買ってよかったものリスト そのいち ~SONY MDR-7506~
はじめに
新曲『Buddy』お聴きいただきありがとうございます。
聴いていないかたは耳がお暇でしたら是非どうぞ。
さて、一息ついたところなんで息抜きに記事書いていいですよね?
ということで企画が続くかはわかりませんが長年愛用しているもの、また最近買ってよかったものの話でもしようかと思います。
・ここすきポイント『滲み感』
最初の一個目は楽曲制作には欠かせません、モニタリングヘッドホンです。
4年前にサウンドハウスで購入。
僕はアレンジからマスタリングまでヘッドホンで作業します。
ニアフィールドも持っていますけど、チェック用として使うことがもっぱらです。
僕の場合、ヘッドホンに求める性能は適度な『滲み感』です。
音が完全に分離してしまうと楽器同士の干渉が分かりづらくなってしまうので、特にミックスダウンするときは滲んでくれたほうがやりやすいです。
・ここすきポイント『使い勝手・音場』
また、リスニングにも使えます。
引っ越してからはニアフィールドを使ってますが、前の家はあんまり好き勝手に音を出せない環境だったのでこれとfinalのイヤフォンでリスニングしていました。
サウンドの傾向としては本当SONYのスタジオヘッドホンといった感じのフラットな音場です。
ちょっと高域の広がりがあるなっていうぐらいで、特に膨らんだところのない癖のない音。
楽器同士がちゃんと混ざり合うので、その緩さをどう判断するかといったところで好みが分かれると思います。
側圧も低いので、長時間の使用でも疲れにくいです(とはいえ耳は大事にしましょう)。
今のところ改造したり修理したりはしていません。去年イヤーパッドを交換したぐらいです(純正)。
・赤帯青帯論争所感
余談ですが、この手の話になると大体900stの話になると思います。
個人的に、7506と900stは全然目的が違うんですよね。
900stは完全にフラットであり、完全な解像度を持ち味としていて、それはなんのためかといえば録音時の粗探しをするためで、そういう意味合いでのモニタリング。
そして繰り返しになりますが、7506は音をまとめたとき何が起きるかを明確にし、それをモニタリングするための道具だと考えています。
なぜ演奏家のほとんどがギターを使い分けるかといえば、楽器ごとの特色を理解して、目的を把握しているからと同じことだと思います。
なのでどちらが優れているという議論は不毛ですよね、それにモニタリングヘッドホンを作っているメーカーはSONYだけではないですから。
もっとも、in the boxミキシングのプロはMacbook Proにイヤフォンで完璧な2mixを作り上げてしまうんですがね……。
・おわりに
マシュマロもやってますので、他にどういう道具を使っているか気になるかたはどんどん質問していただけると僕が喜びます。
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それではまた~。