでいたのだ。リベラルと言われる奴等は何故かそこを批判しないし、元しばき隊の松沢呉一に至っては警察を擁護する始末だ。北原みのりは香山リカとの対談で

“再逮捕を招いた(ろくでなし子さんの)闘い方”なんて決めつけるし、元しばき隊ののいほいは支援者に“スケコマシフェミ”とレッテルを貼るし(スケコマシはお前だろ)、無茶苦茶である。釈放後は上野千鶴子は“性的に無防備だからフェミは彼女を助けなかった”とセカンドレイプした。リベラルやフェミは、男女平等111位の国で女性フリーランスが警察に拘束されることの深刻さを全く解ってない。ろくでなし子さんが裁判をアートにしたのは、表現者の矜持のみでなく、自衛の側面もあった。元しばき共やジャップフェミの目論見通りに“ろくでなし子(さん)自業自得論”が蔓延したらろくでなし子さんは小林多喜二の様に殺されてたかも知れない。そこまでいかなくても、机を叩かれたり、作品を目の前で叩き割られたり、顔にあざができてたかも知れない。そうならなかったのは、署名呼び掛け人が松沢のいちゃもんに負けなかったり、弁護団有志が集まったり、支援者がスケコマシのいほいなんかとは違ってそれなりに紳士的で清義明みたいなセクハラ発言をして彼女を傷つけなかったり、ろくでなし子さん自身が折れなかったからだろう。結果論だ。元しばき隊の支援者レッテル貼りや、北原みのりや上野千鶴子の自業自得論が上手く行ってたら、警察は遠慮なく彼女の頬をぶっ叩いていただろう。

非対称性が明らかである事案の非対称性をリベラルが否定してそれを喧伝するというのは殺人に等しい。松沢ものいほいも北原も上野も、警察というものが思想としての牙を向いたらどうなるか、知ってた筈だ。

一体、どういうつもりなのか?!

思想性を持った警察に個人が囚われてたら、世間の関心を以てそれを監視し、警察の振るまいが衆人環視下にあると世に知らしめ、その個人を守るしかない。
リベラルの大原則だ。松沢、のいほい、北原、上野、が、それを知らない筈が無いだろう。
本当に、一体、どういうつもりなのだ!?