ドトウとシャトルに会いに行く(後編)
前編はこちら
静内エクリプスホテルに宿泊して起きたところからスタートです
-2日目-
朝起きてホテルの朝食バイキングを優雅に食しながら9:45から見学開始のノーザンレイクさんに向かうまでダラダラしていてもいいはずだった、しかし私は6:00に起きて朝食券をガン無視し、昨日行った浦河方面に車を走らせるのであった...
王蔵牧場へ
見学可能時間7:30~10:00
の王蔵牧場へ向けて朝から車を走らせる
やることは1999の安田記念、マイルCSの王者、エアジハードを見に行くためだ。
ちなみに王蔵牧場さんは見学3日前までに見学の予約が必要で、特定曜日とセリがある日は見学が不可、かつ生産牧場なので見学には細心の注意が必要だ。
王蔵牧場
王蔵牧場さんに到着して案内のスタッフさんがいるので、指定位置に駐車。
スタッフさん「放牧地入ってもいいですよ」
私「マジすか!?」
しばらくご飯を食べてから勝手に出てくるとのことで、しばらく放牧地で立ち尽くしていると彼が出てくる。
うおおおおおおおおお
かつてグラスワンダーとバチバチに競り合った名馬が本当に目の前にいる。
しかもお触りまでOKとのことだ。
わしゃわしゃと撫でてやると、さっきまで砂浴びしていたので手が砂まみれになる。
めちゃくちゃ大人しいし、
頭を擦り付けてきて超可愛い。
もともとやんちゃだったようだが、去勢してからは大人しくなり甘えん坊になったそうだ。
しばらく草や土を食べているのを見てから8:00になる前に撤退することにした。
(土を食べるのは最近の悪癖で困っているようだ)
エクリプスホテルへ
特に書くこともないが、さっき来た道を戻っていく。
時間がなければノーザンレイクに直行することも考えていたが、想定していたよりずっと早く戻ってこれたのでホテルの朝食券を使うことにした。
この地点で8:40くらいだ。
既にチェックアウトしているので、もう部屋に入ることはできないが、朝食バイキングには参加出来た。
豚汁がめちゃくちゃ美味かった。
ノーザンレイクへ
本編である。
朝食を終え、9:10くらいだが余裕で多分間に合う。
かなり入り組んだ奥地にあるため、道中のサラブレッド銀座駐車公園で時間つぶしも兼ねて場所に確認。
どうやらカーナビに設定した番地だと別の場所を指す。
ここばかりはgoogleMapに頼ることになりそうだ。
9:30近くになり移動を開始。
砂利道を走っていると、記事で見かけたノーザンレイクさんの看板が見えてくる。
本当にやってきたんだという実感が湧いてくる。
あと道幅がないので、見学予約していない限り砂利道も入っては行けない。
牧場に近づいてくるとスタッフの方が大きく手を振って誘導してくれる。
指定の位置に駐車して、本人確認を済ませたらいよいよ彼らとご対面。
昼間の暑さゆえ、最近は朝に放牧して自分らが来る頃には集牧し終えたあとのようだ。
厩舎の外からは見えなかったが、中に入るとタイキシャトルが顔を出していた。
扇風機の風にずっと当たっている。
カッコイイおじいちゃんである。
そしてこのために北海道へとやってきたと言っても過言ではない、メイショウドトウとのご対面......なのだが微動だにしない。
声をかけると耳は反応はしている。
しかし1歩も動かない。
どうやら放牧後で眠いらしい。
表に出ると微動だにしないドトウの反対側が見れる。
なんという脚とケツだろうか
とても26歳には見えない。
タイキシャトルもだが、最近は青草食べてドトウもシャトルも毛艶とハリが戻ってきているらしい。
あとその場で聞いた話だが、ドトウは痒いだけかもしれないが尻をどこかにくっつけていると安心するのかもしれないとのこと、よくよくノーザンレイクさんからの写真を見返すと確かに柵に尻をつけている場面が多い。
20分ぐらいドトウが微動だにしないので、ノーザンレイク佐々木さんや、当日ボランティアスタッフで来ていたG1ショータイムの中の方とお話しながらノーザンレイクの女子チームやタイキシャトルと遊んでいたら、その時は突然訪れた。
なんとドトウが目の前で丁寧に脚を折りたたんでドスンと座った!!
熱いファンサービスに他見学者もスタッフも(珍しい光景だったらしい)歓喜の声をあげ大興奮。
とても眠いみたいだが、見学者にも興味はあるのか起きたりウトウトしたりを繰り返していた。
しばらく眺めていると仕方ねーなと言わんばかりに立ち上がり、ファンサービスしてくれるドトウ。
ちょっと近づくと首を伸ばしてきて服を器用につまんで構え構えと引っ張ってくる。超可愛い。
その後反対側に顔を出してくれて濃厚なドトウタイムを過ごす私
タイキも反対側に顔を出してくれて遊んだ後に2頭の名馬に見送られつつ、ノーザンレイクを後にした。
個人的超大満足だ。
ヴェルサイユリゾートファームへ
見学が終わって10:30ほど
車を返すのが17:00前まで。
まだ時間はあるのでゴールドシップ等がいるビッグレッドファーム明和牧場に行っても良いのだが、見学時間が14:00~16:00になっている。
ゴールドシップが敷地の一番奥にいるのも踏まえ、車の返却時間までに新千歳方面に戻れるのか怪しかった。
ここは断念して新千歳空港からすぐそこのノーザンホースパークに行くか。
そう決めてから行き先を検索した際にあることに気づく。
ノーザンホースパークやってなくね?
営業時間を見ると営業外との赤文字が。
そうか、明日セリがあるのか....そうなると準備やら何やらあるのかもしれない。
そもそも行くことができないのか不勉強なので理由はわからなかったが、既に車を走らせているので特に行くあてもなく、昨日向かったヴェルサイユリゾートファームに向かうのだった...
ヴェルサイユリゾートファーム2回目
11:30と思ったより早くついたので、見学手続きをしてからしばらくとダラダラ。
ただ無策でここに来た訳でもない。
そう、引き馬体験に目をつけていたのだ。
アドマイヤジャパン、ヒルノダムール、ビービーガルダン。
どの馬も競馬史をかじっていれば必ず聞いたことのある名馬だ。
時間はギリギリだったが引き馬体験をすることができた。
乗せてもらうのはヒルノダムール。
マンハッタンカフェの子供であり、オルフェーヴル、トーセンジョーダン、エイシンフラッシュと一線で叩きあった2011年の春の天皇賞馬だ。
まさか自分がG1サラブレッドに乗ることになるとは....
いざ引き馬が始まると歩いているだけなのに揺れる揺れる...
騎手ってすごいんだな、なんて思ったりしてた。
馬場を3周したら引き馬は終了。
1周事にダムールが もう終わりでしょ? みたいに立ち止まって確認しているのが可愛かった。
名馬中の名馬に乗れる貴重な体験が3000円でできるのは全然値段が気にならなかったし、むしろ安いと思った。
しばらく時間つぶしにダラダラとyogiboクッションに身を沈め馬達と遊んでいると
施設内に"ヤツ"の声がこだまする。
向かう先はタニノギムレットの放牧地だ。
間違いなく暴れている。
面白半分で見に行った時に衝撃の映像が撮れてしまった。
例によって柵を破壊するギムレット
当動画あともローズキングダムと併せ馬が始まり大暴れ。
恐ろしいファンサービス(?)を見れたことに満足し、ヴェルサイユリゾートファームを後にした。
エピローグ
少し早いが14:00には出発し、車を返しに行く。
日高自動車道を通り新千歳方面へ。
ガソリン満タンで返さなくてはいけないので、指定のガソリンスタンドで給油。
値段にして2500円。思ったほどではなかった、というか400kmほど走った気がするのだが、まだメーター的には2.5割ほどは残っている。やるじゃないかタントくん。
15:00前には早いのだが、車を返却して、今日の宿泊先である札幌方面へ。
翌日月曜の朝に帰るので車なしの場合のアクセスを考えて札幌にしておいた。
¥ホテル代 -5000円
札幌のホテルは安くて設備のいい所が多い気がする。
新千歳空港から電車に乗り札幌方面へ1時間も経たずに電車に乗ればすぐに着く。
札幌駅から南に10分ほど歩いたところのホテルへチェックイン。
この時点でクタクタで、かろうじて夕飯を食べに行き、たいして観光もせずに爆睡した。
3日目 月曜は朝起きてから直ぐに空港へ。
9:00初の飛行機に乗るために空港で海鮮丼を平らげて成田空港へと向かった。
¥ 帰りの飛行機 -18000円
心残りとしては、想定以上に馬を見に行くことができたのだが、やはりゴールドシップとナイスネイチャに会えてないところが心残りかもしれない。
ゴールドシップは割といつでも見れそうなので見送ったところもあるのだが、言ってしまえばナイスネイチャも34歳でおそらく長くは無いはずだ。
twitter等ではまだ元気な姿を見せて貰っているが、やっぱり見れる時に見ておきたい。
また北海道にリベンジする機会があれば見に行きたいと思う。
(ナイスネイチャのところは見学可能なのは平日のみ)
あとまたドトウとシャトルをみたい。
おわり。
以上が旅ログ。
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